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「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」という強烈な句でそのキャラクターを表現されてきた織田信長。これまでは、かっこいいけれど行動が予測できない恐ろしい人物と思い込んできましたが、『安土往還記』の信長は“理にかなう”ということを何よりも重んじた人物として描かれていて、その激しさも今までになくすんなり受け入れることができました。(むしろイタリアからやってきた船乗りにしか理解されない深い淋しさを持った信長に、いつしか胸キュン…?!)そしてヨーロッパの最も壮麗な宮殿にもひけをとらなかったという安土城について、「一目見たかったですねぇ」と小川さんとしみじみ残念に思いながら本を閉じました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年9月22日
正岡子規
『子規句集』

2013年9月15日
シュトルム
『みずうみ』

2013年9月8日
水上勉
『越前竹人形』

2013年9月1日
スティーブンソン
『宝島』

アーカイブ
オルティス:「甘き想い出」によるレセルカーダ/平尾雅子ほか
大殿はよく宣教師館に立ち寄って生徒たちの合奏する音楽を好んで聴いた。という記述にちなんで選びました。実際にヴィオラ・ダ・ガンバやチェンバロ、ギターやヴィオリンの祖である楽器が学ばれました。
ジョン・ブラウン:サルベ・レジーナ/タリス・スコラーズ
聖母マリアのための聖歌。生徒たちの寡黙でまじめで冷静で勤勉な様子が思い浮かびます。15世紀、イギリスのジョン・ブラウンの作曲です。
地図のない旅/佐野元春
大殿の人生は地図のない旅でした。アルバム「サン」のブックレットにはこの曲の歌詞とともにルネサンス時代の地図があります。
 
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