メッセージ
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毎回古典を読むと、「人間っていつの時代も変わらないんだなぁ」とつくづく思わされますが、徒然草で吉田兼好が「こういう人間ってダメ!」とばっさり切って捨てているのは、平成の世に生きる私たちにも、耳が痛くなるような例ばかり…。「スケジュールに振り回され、自分を見つめ直す時間をもたない人」「自分の話題ばかりする人」「あれこれ騒ぎ立てる人」などなど、上品に生きるためには何をしてはいけないのかが鋭く書かれています。「ペットとして飼ってよいもの、いけないもの」という段では、「犬はOK!」と書かれていてほっとした、愛犬家の小川さんと私でした。(すっかり『徒然教』になっていますね)
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2009年09月06日
サマセット・モーム
『月と六ペンス』

2009年08月30日
村上春樹
『1Q84』<第二週>

2009年08月23日
村上春樹
『1Q84』<第一週>

2009年08月16日
高木敏子
『ガラスのうさぎ』

アーカイブ
デ・ジャ・ヴ/クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング
71段「名を聞くより、やがて面影は推し量らるる心地すると・・」はじめてなのに前にも会ったことのある気がする人、見たことのあるような景色。
デジャヴ(既視感)を鎌倉時代の人も感じて、文章に残しているなんてステキです。
月とてもなく(No Moon At All)/メル・トーメ
137段「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは・・」、ということで月のない夜の歌です。

変わるし/矢野顕子
♪目に見えるものはみんな変わるし、涙も忘れる、欲しがるものはみんな変わるし、笑って見送る♪。
ユーモラスな章も多い「徒然草」なら、現代の無常観としてこんな曲はいかがでしょうか。最新アルバム「akiko」より。

 
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