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女性誌にその生き様、哲学、装い方などが度々取り上げられる宇野千代さん。その前向きな考え方、強い生命力が私も大好きなのですが、今回その人生を改めて紐解いてみて、努力あってこその強さなのだということがよくわかりました。ところで千代さんは「褒めてくれる人を大切に、自分も他人を精一杯褒める」というのを信条にしていたそうで、『幸福は幸福を呼ぶ』という随筆集には、「夫の夢を叩きつぶす妻に呪いあれ」という少々過激なテーマのエッセイが載っています。4回もの結婚生活の中でも「褒める」心を大切にしていたこと、女性誰もの参考になる姿勢です。。
(アシスタント:藤丸由華)

2008年11月23日
ルナアル
『にんじん』

2008年11月16日
小林一茶
『一茶俳句集』

2008年11月09日
須賀敦子
『ミラノ霧の風景』

2008年11月02日
泉鏡花
『高野聖』

アーカイブ
ドン・ジョバンニ/モーツアルト
「ドン・ジョバンニ」とは、イタリア語で「ドンファン」のこと。プレイボーイの代名詞ですので、「おはん」に出てくる主人公の男とも通じるような気がします。また岩国出身の河上徹太郎の著書「ドン・ジョバンニ」の誕生に千代が深くかかわっていたことから、千代が大切に所蔵していた特装版が平成14年、千代の生家で初公開されたとき、この曲が流れていました。

十三の砂山/佐藤雪江
青森民謡。十三という海岸の砂が米だったらみんなどんなにうれしいか、という歌詞に、胸打たれたという千代さん。弱いものへの優しい心が感じられます。またこの曲がきっかけで民謡好きになり、「はなびら会」をはじめたそうです。

いつか何処かで /桑田佳祐
あまりラブソングをかけない当番組ですが、やはり「おはん」には、去っていった恋人をいまでも恋しく思っているこの曲が似合うのではないでしょうか?

 
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