これまで幾度と無く映画化、テレビドラマ化されているこの作品。実は1978年公開の映画版を子どもの頃観て、生まれて初めて「感動して泣く」という体験をした、私にとっては忘れられない物語です。大人になった今、改めて読んでみても泣ける泣ける・・・。特に「犬が笑う」「犬のため息」という犬独特の表情や行動の描写が秀逸。「ああ、うちの犬もするする」と共感して、ラッシーの頑張りを我が(犬の)ことのように応援したくなってしまいます。小川さんも今は亡き愛犬・ラブちゃんの病の時の表情を、傷ついても静かに賢く対処するラッシーと重ね合わせて、懐かしそうにしていらっしゃいました。
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