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12世紀の源平の争乱を描いた平家物語。冒頭部分は古文の授業で憶えますし、厳島神社は観光名所、そして大河ドラマは『平清盛』。古典文学の中でも特に馴染みのある作品なのではないでしょうか。武田友宏先生の解説にも、平家物語には現代の私たちに身近な苗字の人物が登場し、共感を憶える部分が多い、とありますが、恋愛でボロボロになったり、上司の命令に怖じ気づいたり、陰口を言ったばかりにひどい目にあったり・・・と、平成の世に生きる私たちにも思い当たる事件も満載です。テキストの付録の「源平合戦略図」を見ると日本全国大部分を使って戦いを繰り広げていたことがわかる源氏と平家。あなたのご先祖様も、もしかしたら合戦の行方を遠巻きに眺めていたかも知れませんよ。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2012年10月28日
戸川幸夫
『高安犬物語』

2012年10月21日
カルロ・コッローディ
『ピノッキオの冒険』

2012年10月14日
近松門左衛門
『冥途の飛脚』

2012年10月7日
エリザベス・
ギルバート
『巡礼者たち』

アーカイブ
祇園精舎/館山甲午(語り、平家琵琶)
文章では知っている冒頭の1節、どのような節回しで歌われていたかを聞くと、そのゆったりとした風格にうっとりします。館山甲午さんは1989年に亡くなられた無形文化財。
地獄へ道連れ/クイーン
地獄へいくのは当然と覚悟して死んだ清盛、つづく女もこどもも道連れにされた合戦などをタイトルからイメージしました。

明日世界が終わるなら/中島美嘉
追い詰められ行き場をなくしていく一人一人の物語、として「平家物語」を読み終えました。

 
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