幕末などの近代史だけでなく、縄文・弥生時代、神話や海の向こうの歴史・地理・気候まで・・・。第一巻第一章の『湖西の道』を読んだだけでも、司馬さんの際限のない知識量には、ただただ驚愕するばかり。一体頭の中はどうなっていて、そして毎日をどう過ごしたらこういう人ができあがるのでしょうか。さて今回読んだ『街道をゆく 1』には、偶然馴染みのある街道が多く出てきて、風景を思い出しながら文章を追うという楽しみ方ができました。ラッキーなことに司馬さんは、父方の実家・大分の宇佐についても綴ってくれているので、次は34巻、同じスタイルで楽しみたいと思っています。(小川さんは「司馬さん、うちの近く(岡山市)の街道は書いてくれていない・・・」と寂しがっていました)
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