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愛らしい犬、というのはこれまで取り上げた作品の中にも度々登場しましたが、ここまで男気あふれるカッコイイ犬というのはチンがダントツなのではないでしょうか。山奥で猟師と共に熊に挑み、病の時は麻酔なしで手術に耐える。他の犬の挑発もスマートにいなし、人間の子どもを救って感謝されても「礼はいらねぇよ」とそしらぬ顔。うーん、どこまでもワイルド、どこまでもクール! チンが人間だったらさぞモテたことでしょう。そんなチンを愛した人間達との交流を描いたこの作品。最後、剥製になったチンのひどい姿を見て、チンをかわいがっていた木村屋さんが思わず笑ってしまったというシーンに、彼らの大きな愛情を感じて、ほろりとさせられました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2012年10月21日
カルロ・コッローディ
『ピノッキオの冒険』

2012年10月14日
近松門左衛門
『冥途の飛脚』

2012年10月7日
エリザベス・
ギルバート
『巡礼者たち』

2012年9月30日
安房直子
『きつねの窓』

アーカイブ
山形木挽唄/町田忠雄
吉とチンのことをきこりのおじさんに聞くというシーンがありました。山の景色が思いうかびます。
犬にインタビュー/ムーン・ライダーズ
チンにも話を聞きたかった、と思って選びました。

嘆きの淵にあるときも/岡林信康
自然とともに生きていた吉とチンをイメージしました。♪季節の流れ瞳こらし、命の言葉聞きとるなら、すべてをゆだねこの身をまかす♪

 
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