人の死を体験した少年たちが、一瞬にして大人になっていくというストーリー。小川さんは『人生で初めて“死”を意識したときのことを思い出すと、自分を知る手がかりになるかも』とおっしゃっていました。私の場合は4歳ぐらいの時でしょうか。初めてお葬式というものに参列したのですが、黒ずくめの会場、大人の涙、棺や遺体がとにかく怖くて、その時出た「うなぎ」が今でも苦手な食べ物です。確かに子供に「死」は、計り知れない衝撃を与えるものかも。あれから30年経っても食べられないうなぎに、そんなことを考えさせられました。
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