メッセージ
today's topic

『自由律俳句』のリズムに慣れるまでにはちょっと時間を要しましたが、字数、季語など制約の多い俳句を追求することで、無限の可能性を見いだしたその新たなスタイル、すっかり魅了されてしまいました。「うそをついたやうな昼の月がある」「道いっぱいになって来る牛と出逢った」「犬よちぎれる程尾をふつてくれる」。放哉の句は、味わった途端、映像のように風景が頭に浮かぶのが魅力。「障子しめきって淋しさをみたす」。放哉が抱えていた淋しさもまた、しんしんと伝わってきます。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2010年01月17日
アンデルセン
『雪の女王』

2010年01月10日
高野悦子
『二十歳の原点』

2010年01月03日
幸田文
『きもの』

2009年12月27日
2009年を振り返って
湯川秀樹『旅人』

アーカイブ
Me And My Shadow/ホリー・コール・トリオ
放哉の句、「つくづく淋しい我が影よ 動かしてみる」にあわせて選びました。 「夜の帳がおりて ひとりぼっち・・・私と影の二人連れ 憂鬱な水いらず」という歌詞もあります。
さすらい/奥田民生
放浪の詩人とはいえ、放哉さんには少し元気がありすぎる曲かもしれませんが、年譜によると、知恩院の住職を酔った勢いで立腹させて寺を追い出される・・・という記述などもあり、威勢のいいところもあったのかもしれません。

ミスター・アウトサイド/佐野元春
保険会社の会社員というエリートコースからどんどん社会の片隅へ、そして、家族のいる世界からも離れていかざる終えなくなってしまった、そんな尾崎放哉をかさねて。

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。