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「どんな風流なお話が展開されるのかしら」と期待してページをめくったのですが、そこに繰り広げられていたのは下ネタのオンパレード!題名にもエッチな由来があり、小川さんと2人「箪笥の上に風鈴を置く仕掛けって???」と仕組を真剣に考えてしまいました。しかし木山捷平の下ネタはいやらしくないのが不思議なところ。それはたぶん愛に満ちたあとがきを書かれている、妻のみさをさんの存在が大きかったのではないでしょうか。小説の中にも度々登場するみさをさん。彼女の「はいはい。しょうがない人ですねぇ」という笑顔に支えられて、木山捷平はのびのびと自由な作品を生み出せたような気がしてなりません。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年7月14日
松岡享子
『じゃんけんのすきな
女の子』

2013年7月7日
ディック・ブルーナ
『うさこちゃんとふえ』

2013年6月30日
ジョージ・オーウェル
『動物農場』

2013年6月23日
大城立裕
『カクテル・パーティー』

アーカイブ
くだらないの中に/星野源
「鳴るは風鈴」の主人公はくだらないの中に生きていました、と小川さん。くだらないの中に愛がある、という曲です。
長屋の路地に/高田渡
木山捷平の詩に高田渡さんが曲をつけました。木山捷平は最初詩人としてデビュー。わかりやすく深刻にならず、言葉のセンスが独特ですばらしい、と小川さん。
あなたなしでは(SinTi)/トリオ・ロス・ビヒランテス
この曲のように妻のみさをさんなしでは生きていけない、という捷平だったのではないでしょうか。かつて日本でも流行したラテンナンバーです。
 
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