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ゴーギャンはあくまでモデルであって、事実とは異なる部分が多いとわかっていても、ついつい「ゴーギャンってこんな滅茶苦茶な人だったの?!」という印象をもってしまう作品。作者のサマセット・モームの筆はまるで見てきたことを書いているかのようにリアルです。ところでモームは諜報活動を行う英国のスパイだったそうですが、ゴーギャンに関する『エピソード』=点を探し出して、それをつないで『物語』=線にしていくという作業、「これはまさに諜報活動ですね!」と小川さん。スパイの手によって綴られた物語だからこその輝きが、この物語にはあります。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2009年08月30日
村上春樹
『1Q84』<第二週>

2009年08月23日
村上春樹
『1Q84』<第一週>

2009年08月16日
高木敏子
『ガラスのうさぎ』

2009年08月09日
湯本香樹実
『夏の庭』

アーカイブ
ザ・クリティックス・アー・ネヴァー・カインド/マイケル・フランクス
album"The Objects Of Desire"では、ゴーギャンの作品をアルバムジャケットに使ったマイケル・フランクス。これはゴーギャン、ドガ、ゴッホが出てくるミュージカル”ノアノア”から「批評家には甘美なインスピレーションに酔いしれる芸術家の気持ちが永遠にわからないだろう」という曲です。
ポカレカレ・アナ(マオリ族の伝承曲)/ヘイリー
タヒチの原住民と同じマオリ族の血を受け継ぐニュージーランドの女性シンガー、ヘイリー。

微熱(99.9F)/スザンヌ・ヴェガ
♪私にはあなたが、今にも燃え出しそうな人間にも見える、華氏99.9度♪という歌詞。
”苦悩する魂”ストリクトから目が離せない書き手のまなざしもまた熱いこの小説に。

 
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