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この番組では毎年8月に、「戦争」の悲しさを教えてくれる文学を読むのが通例になっていますが、今年小川さんが選んだのは、小学校時代に読書感想文を書いた覚えがある「ガラスのうさぎ」でした。『大人になって読むと、敏子ちゃん可哀想・・・だけではなく、色々なことに気付き、考えさせられます』と小川さん。まさにその通りで、国技館が焼けただれたことや、馴染み深い海沿いの街「二宮」で、多くの人が命を落とした機銃掃射があったことなどを初めて知り、戦争の身近さにいまさらながら衝撃を受けました。8月に読むべき作品は沢山ありますね。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2009年08月09日
湯本香樹実
『夏の庭』

2009年08月02日
井上靖
『天平の甍』

2009年07月26日
谷崎潤一郎
『細 雪』<第二週>

2009年07月19日
谷崎潤一郎
『細 雪』<第一週>

アーカイブ
ふるさと/東京放送児童合唱団
高木さんは2007年に「ラストメッセージ ガラスのうさぎとともに生きて」という本も出版されました。
この曲は、その冒頭で疎開していた子供たちが皆歌った曲として紹介されています。「特に<如何にいます父母、恙なしや友がき>というところが胸にこたえました」と。
ソルヴェイグの子守歌(ペールギュントより)/ソプラノ:マリ・アンネ・ヘガンデル
戦争が終わり、日本は文化国家を目指し演劇なども盛んになりました。高校生の高木さんもイプセンの「ペールギュント」に挑戦。青春の思い出になりました。この曲は放浪の旅から戻った老いたペール・ギュントを、若い頃から彼に思いを寄せていたソルヴェイグが暖かく迎え彼女の腕の中でペールが息をひきとるというラストシーンの曲です。

雨に負けぬ花/サイモンとガーファンクル
「いったい何が現実なのか」という状況で、「人生に与えられた役割」を考えながら、「ぼくの命におわりはなく、花は雨に打たれて折れはしないのだ」という歌詞。がんばりやの「敏ちゃん」に捧げます。

 
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