メッセージ
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空気を読めない怠け者だった太郎。行方不明のあやと母親を見つけ出したいというのが腰を上げるきっかけでしたが、旅をするうち様々なことを吸収。遂には世のため人のためになる大志を抱き、見事それを達成します。「気は優しくて力持ちだし、太郎って実は物凄くいい男なんじゃ…?」 普段、文学の中のダメ男ばかり発掘している小川さんと私は、突然のナイスガイの登場にちょっと戸惑い気味。ラスト、子供と思われた龍の子太郎とあやが結婚したのにはド肝を抜かれましたが、これは松谷さんからの「男の子はこういう人を目指し、女の子はこういう人を見つけましょう」というメッセージだったのでは?…考え過ぎでしょうか。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2015年6月21日
宮本輝
『螢川・泥の河』

2015年6月14日
『イソップのお話』
2015年6月7日
プーシキン
『スペードのクイーン』

2015年5月31日
安岡章太郎
『海辺の光景』

アーカイブ
赤鬼と青鬼のタンゴ/石原慎一
龍の子太郎はユーモラスなシーンも多い本なので選びました。
山子歌/松田美緒
松田美緒さんが日本の伝承曲にとりくんだ「クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する」というCDブックから。これは秋田県鹿角市に伝わる山とともに暮らす人々の歌。「龍の子太郎」には、山で暮らす人たちの苦しみもテーマになっています。
銀の龍の背に乗って/中島みゆき
お母さんと太郎が岩にぶつかっていくシーンを思って。
 
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