はからずも、「セレブ総選挙」でナンバーワンになっためぐみちゃんに、恋をしている、男・茂木。しかし、めぐみちゃんに彼氏がいることを知り、あの日から茂木は、1人で、ラウンジに通っていた。
茂木：めぐみちゃんがセレブ総選挙で1位になれたのは、誰のおかげだよ。…はー。あれだけお金をかけて。いくらめぐみちゃんにお金をあげたか、もう分からない。それなのに、彼氏がいただなんて。…あぁ、今日も食べ過ぎた。おい君！お会計！
マスター：お会計ありがとうございます！会計はこちらです。940万円でございます。
茂木：はい！940万！
マスター：確かに、頂戴いたしました。
茂木：毎晩、こんなに遣ってていいのかな。まぁいいや、あの偉人だって、これくらい遣ってたさ。
黄熱病の研究などでお札にもなるなど、現代に名を残す偉人、野口英世。一方で、彼は大変な浪費家でも有名だった。
アメリカに渡った時に、彼が一晩で使ったお金を現在のお金に換算すると、なんと！およそ940万円!!
茂木：そうか。そうだ！僕には、お金があるじゃないか。ここで諦めてたまるか。あれだけ僕は、めぐみちゃんにお金を遣ったんだ。この戦い、負けるわけにはいかないだろう。彼氏がどんなヤツかは知らないが、僕よりセレブ力があるやつなんていない！僕は、とことん、戦うぞ。セレブの武器……お金で。お金の力を見せつけてやる。
【 野口英世 】の回
2015.10.01
ゲンキンな歴史
