メッセージ
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物語の始まりからすぐ「爪切りをとって、艶のない瞼のは しを斜めに切って、目つきに神秘的な輝きを与えた。」…この表現に思考が止まり、頭の中が「?」だらけに。さらに「音を奏でるとカクテルが出来上がるピアノ」や「水道管を通ってやってくる鰻」「スケートで大鷲の技を終えた女性が産み落とした卵」など、ボリス・ヴィアンの摩訶不思議な世界には、正直お手上げ状態でした。番組では、小川さんに読み方を指南して頂きましたが、常識を忘れて、その世界に寄り添って進んでいく、これが読み方のコツのようです。読書には「柔軟性」も大いに必要!なのですね。(アシスタント:藤丸由華)

2007年9月23日
カレル・チャペック
『ダーシェンカ』


2007年9月16日
カズオ・イシグロ
『日の名残り』


2007年9月9日
サン=テグジュペリ
『星の王子さま』


2007年9月2日
田辺聖子
『ジョゼと虎と魚たち』


アーカイブ

Comme A La Radio / ブリジット・フォンテーヌ
「日本で翻訳されこの本がブームになった1970年代にリアルタイムで読んだ年上の編集者が、 同じ頃ブームになったフランスのシンガー、ブリジット・フォンティーヌと記憶の中でいっしょになっている、 と教えてくれたので聞いてみると、アバンギャルドでぴったりでした。」と小川さん。

BASIN STREET BLUES / ボリス・ヴィアン
初期のボリス・ヴィアンの演奏をほぼ網羅したアルバム『ジャズ&トランピネット』から彼が愛するニューオリンズの曲。トランピネットは小型トランペットです。

クロエ / デューク・エリントン
ヒロイン「クロエ」の名前はこの曲から。この作品のテーマともいえるムードある1曲。 ふたりが出あったとき、結婚式でこの曲が選ばれます。

今まで紹介した作品
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