「読み終わって“こういう風に生きてみたいな”と思う作品はあるけれど、“こういう風に死んでいきたい”と憧れる本というのは珍しいですね」と小川さんを感動させた、雪のひとひらの一生。人生の最後、自分の存在意義に納得して穏やかに逝く雪のひとひらの心情は、この上なく安らかです。さて今回はギャリコのバラエティ豊かな著作の中から『猫語の教科書』という作品にも触れましたが、猫の様々な行動について解説されている「猫の取り扱い本」に仕上がっています。ギャリコは猫の言葉が理解できたのでは?!と疑いたくなるほど猫に精通した内容。猫が好きすぎて、つねに振り回されてる友達にプレゼントしようかしら。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!) |