「こんな話・・・もう私びっくりしちゃって!」そう口火を切った小川さん。正直でお喋りすぎる夢見がちな“僕”を都合よく操るナースチェンカがどうしても許せず、遂には「あの女!」呼ばわりしていらっしゃいましたね。いつも若い男の子の味方なだけに、相当ご立腹の小川さんでした。本命がいる女性に「まぁこの際2番目でもいいか」と振り向いてもらえそうになったら、本命が現れてあっさりふられた、というシンプルなお話です。それでも失恋物語の最後にありがちな自暴自棄になるのではなく、「まぁいい経験になったわ。あの子も幸せになれますように!」とあくまで前向きな僕。いじらしいといえばいじらしい、おめでたいといえばおめでたい、実に希少価値のある主人公です。
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