メッセージ
today's topic

「何かの時だけむやみと飾り立て、平常はぞんざい」「死んだ食器を使っていては料理が台無し」「味に自信ないと料理に無駄な手数をかける」などなど、主婦には耳が痛い手厳しい言葉が満載の一冊。「三度三度自己満足できない食事では、すますことができない」という魯山人を見ていると、毎食こんなに料理と真剣に向き合って、ストレスは無かったのだろうかと心配になりました。ところで沢山の美味しそうなレシピが出てくる『魯山人の食卓』で私が一番心惹かれたのは納豆雑炊(西国出身の小川さんにとっては「絶対に食べられない」一品だそうですが)。“美食”と言ってもやみくもに高価なものを食べることではない、というのを教えてくれる逸品です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年10月13日
ジャン・コクトー
『恐るべき子供たち』

2013年10月6日
横溝正史
『犬神家の一族』

2013年9月29日
辻邦生
『安土往還記』

2013年9月22日
正岡子規
『子規句集』

アーカイブ
心うきうき Struttin With Some Berbecue/ルイ・アームストロング
魯山人好みの新橋の寿司屋新富。「本店のおやじがジャズ調であるのに反し、支店は地唄調」。そこでジャズから1曲。おいしいものを食べると心がうきうきしますね。実は、タイトルに「バーベキュー」が入っています。
江戸っ子寿司/美空ひばり
魯山人が陶芸にうちこんだ鎌倉の家。訪ねた人が黒板に「美ヒバ七時三十分」と書かれているのを見たそうです。美空ひばりがテレビに出る時間のことだったのです。(白崎秀雄「北大路魯山人」)
愛 Know マジック/米米クラブ
「寿司の上等も最上の米が第一」「ほんとうにうまいものを食べたいと思う食通は、まず飯を吟味しなくてはならぬ」という魯山人の言葉から連想したのは、米米クラブ。魯山人の美味しいものを追求するラブを感じながら。
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。