血のつながらない祖母と土蔵で暮すという、特殊な環境で育った少年・鮎太が、思春期、戦争、結婚などを経て大人になっていく様を描いた『あすなろ物語』。収録されている6つの短編には、「絶対冴子にだまされて心中するハメになったんですよ!(小川さん談)」と物議をかもすような、印象的な女性たちが登場します。小川さんと私は、鮎太が就職した新聞社の先輩の妹・清香がお気に入り。控えめでいながら、情熱的で時に大胆。でも生き方がサッパリしていて「(鮎太は)清香と結婚すれば良かったのにぃ」と親戚のおばちゃんのように声を揃えて残念がってしまいました。さてさて、どの女性と結婚すれば鮎太はより幸せになれたと思いますか?
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