空気を読めない怠け者だった太郎。行方不明のあやと母親を見つけ出したいというのが腰を上げるきっかけでしたが、旅をするうち様々なことを吸収。遂には世のため人のためになる大志を抱き、見事それを達成します。「気は優しくて力持ちだし、太郎って実は物凄くいい男なんじゃ…?」 普段、文学の中のダメ男ばかり発掘している小川さんと私は、突然のナイスガイの登場にちょっと戸惑い気味。ラスト、子供と思われた龍の子太郎とあやが結婚したのにはド肝を抜かれましたが、これは松谷さんからの「男の子はこういう人を目指し、女の子はこういう人を見つけましょう」というメッセージだったのでは?…考え過ぎでしょうか。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |