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話題のベストセラーには音楽がいっぱい!ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』など、作品と同じ“FMラジオから流れてくる”というシチュエーションでお届けしました。さて『1Q84』では、あまり多くを語らない主人公たちの人物像や気持ちを表すように、音楽が各場面効果的に登場する、と小川さんはおっしゃっていましたね。例えば『シンフォニエッタ』は、主人公の天吾が学生時代、ブラスバンドのコンクールでティンパニを初心者ながら担当したというエピソードで出てきますが、ティンパニに注目しながらこの曲を聴いてみると・・・、この曲のティンパニは、度胸がないと演奏できないなぁというのが私の印象。(中高ブラスバンドで打楽器担当でした)『1Q84』では「音楽が多くを語る」ようです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2009年08月16日
高木敏子
『ガラスのうさぎ』

2009年08月09日
湯本香樹実
『夏の庭』

2009年08月02日
井上靖
『天平の甍』

2009年07月26日
谷崎潤一郎
『細 雪』<第二週>

アーカイブ
ヤナーチェク:シンフォニエッタ/ジョージ・セル指揮:クリーブランド管弦楽団
ストーリーの冒頭、”青豆”が乗ったタクシーのFMラジオから流れる「1Q84」の世界へのファンファーレ、なんども登場するこの小説のテーマ。途中”天吾”もこの曲とかかわりがあることがわかります。 小説では”ヤナーチェック”と表記、チェコの作曲家、1926年の作品。
バッハ:平均律クラヴィーア曲集/グスタフ・レオンハルト
もうひとりの重要人物、”ふかえり”がお気に入りの音楽。青豆の章と天吾の章が交互に登場するこの小説は、長調と短調が交互に登場するこの曲集のフォーマットにのっとって書かれているそうです。

イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン/ナット・キング・コール
「ここは見世物の世界、何から何までつくりもの。でも私を信じてくれたなら すべてが本物になる」 と、Book1最初のページに歌詞が引用されています。

 
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