「登場人物が多いので、色々な立場から戦争や死について考えることができる一冊」そんな小川さんの解説からスタートした本日のオンエア。どの登場人物の行動、言葉を一番身近に感じましたか。ところで主人公は小学6年生という設定ですが、「子どもの素直さ」と「大人の理解力」を併せ持つ“小6”という年代の女の子を、この物語の中心に据えた絶妙さには、ページをめくるたび敬服してしまいました。そんな主人公を温かく見守る先生の姿勢に一石を投じる同級生の手紙もまた、“小6”にしか書けないまっすぐで素晴らしい内容。教師であった灰谷さんだからこそ描ける世界がそこに広がっていました。
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