さて今回も小川さんの深〜い解説を伺って「私って読み方が浅いなぁ〜」と反省させられましたが、「この本に関しては解釈の仕方が色々あるんですよ」と小川さん。芥川賞の選考会の時も、選考委員それぞれが違った解釈を述べて、『え!そういう読み方があったんだ』とかなり盛り上がったのだそうです。大真面目にスピーチに取り組み、“忘れる”という恐怖と格闘する外国語大学の乙女達。しかし舞台が関西だけに、乙女らしからぬユーモアも顔を覗かせて、読者はその独特な“乙女ワールド”にするするっと取り込まれていきます。さて、読み終わった後に残る感想、あなたの解釈は?
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