2人が旅したマラウイ周辺が一体どんな場所なのか、これまで良く知りませんでしたが、たぶん旅行でも見ることができない「裸の」アフリカを体感させてくれるのがこの作品なのではないでしょうか。幻のウナギ・ラビアータを採取するまでエンドレスで続く2人の旅は、読み手にとっては抱腹絶倒ですが、本人たちにとってはまさに苦行。研究者というのは頭脳だけでなく超人的な忍耐がなくては務まらない職業なのですね。それにしても2人がアフリカで遭遇する、激烈なトイレにまつわるエピソードが多いこと多いこと! その部分だけ読んでも、2人の心の強さが伝わってきます。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |