「ここから先は強いカコモンしかいない」ということを聞いた、勇者茂木は、おそるおそるシダイ山脈の奥地へと進んで行く。


茂木：怖いなー…。不気味だなー…。ん？なんだ？雨か？

カコモン：きゅこー！きゅこー！

茂木：うわー！雨じゃなくてカコモンのヨダレだったー！それにしてもデカすぎるよー！岩みたいなカコモン！

カコモン：きゅこー！お前なんてひと捻りだがや！この問題に答えるんだな！

「『ターヘル＝アナトミア』という医学書の原作を書いたドイツ人は誰だ？」

茂木：ターヘル＝アナトミア？聞いたことがあるけど……攻略本の…よし！ここ！

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1734年にオランダのアムステルダムで出版された医学書、『ターヘル＝アナトミア』。
1774年、この本を杉田玄白らが翻訳して『解体新書』を出版し、日本の医学研究に大きな影響を与えたこの医学書、『ターヘル＝アナトミア』の原作者は……

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茂木：これでもくらえ！「クルムス」!!!

カコモン：正解だがや〜

茂木：よし！倒した！カコモン？起きてください！

カコモン：きゅこー…すまないことをしただがや

茂木：正気に戻ってくれてよかった！ところでこの山脈のどこに「伝説の呪文の書」はあるか知ってるの？

カコモン：この山脈の頂上だがや！しかし、もの凄く凶悪なカコモンが、「伝説の呪文の書」を守っているだがや！

茂木：頂上で守ってる!?凶悪！？怖すぎる…

カコモン：まーお詫びにこれを持っていけ！「魔法のシャーペン」だがや！

茂木：魔法のシャーペン？

カコモン：それを持っていれば「魔法力」が、2倍になるだがや！

茂木：に、2倍に!?すごいじゃないか！よし！これならもうカコモンなんて怖くない！