聴取期限 2023年11月27日(月)PM 10:00 まで
本日の授業テーマは『掲示板逆電』!!
『 高校サッカー 』
こもり校長「今日、来月から始まる『第102回 全国高校サッカー選手権大会』の組み合わせが抽選会で行われたわけなんだけども」
COCO教頭「あの〜すいません…。校長はさ、ぶっちゃけそんなにサッカー詳しくないじゃない?」
こもり校長「COCO教頭は、どっちかと言うと、元高校サッカーのマネージャーじゃない?」
COCO教頭「はいはい」
こもり校長「どっちかって言うとね」
COCO教頭「どっちかって言うと(笑) ただね、ごめんなさい。解説は全くできないんだけど…」
こもり校長「詳しい?」
COCO教頭「詳しく…ルールはいけるけど」
こもり校長「全国高校サッカー選手権大会のルールはってこと?」
COCO教頭「いや。サッカーのルールだね」
こもり校長「大会のルールはちょっと微妙?」
COCO教頭「あやふや。まあ、アンテナ張ってる」
こもり校長「なるほどね。じゃあいいよ。それだったら俺がいろいろと説明してあげるよ」
COCO教頭「ちょっと頼んますわ」
こもり校長「今回、決まったトーナメントは大きくA、B、C、Dブロックに分かれてるんだけど、Bブロックがマジでやばいらしいのよ」
COCO教頭「ほんとに知ってる?」
こもり校長「なんか、なぜ、Bブロックがやばいかって言うとね…」
COCO教頭「説明はできるのか?」
こもり校長「今、高校年代では、年間のリーグ戦の戦いも繰り広げられてるみたいなのよ」
COCO教頭「トーナメントとかじゃなくて?」
こもり校長「じゃない。で、その高校年代リーグの1番上のカテゴリーを“プレミアリーグ”っていう風に言う」
COCO教頭「はい。プレミアですね」
こもり校長「つまり、プレミアリーグ…J1みたいなところ? J1リーグ? 言えば、ピラミッドの頂点みたいなところだよね? 今回、なんと、その最高峰のプレミアリーグに所属してるチームがBブロックに大集結しちゃいました」
COCO教頭「あら。どんな感じなの?」
こもり校長「あのね、Bブロック自体が全12校ある中で、プレミアリーグの高校は5校」
COCO教頭「もう、ほぼやん(笑)」
こもり校長「今回は固まりました。なんで、毎試合プレミアリーグ当たる、みたいな感じですね」
COCO教頭「えぐいな」
こもり校長「青森県の青森山田高校、そして埼玉県の昌平高校、静岡県の静岡学園高校、鳥取県の米子北高校、熊本県の大津高校、と。だからもう、とんでもないわけです」
COCO教頭「すごいね。集まってんだね」
こもり校長「ここは、1回戦、2回戦みたいなところが、もうとんでもない戦いがば〜っと繰り広げられるみたいな感じで、とにもかくにもBブロックがほんとにもうやばいと。マジでやべぇよ、っていう。で、先日ね。美容師のヌマタユウト先生が来てくれたじゃない?」
COCO教頭「はい。ヌマタ先生。見た目がよくなると気分が上がって、プレー自体もよくなるっていう風に教えてくださって。で、福岡県の飯塚高校サッカー部の試合前に髪型をカットしてるっていう風におっしゃってたね」
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こもり校長「そう。で、その、ヌマタユウト先生が担当してる飯塚高校も、この高校サッカー選手権に出場するわけなんだけど、組分けで入ったのがなんとBブロック」
COCO教頭「嘘でしょ? そこに入ってくる?(笑)」
こもり校長「はい。Bブロック。で、初戦、青森山田」
COCO教頭「うわ…」
こもり校長「まあ、青森山田は優勝候補と言われております」
COCO教頭「そこが当たるのか…?」
こもり校長「それがもう1回戦で来るということでね、これはもう、バチっとやってもらいたいなというところもあるんだろうけども。
試合前にも、このヌマタ先生は選手の髪とかを整えたりして、選手の気持ちをパッと上げてくれるんだろうな、とか、この間のお話を聞く限りでは、そういう裏がもう見えるわけですよ。だからこれはまたちょっと違う目線で、僕たちも注目して行くべきかな? なんていう風に思ってるわけです。
全国の選手のみんなもね、ぜひとも全力で頑張って頂きたい」
COCO教頭「そうだね。あと、元々高校サッカーのマネージャーやってた身としては、やっぱマネージャーのみんなもね、応援めちゃめちゃ頑張って欲しいなっていう風に思う」
こもり校長「応援を?」
COCO教頭「応援を。やっぱサポートっていう面でね」
こもり校長「まあね。そうだよね。選手だけがメインっていうわけでもないからね」
COCO教頭「そうなのよ」
こもり校長「やっぱ当時、お守りとかも作ってたの?」
COCO教頭「あのね、千羽鶴を。その当時、5人マネージャーがいたんだけど」
こもり校長「5マネ? すごくない?」
COCO教頭「でも、1学年2人っていうのが結構普通やったから、ほんとは6人いるべきだったんだけど」
こもり校長「5人いても、逆に1人足りないぐらい?」
COCO教頭「そうよ。だから、1人200羽ずつ作って、それをみんなに見せたらすごい喜んでくれてたから、やっぱそういう士気が高まるっていうのはあったね」
こもり校長「でね、『全国高校サッカー選手権大会』も始まるわけだけども、他にもね、もう、この冬、最後の大会っていうは目白押しなわけよ。『バスケットボール選手権大会』も12月に始まるし、ラグビーの大会も12月から始まるね」
COCO教頭「花園目指して」
こもり校長「で、駅伝もあるわけですし、あと、バレーボール」
COCO教頭「『春高バレー』ね」
こもり校長「うん。来年1月から。やっぱもう、この大会が高校3年生の最後なわけじゃない? そういうのもなると、俺はそこに立ち会ったこともないからさ。誰か友達のを観に行ったわけでもないし、部活に入ってたわけでもないからさ、引退みたいな経験してないけど、マネージャーとしてはどうなの?」
COCO教頭「やっぱね、負けて引退ってことじゃない? その瞬間は、マネージャーとしてもすごい悲しいし悔しいのよ。で、対戦相手が発表された時にさ、既にもう“わ…強豪校だ…”とかなると、結構気持ちが“うっ…”って、なっちゃうんだけど、でもやっぱ、試合って最後までわかんないし」
こもり校長「まあね」
COCO教頭「そうそう。でも、結局、私が引退した時はね、3対1ぐらいで負けちゃって。自分も悔しかったけど、部員がめっちゃ泣いてたから、なんかそっちで胸に来るものはあったよね。で、マネージャーは私の代が1人だったからさ」
こもり校長「高校3年生の時の?」
COCO教頭「そう。普段すごい意地悪とかしか言ってこない部員が、その引退した時だけ、“いつも1人で頑張ってくれてありがとう”って言ってくれたのよ。それがね、すごい思い出に残ってる」
こもり校長「まあね。だから、みんなで一丸となってそこまで向かってったっていうところもあるからね。だから、ほんとだったら全員が報われる形で引退っていう風にはしたいけど、やっぱスポーツだからさ、勝ち負けのある世界じゃない?」
COCO教頭「そうだね」
こもり校長「だから、“勝敗が全て”と言えばそこまでなんだけど、目線を変えれば、そこじゃない、もっと大切な部分もきっとあるだろうから。まあ勝てるに越したことはないだろうけど、どんな結果になっても、今年最後を迎える生徒にとっては、これから先ずっと宝物になるようなそんな最後を迎えて欲しいなと思います。
じゃあ今夜も授業を始めて行きましょう。SCHOOL OF LOCK! 今週も開校です」
♪ Glorious / BE:FIRST
こもり校長「今年は、この曲を聴いて、たくさん物語が動くんだろうね」
COCO教頭「そうだね」
こもり校長「今回の応援歌。何を思うんだろうね? みんながフィールドに立つ時とか、そこに立つまでの間とか、まだ始まったわけではないからだけど、今、何を思ってこの曲を聴いてるんだろう? とかさ。ほんとに出る選手にしかわかんないし、その周りにいる人にしかわかんないことって、たぶん、いっぱいあるだろうから…」
COCO教頭「胸を張って欲しいよね」
こもり校長「頑張って欲しい」
さあ、今夜はSCHOOL OF LOCK! のスタンダード授業!
『掲示板逆電!』
こもり校長「我が校には、WEBの中の教室、『学校掲示板』があります。この掲示板には、今思ってることとか、報告とか、悩んでることとか、何でも書き込んでもらっているんだよね。みんなが今考えてることとか、ここに来るとわかるんだけど。いつも、いろんなテーマで授業をやって書きこんでもらってるんだけど、今日は自由。まあ、いつも自由なんだけどね(笑)」
COCO教頭「そうね(笑)」
こもり校長「いつも自由。だけど、今日はね、テーマも設けずやって行くから、より今思ってることだったりとか、“授業に関係ないですけど…”って普段だったら思うこともあるかもしれないけど、全く今日はフリー。もう自由だから、いつもみたいに君が思っていることを自由に『学校掲示板』に書き込んで欲しい。で、君が今話したいことを聞かせてもらう授業っていうのが、この『掲示板逆電』」
COCO教頭「ほんとになんでもいいから、“報告したいよ〜”とか、“こういう悩みあるよ〜”とか、もうほんとに思ってることでもいいし、“これまでの授業テーマでは書けなかったよ〜”とか、今日は遠慮せずに『学校掲示板』に書き込んで欲しいと思います」
こもり校長「しんどいこととかね、吐き出したいことでもなんでもいいから。
さあ、それでは行きましょう。もしもし!」
タヌキの子孫ななみ 東京都 19歳
RN 現在専門学校1年生というRN タヌキの子孫ななみは、今年の1月に逆電で話を聞かせてくれた生徒。
当時は卒業間近の高校3年生で、地毛が明るい色なので、“卒業式までに黒く染めてくるように”と先生から言われたと話してくれたけれど…。
<⇒『今辛い、君の話を聞かせてほしい。』>
こもり校長「その先生に対して、なんかやたら俺がムカついてたのを覚えてるんだよな。とーやま委員とななみと俺の3人と、あと聴いてくれてる生徒のみんなと、いろんな話をいっぱいしたんだけど、あの後結局、卒業式はどうしたの?」
タヌキの子孫ななみ「卒業式の前日に黒染めして、卒業式に挑んで、無事に友達と一緒に卒業できました」
こもり校長・COCO教頭「おめでとう!」
タヌキの子孫ななみ「ありがとうございます!」
COCO教頭「すごいね。ちゃんとアドバイス受けてってこと?」
タヌキの子孫ななみ「はい」
こもり校長「あの時は俺もすごく感情的になってたから、もうほとんど俺の一方通行の意見だったけど」
COCO教頭「そっかそっか(笑)」
こもり校長「でもなんか、よかった。今、10か月経ってみてどう? まあ卒業式からは7か月ぐらいだけど、改めて、卒業式を振り返ってみると」
タヌキの子孫ななみ「でもやっぱ、明るい髪のまま行ってたら、みんなと一緒に集合写真撮ることもできなかったし、友達と写真撮ることもできなかったから、だから黒染めしてよかったなって思います」
こもり校長「もう、ななみのその1番のナチュラルの姿が1番魅力的だっていうのが1番な上でね。でもやっぱ、そうやって戦い続けて形に残したその証拠だと思うから。今振り返ってみて、卒業式を迎えられたっていうのはすごく嬉しいよ」
タヌキの子孫ななみ「あの、聞いてくださいよ」
こもり校長「なんだよ? 聞いてやるよ」
タヌキの子孫ななみ「卒業式が終わって、最後、校門を出るじゃないですか。その校門の前に、その世界史の先生がいて」
こもり校長「出た。生活指導の先生だよね?」
タヌキの子孫ななみ「そうです。何も言われなかったんですよ。あんなに注意して来た人が何も言わないで送ってくれました」
こもり校長「いや、いいよ。でもね、それでいいのよ。俺たちのあの日の作戦はそういうことだったからね。“もう何も言わせないよ”っていう。俺らの中では、“タヌキの子孫ななみが3年間頑張って最後の最後に1言も文句も言われずに、何も言わせず勝ったという証明をそこでやろうぜ”っていう決戦前夜だったわけ」
COCO教頭「そしてそれがちゃんと報われた日?」
タヌキの子孫ななみ「勝ちました」
COCO教頭「勝ったな」
こもり校長「よくやった。お前はほんとに頑張ったな」
タヌキの子孫ななみ「頑張りました」
こもり校長「よくやったよ」
COCO教頭「素晴らしい」
こもり校長「嬉しいね。俺は今非常に嬉しいよ」
タヌキの子孫ななみ「(笑)」
COCO教頭「素敵な報告だ」
こもり校長「嬉しいな。今日ね、『掲示板逆電』ってことで、改めて書き込みも読ませてもらったけど、何を話してこうか?」
タヌキの子孫ななみ「なんかいろいろあるんですけど、その中で1番悩んでるのが、7年以上、両親が家の中でギクシャクしてて、それを見てるのが辛くて。自分もずっと変わって欲しいなって思ってて想いを伝えたいんですけど、なかなか伝えられなくて、どうしたらいいかな? って相談です」
こもり校長「なるほどね」
タヌキの子孫ななみ「はい」
こもり校長「その7年以上ギクシャクしてるっていうのは、お父さんとお母さんが仲が悪いってことなの?」
タヌキの子孫ななみ「喧嘩をしてるっていうわけじゃなくて、なんか全然夫婦喧嘩とかはしないんですよ。“ふざけんなよ”とか、そういうことじゃなくて、お互い、お父さんとお母さんが不満に思ってることあるけど、なんか別に言い合わない。で、話さない。家でも全然話さないことが最近すごい多くなっちゃって。中学生の頃から、お母さんからお父さんの愚痴とかも聞いたりしてて。けど、まだ中学生の頃は一緒にご飯食べたりとか…」
こもり校長「家族で?」
タヌキの子孫ななみ「そうです。日曜日、お父さんが仕事休みだから(弟も含めた)家族4人で買い物に行ったりとか、夏休みとかは海の方に出かけたりとかしてたんですけど、もう最近、コロナ禍に入ってから、余計に距離が空いちゃって…」
こもり校長「家で身体的に距離が近い分、みたいなことなのかな?」
タヌキの子孫ななみ「仲悪くなっちゃった原因が、お母さんにしか話聞いてないんですけど、コロナ禍で自宅待機になった時期があったじゃないですか? そのみんな外に出れないって時期に、お父さんがお昼頃に上(2階)から下に“昼は?”ってリビングの方に下りてきて。お母さんが、“何で自分だけが準備しなきゃいけないんだろう?”みたいなのを不満に思っちゃって、手伝ってくれる気配もないし。…っていうのがどんどん重なってっちゃって、今まで思ってた不満とかが重なっちゃって、今ずっと、家で、平日とか、お父さんがお仕事から帰ってくる前にお母さんは上に行ってもう寝ちゃってたりとか」
こもり校長「だからもう、お父さんとお母さんで話すこともないし、家族で集まることもなくなっちゃってるってことだ?」
タヌキの子孫ななみ「はい。そうです」
こもり校長「で、なんとなくお父さんとお母さんがお互いのことをすごくいがみ合ってて、お互いがすごく不満があって嫌なんだろうな、っていう空気が家族内で漂ってるのがもう耐えがたいってこと?」
タヌキの子孫ななみ「そうです。なんか、それを家に帰って来て見てるっていうか、感じるのが…。学校でもなんか“あ〜”ってなるのに、家帰って来てもなんか心が重くなっちゃうっていうか…」
COCO教頭「休まんないよね」
こもり校長「家でも学校でも、ず〜っと気を張った状態が続いちゃうってことか?」
タヌキの子孫ななみ「なんか、お父さんの気持ちもわかるし、お母さんの気持ちもわかる。手伝ってくれればいいのに、って言うのもわかるし。けど、お父さんもお父さんで仕事を終わって来て言ってるっていうのもわかるから、どうしたらいいかわかんなくて」
こもり校長「タヌキの子孫ななみからは、お互いに話したことはないの? “お父さん、お母さんに対してギクシャクしてるのが、何となく感じてるからちょっとしんどいんだよね”とか、“何でなの?”とか。はたまた、わかんないけど、大人の話になったら、“じゃあそんだけ嫌だったら離婚するとか考えてるの?”とかさ。そこまでの話じゃない?」
タヌキの子孫ななみ「お父さんにはそういう話をしたことなくて。お母さんとは結構家にずっと一緒にいる時間長いから、友達みたいな感覚のお母さんで」
こもり校長「だったら、なおさらいろいろ聞けそうだね」
タヌキの子孫ななみ「話せるんですよ、お母さんとは。話せるんですけど、お母さんが言ってることがわかるから、なんか言えない。“仲良くして欲しい”みたいなこと言えなくて。お母さんが辛いって言うのもわかるし。お父さんはお父さんで悪いところもあるし。だから、お母さんに“こうしてよ”みたいなことを言ったら言ったで、たぶん、お母さんもしんどくなっちゃうなって思って」
こもり校長「まあな」
COCO教頭「タヌキの子孫ななみのお母さんとお父さんの気持ちを、ななみはちょっと汲み取ることができてるじゃん。今」
タヌキの子孫ななみ「はい」
COCO教頭「お父さんもたぶん、お母さんの声とか嫌なんだろうな、とか、お母さんの言ってることわかる、って話してくれたけどさ。お父さんとお母さんは、ななみが今、現状、ちょっとこういう“辛い”っていう想いを抱えてるってことはきっと知らないんだ?」
タヌキの子孫ななみ「知らないと思います」
COCO教頭「そうか」
こもり校長「なるほどね。弟はどう思ってんの?」
タヌキの子孫ななみ「弟は、なんかそういう話をするのがもう面倒。思春期なんで」
こもり校長「弟は何歳?」
タヌキの子孫ななみ「3個下なんで、高校1年です」
こもり校長「高1か」
タヌキの子孫ななみ「だからもう、話すのも面倒くさいみたいな感じで」
こもり校長「仲悪いんだったらお互いやっとけば? ぐらいの?」
タヌキの子孫ななみ「だからなんか、余計、私が話を聞いてあげないと壊れちゃうみたいな」
こもり校長「でもさ、ななみ的にはさ、究極どうしたいの? 今の話を聞いている中で、自分がすごくしんどいっていう気持ちもすごくわかるし、ななみが家にいて空気が悪い中でいるのがしんどいっていうのもわかるけど、それを伝える以上にお母さんの言ってることにすごく理解ができるから、自分の“このギクシャクした感じがちょっとしんどいよ”って言いづらいっていう。でもそれってお母さんへの理解じゃない?」
タヌキの子孫ななみ「はい」
こもり校長「ってなった時にこの状況を打破したいのか? 寄り添いたいのか? って言ったらどっちなの?」
タヌキの子孫ななみ「でもずっとこのままのはしんどいから変えたい。その部分が大きいけど、“変えられるかな?”っていう。ちょっと諦めちゃってて」
こもり校長「なるほどね」
タヌキの子孫ななみ「でも、変えられるなら変わって欲しい。友達と一緒に話とかしてて、家族でどこ行ったんだ、とか、お父さんと買物して来たんだ、とか、いいなって」
COCO教頭「羨ましく感じるよね」
こもり校長「どうしたらいいんだろうね? 俺もそのお父さんっていうのが、今まで人生でいたことがないから、そこを取り持つみたいなのって考えたことがないからわかんないけど…」
タヌキの子孫ななみ「友達もお母さんと仲良くて、で、お母さんから、その友達にお父さんの話を私の友達にしてて。で、友達が“離婚とか考えないの?”っていう話して。でも離婚するって言ったら、私たちの学費とかも払ってもらってるから、それはちょっと私たちのことを考えると離婚しないって言ってたんで。でもその話聞いて、“私たちがいなかったらもっと楽な生活できてたのかな?”とか、“お母さんとお父さんが嫌な思いしないで生活できてたのかな?”とかも考える時があって」
こもり校長「まあ、それはないんじゃない?」
COCO教頭「絶対にそれはないよ。言い切れる。それは絶対にない」
こもり校長「間違いなくないんじゃないかな? 2人がいなかったら楽だったっていうよりかは、2人がいるからここまで考えれてるっていうことだから、どれだけ2人の存在が大切かっていうことじゃない? 自分の人生を賭けてでも、自分がどんな選択肢だったり、どんな立場になろうとも、あなたたちのことだけを最善に考えたいよ、っていう、それは最大の2人に対しての気持ちだから、それは疑ってはいけないと思うし、自分をそういう風に考える必要は全くないと思う。そこは信じてもいいと思うし。
だからそういう意味で、すごく俺が思うのは、やっぱり何か状況を変えるっていうことはすごく難しいことだと思うのよ。もう7年以上っていうのがある上に、父さんとお母さんが築き上げて来た今までもたぶんあるだろうから、そこをまた1から壊す、また1から作り直そうよっていうのは、たぶん、ななみも相当な犠牲と覚悟を決めないと、作り上げるのって相当難しいことだと思うんだけど。
ななみは何ができるかって、とにかくお父さんとお母さんを大切にしてあげて欲しい。それが唯一できるのはななみしかいないから。
っていうのと、すごい現実的な話をしたら、ななみと弟が大人になっちゃったら、もしかしたら離婚するっていうパターンも出てくるかもしんない。そうなった時に、別々になっちゃった2人を大切にするってすごく大変だと思うから、今、一緒にいる間にすごくお母さんとお父さんに愛を伝えてあげて欲しい。自分がどう思ってるのかとか、お父さんに対して理解できるところがあるんだったら、絶対に寄り添ってあげてくれた方がいいし、お母さんに対してすごく理解ができるんだったら、それはすごく理解できるよっていうこと。自分があなた2人にどういう気持ちを持っているのかっていうのをすごく伝えて欲しいかな。
もう成人にもなって、これから先、20歳になって自分で生計を立てて行くってなってた時に、手の届かなくなっていく人ってすごくいっぱいいると思うから、今、身近で大切にできるうちに、ななみは大切にしてもらいたいなってすごく思う」
タヌキの子孫ななみ「はい」
こもり校長「だからたぶん、壊してくっていうのは怖いし難しいことだと思うけど、2人は今いるその場を大切にして行くってことは絶対にできるから。お父さんとお母さん、絶対、2人のことを考えてくれてるから、だったら2人がお父さんとお母さんを逆に助けてあげる番だと思うから、そこは手離さないであげて欲しいな」
タヌキの子孫ななみ「はい」
COCO教頭「どう? 今、話してみてさ。ななみ。どう思う?」
タヌキの子孫ななみ「なんか、周りの家族とか見てて、“こうなれたら嬉しいな”とか、“こうなれたらいいな”って、ずっと思ってて。だから自分がなんか言ったりとか、なんかしたりすることで変わるのなら、言い方っていうか伝えてみたいです」
こもり校長「そうだね。何か伝わるものっていうのは絶対あると思うから。ななみが諦めなければ、きっと届くものも絶対あると思うし、ほんとに今一緒にいれるうちに、大切にできものは大切にして」
タヌキの子孫ななみ「はい」
こもり校長「そうなった時にきっとまた、“1月の時に話しました! こうなったんですよ!”っていう結果みたいなものに、絶対繋がると思うから。その手を握れるうちは、ずっと握り続けてて欲しい」
タヌキの子孫ななみ「はい」
こもり校長「すごいね、ちょっと話づらいこともあったかと思うけど、またこうやって俺たちに想いを話してくれてありがとう。今度はその想いを、お父さんとお母さんにも伝えてあげて。君なら届くから。絶対に届けられるから。また何かしんどくなったらここに来てよ」
タヌキの子孫ななみ「はい」
こもり校長「俺たち、また話聞くから」
タヌキの子孫ななみ「ありがとうございます」
こもり校長「ありがとうな」
タヌキの子孫ななみ「ありがとうございます」
こもり校長「ゆっくり寝ろよ」
タヌキの子孫ななみ「はい」
こもり校長・COCO教頭「お休み」
タヌキの子孫ななみ「お休みなさい」
タロチ。 愛知県 18歳
こもり校長「18歳。学年は?」
タロチ。「高校3年生です」
こもり校長「今日ね、『掲示板逆電』ってことなんだけど、なに話そうか?」
タロチ。「私はいつも自分より優秀な人がいるとつい比べてしまって、その人の前だと自分の実力が発揮できなくなってしまいます」
こもり校長「今、ちょうどそういうことで悩んでるの?」
タロチ。「はい。もうすぐ実習が始まるんですけど、私が総リーダーっていうのになってしまって。私は元々、そういう人を纏めるっていうようなことが得意じゃないので、自分でできるのかな? っていうので、今ちょっと不安になってます」
COCO教頭「実習って、どういう内容の実習なの?」
タロチ。「看護の学校に行ってて、看護の病院実習です」
COCO教頭「すげ〜」
こもり校長「すごいね」
COCO教頭「じゃあ、実際に病院行くんだ? で、その実習の班のリーダーみたいなのを、今、任されてるってこと?」
タロチ。「はい」
COCO教頭「すげ〜じゃん」
こもり校長「いや、すごい。そのリーダーはなんで決まったの?」
タロチ。「自分で立候補したとかそういうのじゃなくて、先生が決めるっていう感じです」
COCO教頭「選ばれたんですね」
こもり校長「じゃあ、リーダーに先生から選んでもらってってことだけど、そこの中で、今、自分を同じ班の人と比べちゃったりとかしてんの?」
タロチ。「同じメンバーが3人いるんですけど、その中の1人が、もうすごい優秀な子で。もう成績もすごいいいし、もう何やってもできるみたいなタイプの子で、“大丈夫かな?”、“一緒にやってけるかな?”って自分を比べちゃって。“あ、劣ってるな”っていう気分に…」
COCO教頭「なっちゃうのか?」
タロチ。「はい」
こもり校長「なるほどね〜。そうか。なんか一緒に発表するとかそういうのがあるの?」
タロチ。「毎日、実習が終わった後に反省会っていうものがあるんですけど、その反省会の司会をリーダーがやらないといけなくて。大きな反省会、中間の反省会と最終の反省会は偉い人とかも来るんですよ。看護部長さんとか。そういう場でみんなが発表し終わった後にまとめの言葉みたいなのを入れないといけなくて。
で、私自身、緊張するともう頭が真っ白になって、何話したらいいかがわからなくなってしまうんですけど、そこの場所とかだと、もうすごいアドリブとかでいかないといけないので、そこが大丈夫かな? っていうのが1番不安です」
こもり校長「なるほどな」
COCO教頭「そっか。事前に準備しててもね、その実習終わってみて、その日の感想みたいなことだもんな。脳直で行かなきゃいけないってことだもんね」
タロチ。「はい」
こもり校長「どうだろうね? 実はそこはいろいろと考えて行けたりするっていう方法もあるんだけどね」
タロチ。「こもり校長とか、すごい話すの上手じゃないですか」
こもり校長「“風”よ」
タロチ。「なんかコツとかあれば教えて頂きたいです」
こもり校長「今さ、ギャグで“風”って言ったけど、ほんとにそれが俺の中での1個だと思ってて」
タロチ。「はい」
こもり校長「班は何人組?」
タロチ。「病棟は4つあるんですけど、1つの班は3人です」
こもり校長「タロチ。も入れて3? その優秀な子がいる班は3人グループの班?」
タロチ。「はい」
こもり校長「って考えるとさ、自分以外に優秀な子がいて、もう1人の子はどんな感じ?」
タロチ。「私と同じぐらいです」
こもり校長「ってなった時に、自分と同等のレベルと優秀な人が1人いるって考えたら、究極、その2人に喋らしといて話を振っておけば、さも自分がその話をしてるかのように見えるっていう感じなわけよ。だって、なんか自分が“あ、これ話すの難しいな…”って悩んだ時に、優秀な子に話を振れば、優秀な答えが返ってくるわけじゃん。でもそれって振ったのってこっちだから、その会話の中には存在してるわけよ」
タロチ。「はい」
こもり校長「ってことは、自分で物事を考えずに、自分でその話をせずとも会話に参加できる、プラス、優秀っていう子がわかってるから優秀な答えが返ってくるっていうの見えるから、その子に話しさえ振っちゃえば、絶対、物語は完結するっていう」
タロチ。「学校で、グループワークとかする機会が結構あるって、質問の時間とかが設けられてるんですけど、そういう質問とかもあんまり出てこなくて。そういう振る話題とかも出てこなかった時は、どうすればいいですか?」
こもり校長「これさ、ただの本気のアドバイスでいい? 別に100個質問を考えていけばいいだけの話じゃない? 俺、結構、そういうタイプ」
タロチ。「事前にですか?」
こもり校長「そうそう。単純に事前に100個質問考えといたら、10個ぐらい使えんじゃん。めっちゃ細かいことでいいのよ。もう質問を細分化しまくって。わかんないけど、超簡単に言うと、初めて会う人に対して質問で、“好きな色は何ですか?”って1個と、“よく着る服の色なんですか?”とか。あと、“自分が似合うと思う色って何ですか?”とか、あと、“身の回りのもので持ってるアクセサリーで1番多い色、何ですか?”とか、今だけでも、“色”っていう1個のワードだけで4つできるわけじゃん」
タロチ。「はい」
こもり校長「じゃあまず、“色だけで10個質問作ってみよう”ってだけで10個質問できるし、みたいな。だから、これを学校の授業ので考えたら、今日の課題について…。わかんない、俺、看護のたとえが1個も出てこないからあれだけど、その1個のワードに対して10個質問を考えとけば、10ワード見つければ、それだけでも100個じゃん。っていう事前のストックさえずっと持っとけば、どっかのタイミングで、“あ〜、この話だったら、これできるな”。でも、同じワードでも10個角度が違うの持っとけば、これだけで10ネタできるから、みたいな感じで俺はやってる(笑)」
タロチ。「なるほど!」
こもり校長「そう。“質問が出ないんだったら、単純に100個用意していけば10個使えるっしょ?”っていう感じ」
COCO教頭「そうだよね。だってさっきタロチ。が言ってくれたみたいな、その日の実習の感想っていうのはそこで考えなきゃいけないかもしれないけどさ、その課題やってる時にみんなで質問するっていうのは、事前に別に用意できるもの?」
タロチ。「質問っていうより、看護師さんとかから助言を頂いたことを元に、“今後はこういう風にして行きたいです”みたいな、なんかいい感じにまとめを最後に入れるんですよ」
COCO教頭「なるほど」
タロチ。「それがちょっと難しいです」
こもり校長「まあな。助言をもらって、みんなでグループで話し合った後のまとめを言わなきゃいけないってことでしょ?」
タロチ。「はい」
こもり校長「そんなのはもう優秀な子が言った言葉を、最後、語尾だけ変えて、自分の言葉の様に言えばいい」
COCO教頭「テクニックだな〜」
こもり校長「ほんとに。とにかく優秀な子に話を振るっていうのが大事。もうね、逆に同じグループワークで、自分がリーダーとかMCとかやるってなった時に、自分より優秀な子がいるっていうのは、もう、ラッキーでしかないと思った方がいいと思う」
COCO教頭「ね」
こもり校長「自分より優秀ってことは、自分がわかんない質問をその子に振れば、その子が答えてくれるってことだから、それだけで自分は超得なわけよ。MCという立場は。特にリーダーっていう話だね。
で、最後、助言をもらいました。グループワークしましょうか? “今日〇〇ちゃんさ、今日の授業ってすごい難しかったと思うけど、どう思った?”みたいなこと聞いて、その子は、“わ〜”みたいなこと言うじゃん。“こうこうこう思いました”、“そうだよね”みたいな。で、“まとめの○○です”ってやった時に、“今日、××先生がこういう風に助言を頂いたんですけど、その授業中の時に…”って言って、その優秀な子が言った言葉を、さも自分の言葉の様に言って、“こうこういう場面でこういうことを考えて、こういうことを感じたので、もっと私たちも次の授業に活かせるように頑張りたいです”、みたいな」
タロチ。「なるほど」
こもり校長「最後の締めの枕詞だけ最後決めておけば、支離滅裂なこと言ってても締まる、っていう。“次の授業に活かしたいです”って最後絶対言うぞ、って決めとけば、その前、適当なこと言ってても締まったように聞こえるっていう」
COCO教頭「たしかに」
こもり校長「なんかね、“こうこうこうで、こうこうこうで、なんかミスもいっぱいあって、あんまりコミュニケーションも取れなかったんですけど、次の授業にはそれを活かせるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。”っていう感じ」
COCO教頭「あ、締まった」
タロチ。「おぉ〜、すごいすごい」
こもり校長「そう。締めの言葉なんて死ぬほどあるから(笑) そこだけ決めとけば、中、頭の最初の方とか、わけわかんなくなっちゃっても締まるから。っていう感じ(笑)」
タロチ。「なるほど」
COCO教頭「あとは、リーダーという立場だけど、タロチ。は選ばれたわけじゃん」
タロチ。「なんか、選ばれたというよりかは、学校が5年間あるんですけど、何回か実習がある中で、みんなどこかしら、絶対リーダーやるみたいな感じで、今回、私に回って来ちゃったっていう感じ」
こもり校長「じゃあ、めっちゃいいじゃん。たまたま回って来たもんで、こんだけ粒が揃ってることなんてないから」
COCO教頭「できる子がいるっていうのラッキーだからね」
こもり校長「そうだよ。全部、自分のものにしちゃった方がいいよ」
タロチ。「はい」
こもり校長「あと、喋れないというのが大前提で人と話した方がいい。自分は喋れる人だなんて思ったらもう絶対ダメ。準備と、あと、喋れてる風。もう、ちょっと、弱ったら終わりだから」
タロチ。「はい」
こもり校長「大丈夫だよ。こんだけ俺と教頭と喋れるんだから」
COCO教頭「間違いない」
こもり校長「マジ、大丈夫」
タロチ。「めっちゃ緊張してます(笑)」
こもり校長「でしょ? それも今、緊張はしてるんだろうけど、ちゃんと喋れてるから」
COCO教頭「いけてるからね」
こもり校長「これってでも、ちゃんと考えて来てるからでしょ?」
タロチ。「はい」
こもり校長「そういうことだから」
COCO教頭「いける。いける」
こもり校長「大丈夫だよ、君はもう、今答えを出せてるから。たぶん、こっから大変だと思うけど頑張ってね」
タロチ。「はい。頑張ります」
こもり校長「応援してるよ〜。ありがとうね」
タロチ。「ありがとうございます。あ、最後にいいですか?」
こもり校長「いいよ」
タロチ。「明日、デビュー日ですよね。11周年おめでとうございます」
こもり校長「そうなんです。ダンス好きの仲間、明日デビュー日です」
COCO教頭「あら。おめでとうございます」
こもり校長「ありがとうございます」
タロチ。「おめでとうございます」
こもり校長「こちらこそ。明日朝4時ぐらいからなんかどっか飛ばされるらしいです。校長先生(笑) ありがとね」
タロチ。「ありがとうございました」
こもり校長「ありがと〜」
♪ 怪獣の花唄 /. Vaundy
こもり校長「いや〜、いっぱい喋っちゃった。今のもどうなんだろう? と思ってるよ」
COCO教頭「いやいや。でも“風”っていうのね、今私も勉強になったもん」
こもり校長「ほんと? だから、結局俺も喋れない人間だから、すごくわかる」
COCO教頭「でも、努力してるってことだからね」
こもり校長「何もしてない」
COCO教頭「いやいや。してるわ(笑)」
こもり校長「さあ、ちょっとまだまだ話してこうかな。もしもし」
すげしん 福島県 18歳
こもり校長「今日ね、『掲示板逆電』やってるんだけど、すげしん、なに話そうか?」
すげしん「自分、今、普通だったら高校3年なんですけど、高校1年生の時に中退してしまって。それで今フリーターなんですけど、自分は将来の夢が警察官になりたくて」
COCO教頭「おぉ〜、いいね」
すげしん「なったら、元同級生と、あと同い年の人たちに、“自分は中卒だけど警察官になったんだぞ”っていう感じのこと、堂々としたいなっていう、見返してやりたいなっていう気持ちなんです。今」
こもり校長「めちゃくちゃいいじゃん。超かっこいいよ。何も恥ずかしい目標でもないし。別に今のすげしんの状況が、俺は劣勢だとも思わないし、そのまっすぐな芯さえあれば、今のその警察官になるって俺は絶対に行けると思うけどね。元同級生、学校を辞めるみたいな時にちょっと馬鹿にされたりとかしたの?」
すげしん「そうですね。1つ目の学校の時は…、自分の話になっちゃうんですけど」
こもり校長「全然、聞かせて」
COCO教頭「いいよ。話して」
すげしん「ちょっと、自分中学3年の頃に発達障害と診断されてしまって、その時は自閉症スペクトラムとあとADHDっていう風な病気を告げられて。その途端にすごくメンタルとか、あとプライドも全部なくなっちゃって、それで自分自身に自信持てなくなっちゃって。
それで中学校卒業して、そっから高校に進学したんですけど、高校の時に、先生からのちょっと助言で、“すげしん君は発達障害を持ってるんだよね”っていうことを言ってたらしくて、それでもう、それを聞いた途端にクラスの人から、すごい視線が飛ぶようになっちゃってて。もちろん消してくれた人もいるんですけど、なんかあいつと関わんのやめとこうぜ、とか…」
COCO教頭「そういうことか…」
すげしん「っていう感じなことあって、なんか人をちょっと信用できなくなっちゃったな、っていうトラウマが…」
こもり校長「うんうん。でも、すげしんの中ではそういうトラウマだったりとか自分が人に対してちょっと信用できないな、って思うことがあっても、“人を守りたい”っていう、その“警察官になりたい”っていう夢は、どうして生まれたの?」
すげしん「小学校の頃なんですけど、テレビ番組に『警察24時』っていう番組あったんです。それでちょうど観てた時に、“こちら警視庁、警視庁”とか、“警視庁、新宿警察署”っていう感じのことで、交通隊とか、事件とかそういう感じのセリフやってたので、それで警察に一目惚れしちゃってて」
COCO教頭「かっこいいよね」
すげしん「あとは、ケイドロだとか、あと『科捜研の女』とか」
COCO教頭「はいはい」
こもり校長「好きなんだ?」
すげしん「もうそれ観て、“自分もこんな風になりたいな”っていうことを思ってたんですけど、いざやってみたら、やっぱり“他の人たちは何でこんなことやんないんだろうな?”、“何で見て見ぬふりしてるんだろう?”っていう現実をちょっと知ってしまったので、じゃあその現実してるんだったら自分が警察官になっしまえば堂々とできるじゃんっていう」
こもり校長「なるほどね。すごい目標だと思うよ」
すげしん「けど、自分の学歴が中卒なので、ちょうど、警察官のラインが高卒以上っていう」
こもり校長「まあね。それはどうなの? 高卒認定とかは試験受けたりとかはするの?」
すげしん「来年受ける予定です」
こもり校長「そうだよね。だって、そこに向けての必要な条件をまず満たすために頑張るっていうことは、まず1番の目標ってことだよね」
すげしん「はい」
こもり校長「うん。いや、すごいことだと思うよ。試験はいつなの?」
すげしん「もう、来年の、年に2回程あるんですけど、第1回目の時に、もう賭けるしかないっていう」
こもり校長「うん。賭けようよ」
すげしん「もう、今、とか、給料でちょっと余った金額分を貯金してて」
COCO教頭「偉い」
こもり校長「すごいよ」
すげしん「それで家の家賃代とかも払って、それで余ったお金を銀行に振り込んで、それで1万は貯めようっていう」
COCO教頭「計画的」
こもり校長「すごいことをしてるし、やっぱり自分が夢を叶えるってなった時に、苦しみなくして夢を掴めないから、すごく大変なことをしなきゃいけないし。でも今、その1歩1歩の積み重ねが、絶対、夢に繋がると思うから、来年、1発目あるんでしょ? それはいつ?」
すげしん「夏休みの8月。第2週か中盤辺りなんですけど、その前にちょっと行かないといけないところがありまして、手続きが、まずはちょっと教育課の方に直接申し込み票を貰いに行って、そっから市役所とか郵便局などなどっていう」
COCO教頭「手続きがね」
すげしん「なんかもう社会の…」
COCO教頭「めっちゃ勉強になるじゃん」
こもり校長「そうだよ。だから、今もう既にそこまで準備してるし、その過程が見えてるわけじゃん。だったら、やっぱりもうそこは目指してくしかないし、来年の8月にもうその試験を受けて取るんでしょう?」
すげしん「はい」
こもり校長「そこに賭けてるんでしょ?」
すげしん「はい」
こもり校長「だとしたら、やっちゃおうよ」
すげしん「やります」
こもり校長「取っちゃおうよ」
COCO教頭「やるしかない」
こもり校長「今、俺たちにこうやって宣言してくれたみたいに、絶対に今、みんな応援してるし、俺は取って欲しいと思うし。その1発に賭けて、絶対、掴み取って欲しいと思うし、俺は全力で背中押すから」
すげしん「ありがとうございます」
こもり校長「頑張れよ」
すげしん「はい」
こもり校長「俺たちに言ってくれた夢、絶対、掴み取ってよ」
すげしん「わかりました」
こもり校長「応援してるから」
すげしん「とりあえず、認定受けてから、もう合格したらしたで、今度は次のステップに、なんですけど。今度は今の仕事を辞めるかどうかっていうなんか決断っていう、になっちゃうんですよ」
こもり校長「でも、その時々に必要な物をやっぱり選んでくしかないから、こういうのってやっぱ取捨選択だと思うから、いろんな選択の中で連続だから」
すげしん「はい」
こもり校長「そう。だから今、たぶん、きっと必要な物を手にした時に、また必要な物を手にするってなった時は、得るものあれば失うものあるから」
すげしん「まあ…」
こもり校長「だからまずは、今、自分が真っ先に掴みたいものをまず掴んでかないと。そうそう。そのゴールの先が見えないし、でも、その道順はもう見えてるわけだから。頑張ろう」
すげしん「わかりました」
こもり校長「大丈夫だよ」
すげしん「周りはもう全部、全員、大学行くなり、専門学校行くなり、就職行くなりなんですけど、それで、周り見てるとなんか羨ましいなとか思ったり」
こもり校長「そうだよ。だから負けないように頑張ろうよ」
COCO教頭「すげしんの人生だからね」
すげしん「なんで、なったらなったで、もう憧れてた車とかも買いたいっていう」
こもり校長「やろう」
すげしん「やります」
こもり校長「叶えてこう。見えてくもの、全部、見せてってさ」
すげしん「わかりました」
こもり校長「だからちょっと今日、その決意も込めて一緒に挨拶するか? 最後。起立、礼、また明日」
すげしん「マジですか?」
こもり校長「おお、いいよ。一緒にやろうよ。じゃあ教頭、号令、お願いしてもよろしいでしょうか?」
COCO教頭「もちろんです。起立!」
こもり校長「さあ、生徒のみんな立って。すげしん、最後、一緒に行くぞ!」
COCO教頭「礼!」
こもり校長・COCO教頭「また明日〜〜〜〜〜!!!!」
すげしん「また明日」
今日の黒板
今日の黒板はなし! 最後まで『掲示板逆電』の授業を行ったぞ!
Music 2023.11.20 PLAYLIST
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「事前に質問を100個考える」「優秀な人に話を振る」初対面の相手や緊張の場面でうまく話しているように見えるコツ
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。11月20日(月)の放送では、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、“うまく話すコツを知りたい”という18歳のリスナーと電話をつなぎ、相談に乗りました。こもり校長が話した「うまく話しているように見える」会話術を紹介します。