小学生の時、あのオドロオドロしい表紙がなんとも魅力的で、江戸川乱歩シリーズを求めて図書館に通い詰めていた私。今回本当に久しぶりに『怪人二十面相』を読みましたが、あの頃のドキドキ、少年探偵団や明智小五郎への憧れなどが実に鮮やかに蘇ってきました。特に小林少年の「探偵七つ道具」が欲しくて、とにかく小さいものを!とペン型の顕微鏡を祖父にねだって買ってもらったことなどを思い出し・・・でも今回気が付いたんですが、望遠鏡はともかく、探偵業に顕微鏡って全然必要じゃありませんよね。その辺りの“思慮浅さ”は子供の頃も今もまったく変わっていない藤丸でした。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |