はからずも、いや自ら、「セレブ夏祭り」をおおいに楽しんだ男・茂木。自分の気持ちに気付いた茂木は、その日の夜に、自宅から美女に……電話。
茂木:緊張するなぁ。もしもし! 茂木です!
めぐみ:あ、めぐみです! どうしたんですか?
茂木:今日は、「セレブ夏祭り」楽しかったね。
めぐみ:はい、いろいろ買ってもらって、ありがとうございました。
茂木:いや、いいんだよ、お祭りだから。326万円使ったけどね! ハハ! で、明日なんだけど、また会えないかな?
めぐみ:え。あ、でも、あの明日は…その、お風呂が今壊れてて。
茂木:お風呂が壊れてるの!?
めぐみ:それで、銭湯に行こうとしたら、18円足りなくて。
茂木:18円!? もう、お風呂直せるお金あげるよ。請求書を僕に回してよ。
めぐみ:あ、はい。
茂木:そういえば、昔の銭湯は…
めぐみ:昔の銭湯?
江戸時代。水不足や火事につながるとして規制されていたため、庶民は、自宅にお風呂を持つことができなかったという。
そのため江戸時代は、銭湯の全盛期といわれた。江戸に初めてできた銭湯の入浴料は、今よりもぐっと安く、その料金を現在のお金に換算すると!なんと!およそ18円!!
めぐみ:18円、安いですね。
茂木:…めぐみちゃん。明日どうしても会いたいけどな?
めぐみ:あの、私、お風呂入らないと、誰にも会いたくなくて。
茂木:分かった! 今から、めぐみちゃんの家に行くよ!! 18円持って!
めぐみ:え!? ダ、ダメです!だったら私が行きます!
茂木:え? 来てくれるの?
めぐみ:…はい。じゃあ、いつものラウンジ行きますね!
【 銭湯 】の回
2015.08.06
ゲンキンな歴史