伝説の呪文の書を探している勇者・茂木。手に入れたのは一部だけ。残りの書があるとされるシダイ村に辿り着いたものの、すでにこの村はカコモンたちに襲われたあとだった。


茂木：シダイ村に人間が一人もいないだなんて……こうなったら、カコモンを倒して、情報を聞き出すしかない！いた！…小さいぞ！これは勝てそうだ！

カコモン：勝てそう〜？舐めてもらっちゃ困るっちゅー！俺を倒したければ、この問題に答えるっちゅー！

「三菱財閥の基礎を確立した土佐藩出身の実業家は誰だ？」

茂木：三菱財閥の基礎？土佐藩出身の実業家？攻略本、攻略本、攻略本…あった！

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明治時代初期、土佐藩出身の実業家。軍に必要な物資や軍隊を輸送し、政府の保護を受けて巨万の富を手に入れた。
そして、三菱財閥の創始者となり、基礎を確立したその実業家とは……

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茂木：くらえーーー！「岩崎弥太郎」!!!

カコモン：にゃー、正解だっちゅー

茂木：よし倒した！カコモン！大丈夫か？

カコモン：わたしはひどいことをしてしまったっちゅー？

茂木：正気に戻って良かったよ！聞いていいかい？この村に伝説の呪文の書があるはずなんだけど、知ってる？

カコモン：ああ、確か、この村の最高齢の老婆が、持っていた気がしまっちゅー。

茂木：最高齢の老婆？その老婆は今どこにいるの!?

カコモン：あの、古びた屋敷が確か、老婆の家だっちゅー。

茂木：あれか！

カコモン：ただね、きっと老婆は……

茂木：ありがとう！さっそく老婆の家に行ってみるよ！