メッセージ
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いつも沢山のメッセージ、ありがとうございます。今回番組でご紹介した「授業などで名前を聞いたことはあるけれど、読んだことはない作品が多い」というメッセージ、私も身に覚えありまくりです。特に今回の『狭き門』はページ数が少ない作品なので、夏休み、「楽に読めそうだから読書感想文を書こうかなぁ」と不純な動機で手に取るものの、あらすじが難しげでいつも断念。何度本棚に戻したことか!そんな情けない思い出いっぱいの作品でしたが、文章が美しく、主人公の恋の行方も気になって、思ったよりすいすい読めてしまいました。ラジオの前のあなたにとっても、この番組が食わず嫌いしていた本を読むキッカケになれたら嬉しいです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2012年11月11日
川端康成『古都』
2012年11月4日
『平家物語』
2012年10月28日
戸川幸夫
『高安犬物語』

2012年10月21日
カルロ・コッローディ
『ピノッキオの冒険』

アーカイブ
ショパン:マズルカホ短調作品17-2/アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
アリサの母は夕食のあと「ショパンのゆるいマズルカを弾いていた」と。ジッドはショパンについての著作「ショパンについての覚え書き」も出版、自らもかなりの腕前でした。
ドビュッシー:「私の心に涙が落ちる」ヴェルレーヌ(詩)/フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)
♪これはこれ最悪の苦しみ♪ヴェルレーヌのランボーへの有名な詩は、ジェロームとアリサの想いにも。ジッドは25歳年上のヴェルレーヌ、7歳年上のドビュッシーとも交流がありました。

恋心/エンリコ・マシアス
♪愛を無理に生むことはできない、その火を消すことができるのは忘却という水だけ♪ジェロームは一生アリサへの恋心を抱き続けるでしょう。

 
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