メッセージ
today's topic

佐藤春夫は谷崎潤一郎の支えがあって、この『田園の憂鬱』を世に送り出すことができた、という話になりましたが、実は小川さんにもそんな存在の方がいらっしゃるのだとか。それはあの吉行淳之介さん。小川さんがまだ新人作家で、芥川賞の選考から漏れてしまった時に、「私にはあなたの作品がよくわかりました。でも他の人が理解しないからといって『それでもいいや』と開き直らないでください」という趣旨の手紙をくださったのだそうです。なんて素敵な関係! 吉行さんの人間的魅力が垣間見えるエピソードを、特別に教えて頂いちゃいました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年3月31日
アントニオ・タブッキ
『インド夜想曲』

2013年3月24日
アーノルド・ローベル
『ふたりはともだち』

2013年3月17日
福永武彦『草の花』
2013年3月10日
三浦哲郎
『ユタと
ふしぎな仲間たち』

アーカイブ
サン・サーンス 交響詩「死の舞踏」/ロリン・マゼール、フランス国立管弦楽団
夜、家に入ってくる蛾に心乱され、自分を重ねる主人公。「それがランプのすぐ近くで、死の舞踏のような歓喜の身もだえする・・」という1行にちなんで選びました。
しぐれに寄する抒情/錦織健
主人公と同じく、佐藤春夫自身も詩人でした。彼の詩に大中恩が作曲しました。

Kiss From A Rose/シール
「おお、薔薇、汝、病めり」と嘆き、薔薇に自分を重ねるラストシーン。この曲の歌詞は♪のめり込むほどに奇妙な気分になる♪

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。