聴取期限 2023年8月31日(木)PM 10:00 まで
今夜のSCHOOL OF LOCK!は「夏に文句を言いたい!」
『 終わる 』
こもり校長「夏が終わる! …のかなと。もう学校が始まってる生徒がいるって報告も受けたじゃない。でも、まだ外はめちゃくちゃ暑いじゃない」
COCO教頭「間違いない。ずっと炎天下にいる感じ」
こもり校長「夜も夜風が気持ちいいとかのレベルじゃないぐらい暑いじゃない。朝起きて玄関出たら、もう暑いじゃない。これワンチャン夏の終わらない可能性ある?」
COCO教頭「夏が終わらない可能性ってどういう概念ですかね?」
こもり校長「もう1年中夏よ。ずっと海開きしてる状態」
COCO教頭「それ皮膚ふやけまくりますね」
こもり校長「そう。だから、クラゲとかも出てこないよね。ずっと夏だから」
COCO教頭「お盆明けてないのかな?」
こもり校長「だから送り盆できないよね。ご先祖様呼んだら、もうもう呼びっぱ」
COCO教頭「それは困るわ」
こもり校長「茄子とか串に刺さったやつがいっぱいある状態」
COCO教頭「嫌だね」
こもり校長「あと暑いじゃない。でも雨は降るじゃない。で、暑いからすぐ蒸発するじゃない。あのアスファルトの匂いが1年中ある感じ。“何これ? カエル?”みたいな、あの匂いのやつとか。Tシャツも、この袖から手前が“白っ!”みたいな。腕時計がちょっとずれたら、“あれ、もう1つ腕時計してます?”みたいな」
COCO教頭「それ今の私の状態ですね(笑)」
こもり校長「あと、動物なんて冬眠しないから」
COCO教頭「冬眠しない?(笑)」
こもり校長「クマさんなんてもう1年中、ずっと鮭待ち」
COCO教頭「休ませてあげてよ(笑) 冬眠がないと獲れないから」
こもり校長「言えば、東京の生徒とかは分かるかもしれないけど、お台場の冒険王ずっとやってます」
COCO教頭「フジテレビの方、きちーぞ。フェスの時、アーティストさんのアポが取れないから」
こもり校長「本当に日替わりゲストみたいなのがいっぱいあるからね」
COCO教頭「リョクシャカ何回出るんですかってなっちゃうから(笑)」
こもり校長「でも月9の主題歌やってますから」
COCO教頭「確かに(笑)」
こもり校長「2日に1回とか、じゃ月曜は毎週お願いしますとかあるよ(笑)」
COCO教頭「1年ずっと?(笑)」
こもり校長「あとは、毎日ずっとラジオ体操。夏だから」
COCO教頭「あれは夏休み限定だからやろうってなるのよ」
こもり校長「スタンプラリーはもう365個」
COCO教頭「それ六法全書ぐらいの分厚さになるで」
こもり校長「このスタンプラリー、一体いつ終わるんですか?(泣)」
COCO教頭「嫌じゃん(笑)」
こもり校長「だから、ちょっと生徒のみんな。これ、夏が終わらない可能性あります」
COCO教頭「何言ってんの?」
こもり校長「ということで、SCHOOL OF LOCK!、今夜も開校です!」
♪ 夏のドキドキ / Never young beach
こもり校長「この曲を聞いてて、すごく思うことがあって、1年中夏だと、“そうかセミも1年中鳴くのか”」
COCO教頭「嫌だな。1年中そのデシベルで泣き続けるの?」
こもり校長「しかも1年中夏の場合は、ずっとカブトムシがいるわけじゃない。てことは、昆虫界のピラミッドが1年中カブトムシになってしまうという」
COCO教頭「ヒエラルキーのトップが(笑)」
こもり校長「そう。あれは、カブトムシが夏から消えることによって、たぶん昆虫界でも夏のインターハイみたいなのもたぶん行われると思うわけ」
COCO教頭「そんな甲子園みたいなことあるの?」
こもり校長「そう。そこで頂点に立ったやつが秋と冬を制覇できるみたいな」
COCO教頭「トンボの立場は?」
こもり校長「だから、たぶんトンボはそこら辺の昆虫インターハイで1位になったりとかするんだけど、急にカブトが来ることによって、あの子たちはもしかしたら予選で落ちるパターン」
COCO教頭「予選?」
こもり校長「本選にも行けないっていう(笑)」
COCO教頭「かわいそすぎるやん」
こもり校長「だから、1年中夏というのは、こういうことが起きてしまう」
COCO教頭「地球の生態がが変わってしまうんだね」
こもり校長「今、“夏終わらないかも”みたいな話をしたんだけど、一応8月が終わると、夏が終わりに向かっていく雰囲気を、夏は出してくるじゃない。生徒のみんな、今年の夏はどうだったのかなって」
COCO教頭「確かに、今年は4年ぶりの制限のない夏だったから、花火大会とかも開催されたり、いろいろと思い出あったんじゃないの?」
こもり校長「大人ってそう言うよね」
COCO教頭「どの立ち位置の発言やねん?(笑)」
こもり校長「ということで、SCHOOL OF LOCK!、今夜はこちらの授業をお届け!
『夏に文句を言いたい!』」
COCO教頭「え?」
こもり校長「夏って基本的にウェルカムな季節になっているでしょ?」
COCO教頭「夏は最高よ。どの立ち位置の発言なの?」
こもり校長「すぐ言うじゃん。夏って最高だよって」
COCO教頭「だって私は夏推進派ですから。夏は好きですよ。でも夏もちゃんと季節が3〜4ヶ月と決まってるから全力で楽しめるのがあるのよ」
こもり校長「それじゃ、毎回言ってる? 夏の時だけ言うじゃん。季節があるから夏はいいんだよみたいな。じゃ秋とか言った? 春は言ってなくない? 3月のタイミングがこの学校に来て以来、1回も言ってないよ」
COCO教頭「言ってません」
こもり校長「夏になった瞬間に、“四季があるから〜”とか言い出すわけ」
COCO教頭「腹立つ顔してるな(笑)」
こもり校長「夏ってそういう感じなの。“私は〜”みたいなところに夏さんはいるわけ。で、俺は思うわけ。だから、生徒の中には夏に文句を言いたい人がいると思うわけよ」
COCO教頭「季節に文句?」
こもり校長「全然いるね。“あいつマジで次会ったら、絶対言ってやるからな”って」
COCO教頭「夏って殴れるんですか?(笑)」
こもり校長「いや、殴るというよりは、そういうのはあるかもしれないと思うわけ。例えば、“この夏好きな子と花火大会に行く予定だったのに行けなかったじゃねえか。夏のバカヤロー!”。これも夏のせいだからね。他にも、“夏に彼女できる予定だったのに、ずっと家でゼルダやってるじゃないか。夏のバカヤロー!”」
COCO教頭「それこそ本当にお前のせい」
こもり校長「夏のせいだね。夏が完全にそうさせてるわけですよ。だから、今夜はそんな生徒の夏に対する文句を募集したいと思うわけ」
COCO教頭「夏に文句を言いたい生徒おるかな?」
こもり校長「ごめんなさいね。いますね」
COCO教頭「ごめんなさいって(笑)」
こもり校長「教頭がずっと夏をかばってるのはなぜか分からないけど」
COCO教頭「夏が好きだからな」
こもり校長「分かるよ。夏の肩を持ちたいんでしょ?」
COCO教頭「肩を持つとかないのよ(笑)」
こもり校長「その気持ちは分かる。夏に肩を持っておいた方がちょっといい女感あるもん」
COCO教頭「違う違う(笑) 季節に何か持つとか持たないとかないのよ。感情もないから」
こもり校長「感情がない人の言い返し方じゃないもん」
COCO教頭「(笑)」
こもり校長「夏にだけ特別な感情を抱いている」
COCO教頭「夏に感情はある。私は夏は好きだよ。けど、その夏の肩ばっか持ってみたいなのは、さっきから何を言っているのかなって思うよね」
こもり校長「だって、変じゃん。夏にだけ肩を持つの」
COCO教頭「いや、四季があったら、1番好きな季節ってそれぞれあると思うんですけど、私はたまたま夏が一番ずば抜けて好きってだけです」
こもり校長「出た〜、ウェルカム」
COCO教頭「ウェルカム(笑)」
こもり校長「夏ってすごくポジティブな感じあるよね。だから、全然あると思うわけ。この夏のせいでみたいな。俺で言ったら、“この夏のせいでせっかく貯金しようと思ってたのに、Tシャツのバリエーションが足りなくなったから、結局Tシャツ買って貯金できないじゃねーか夏のバカヤロー!”って」
COCO教頭「それ、ずっとさっきからお前のせい」
こもり校長「これが夏のせいなのよ」
COCO教頭「本当に他人のせいにするな〜」
こもり校長「だから、今日は夏に文句言いたいという生徒を募集したいわけ。絶対いるの。なんだけど、『暑い』以外にさせてもらいます」
COCO教頭「(笑) 暑いって文句は書いてくれるなってこと?」
こもり校長「そう。俺も正直あるわけ。“もう夏、いいかげん暑いのどうにかしてくれ。バカヤロー!”って。“もうちょっとお前、1日中満遍なくできるだろ。なんで昼間だけ36℃とかいくんだ、バカヤロー”というのはある。ただ1つだけ、これは俺が夏に思っている感情ね。夏の暑いに関してはちょっと言われすぎてるな」
COCO教頭「言われすぎてる? 夏さんがってこと?」
こもり校長「うん。夏が“もう暑いですよ”ってクレームは言われすぎてるのよ」
COCO教頭「お、おぉ…」
こもり校長「ここ近年じゃない。何100年の歴史の中で、夏は言われてるから」
COCO教頭「夏のBPOあるの?」
こもり校長「そこに関しては、さすがに言い過ぎなんじゃないですかみたいなところもあるし、何か反省をしているって言ってた」
COCO教頭「誰が?」
こもり校長「夏が(笑)」
COCO教頭「(笑) いやいや、マブなん?」
こもり校長「だから、それだけ。暑いの以外で言いたいことがある生徒は募集だよってことで」
COCO教頭「ちょっと納得いっていないですが」
こもり校長「今夜は生徒のみんなから夏に対する文句を募集しているぞ!」
COCO教頭「別に夏は悪くないと思います」
こもり校長「いや、夏のせいってこともあるから」
COCO教頭「夏のせいって、割といい意味の言葉で使うんですよ。“こんな気持ちになっちゃったの、夏のせいかな”とか」
こもり校長「(生徒に)もしもし〜!」
COCO教頭「無視ですか(笑)」
永遠のポジモンJK 愛知県 19歳
永遠のポジモンJK「ん〜(笑)」
こもり校長「笑ってる?」
永遠のポジモンJK「あ、はい(笑)」
こもり校長「校長の勢いに負けてるんじゃない?」
永遠のポジモンJK「(笑)」
こもり校長「夏に文句が言いたいんでしょ?」
永遠のポジモンJK「めっちゃ言いたいです」
こもり校長「でしょ」
COCO教頭「無理しなくていいよ」
こもり校長「俺は思ったの。もしもしって言った後にちょっと“ん〜”って声で俺は分かったの。あ、もうこの永遠のポジモンJKは言いたくてしょうがないんだろうなっていうのを。何? 夏にひどいことされたの?」
永遠のポジモンJK「めちゃくちゃひどいことされてます」
COCO教頭「マジか。そんなことある?」
こもり校長「しかも、今の聞き逃しちゃダメ。“されてます”です。INGです」
COCO教頭「INGですか(笑) 現在進行形ですか」
こもり校長「ってことでしょ?」
永遠のポジモンJK「はい、そうです」
COCO教頭「そうなんや(笑)」
こもり校長「それはちょっと俺は許せないよね。ちょっと夏に思いっきり罵声を浴びせてよ!」
永遠のポジモンJK「おい、夏休み! よく聞け! お前は長すぎる!」
こもり校長「分かるわ〜」
COCO教頭「いいじゃん。夏休み長いの、最高じゃん」
こもり校長「でも、これはどういうことなの?」
永遠のポジモンJK「今年から大学生になって、1ヶ月半も夏休みがあることに驚いて。でも、友達とも食べ歩きの旅行に行って、三姉妹で初めてのフェスにも行って、それをもう1週間で満喫しました」
COCO教頭「ポジモンJK、詰め込んだな(笑)」
こもり校長「(笑) ちなみに、夏休みっていつからいつまであるの?」
永遠のポジモンJK「8月5日から9月22日まであります」
こもり校長「じゃ、やっと今、折り返しだ」
永遠のポジモンJK「そうですね」
こもり校長「それで、今もう夏休みにやる予定はもう全部やっちゃったものなの?」
永遠のポジモンJK「もうやりました」
こもり校長「今後の1ヶ月はどうするの?」
永遠のポジモンJK「バイトと車校(自動車学校、教習所)に通って埋めます」
こもり校長「何とか、しのごうかなってことか」
永遠のポジモンJK「はい」
こもり校長「分かる。夏ってもてあそんでくるよね」
COCO教頭「(笑)」
永遠のポジモンJK「そうなんです」
COCO教頭「めっちゃ分かり合ってるやん(笑)」
こもり校長「だって夏だけだよ、“季節的に自由にしていいよ。どうぞ、みんなの自由だよ”って言うくせに、夏からは何もしてくれないもんね」
永遠のポジモンJK「そうなんですよ」
COCO教頭「いや、夏にそんな期待しちゃダメよ」
こもり校長「出てきました」
COCO教頭「私なんて、夏は200時間ぐらいバイトしてたんじゃない。むちゃくちゃ掛け持ちしてたよ」
こもり校長「だから、それは気付かないうちに夏に転がされてるのよ」
COCO教頭「私?(笑)」
永遠のポジモンJK「(笑)」
COCO教頭「それとか、夏といえば海外留学、短いのに行きたいなとかって感じで行ってたりとかもあったんで」
こもり校長「それは完全に夏にもてあそばれてしまった結果ですよね」
永遠のポジモンJK「(笑)」
COCO教頭「今のこの私?(笑)」
こもり校長「“夏にもてあそばれた結果教頭”です」
COCO教頭「結果、教頭がこの面? いいじゃないね?」
永遠のポジモンJK「いや」
COCO教頭「おいおい(笑) 永遠のポジモンJKやるか。かかってこ〜い」
永遠のポジモンJK「(笑)」
こもり校長「だって、もう頭の1週間で、旅行に友達と行ったわけじゃん。ちなみに何したのよ?」
永遠のポジモンJK「食べ歩きをして」
COCO教頭「どこ行ったの?」
永遠のポジモンJK「京都です」
COCO教頭「満喫してる〜」
こもり校長「でも、夏休み始まったらすぐに行きたいもんね」
永遠のポジモンJK「そうですよね。すぐ行きました」
こもり校長「ほら。だって、その後にフェスも行ってるわけでしょ?」
永遠のポジモンJK「旅行の2日後にサマソニに行きました」
COCO教頭「夏〜」
こもり校長「見たいアーティストとかいたの?」
永遠のポジモンJK「YOASOBIをお姉ちゃんが好きなので、付いていった感じで行きました、」
こもり校長「YOASOBIの、どの瞬間が上がったよ?」
永遠のポジモンJK「『アイドル』です」
COCO教頭「最高やん。サマソニで聴けたの?」
永遠のポジモンJK「楽しいです」
COCO教頭「楽しいって言ってるじゃん」
こもり校長「最初はね。だって、声が冬休みだったら、この予定でもちょうど終わりぐらいだもんね」
永遠のポジモンJK「そうなんです」
こもり校長「やっぱ冬は控えめで」
永遠のポジモンJK「(笑)」
COCO教頭「誰が、夏が前に出てるみたいな感じやねん」
こもり校長「ごめん、出てるって(笑)」
COCO教頭「えぇ?」
こもり校長「だって、夏だけ長すぎるんだよな?」
永遠のポジモンJK「ホントに長すぎるんですよ」
COCO教頭「でも、あと大学3年あるべ?」
永遠のポジモンJK「あと3年もちょっと考えどころです」
COCO教頭「(笑) いやいや、夏に期待しちゃダメなのよ。いろいろで自分で…例えば車校に通ってるでしょ。これも夏休みが長いおかげで人は通えているわけじゃん」
永遠のポジモンJK「でも、来年からは車校に行かないので」
こもり校長「(笑)」
COCO教頭「ごもっともなこと言われちゃった(笑)」
こもり校長「よく言った(笑) 本当に間違いないね」
COCO教頭「だったら、また趣味を見つけるとか、自分の好きな時間にできるわけじゃない」
こもり校長「ごめん。夏じゃなくてもそれはできます」
永遠のポジモンJK「そうなんです」
こもり校長「な。教頭さっきからずっと論点がずれてます。僕とポジモンJKは夏が嫌いだと言いたいわけじゃないんです」
COCO教頭「あ、嫌いではないのか」
こもり校長「ただ、夏が長くないですかということを言っているだけです」
永遠のポジモンJK「はい!」
COCO教頭「私がおかしいんですか(笑)」
こもり校長「ちょっと今の会話だと、教頭だけちょっとずれてるよね?」
永遠のポジモンJK「ちょっとずれてますね(笑)」
こもり校長「我々は四季がある国に生きています。なのに夏は言うんです。“四季がある国に私は生まれました”と。なのに夏だけちょっと長いんです」
COCO教頭「(笑) それが嫌なの?」
こもり校長「四季とは平等なものじゃないんですかって」
永遠のポジモンJK「(笑)」
COCO教頭「そんな哲学的なことまでいく?」
こもり校長「あ、これは俺が言ってるんじゃないよ。ポジモンJKが言ってるの。長いよな?」
永遠のポジモンJK「ちょっと長すぎるんですよね」
COCO教頭「え〜 嬉しいけどな」
こもり校長「ポジモンJK、何も間違ってないよ」
COCO教頭「私がおかしかったのかな」
こもり校長「ごめんな。今もうポジモンJKの気持ちも収まらないと思うわ。でも最後に一言、夏に向けてビシッと言ってやってくれよ!」
永遠のポジモンJK「はい。夏休みよく考えたらいろいろあったわ。ごめん!」
こもり校長「…あれ?」
COCO教頭「ちょ…、あれ?(笑)」
永遠のポジモンJK「(笑)」
♪ 夏の奇跡 / KALMA
こもり校長「さっき、ポジモンJK、最後に夏に謝ってたけど(笑)」
こもり校長「謝りたくなる気持ちも分かる。あれだけ言っちゃったら申し訳ない気持ちも出てきちゃうというか」
COCO教頭「分かるんだ」
こもり校長「ちょっと言い過ぎちゃったなみたいな」
COCO教頭「優しいやつかよ。その気持ちも理解できてるんだ」
こもり校長「そう。でも俺はびっくりしたけどね」
COCO教頭「最後ね(笑)」
こもり校長「一緒だと思って、“うわ〜”って後を見たら、“へ? 誰もいない?”って感じだったから(笑)」
COCO教頭「1人で突っ走ってたからな(笑)」
こもり校長「“あ、いないんだ”って、そのパターンもありました」
かくざとう。 山形県 18歳
こもり校長「学年は?」
かくざとう。「大学1年生です」
こもり校長「ありがとね。勇気を持ってこの場に来てくれて」
かくざとう。「はい(笑)」
COCO教頭「そんな意気込み?(笑)」
こもり校長「夏に文句言いたいんでしょ?」
かくざとう。「すごく言いたいです」
こもり校長「たぶん、かくざとう。は普段言わないよ。言わないけれど、今日は勇気を持ってこの場に来てくれてありがとう。結構夏にひどいことされたの?」
かくざとう。「相当されましたよ」
COCO教頭「相当されたか(笑)」
こもり校長「俺は夏が許せないね。じゃ、かくざとう。思い切り夏に罵声を浴びせてよ!」
かくざとう。「はい。おい! 夏! ただでさえ暑いのに、無駄に私、お金使わされてるんですけど!」
COCO教頭「(笑)」
こもり校長「これはまずいね。まずは何あったか聞かせてよ?」
かくざとう。「具体的には3つほどあるんですけど、まず自分の今、一人暮らししてるんですけど、なぜか自分の部屋に虫がめちゃめちゃ来るんです」
こもり校長「夏のせいだな」
かくざとう。「なので、自分はこの世で一番の虫という存在が苦手なので、その対策するためのものを3〜4個ほど購入しまして、それで4000円ほど飛びまして」
こもり校長「虫除けスプレーとか、蚊が来ない何かみたいなやつでしょ」
かくざとう。「そうです」
こもり校長「だって、これは冬だったら要らないわけだもんね」
かくざとう。「冬だったら、本当にいらないのでいいんですけどね」
こもり校長「夏のせいや。あいつ、ホントに何も考えん。他にも何かあるの?」
かくざとう。「自分、普段お化粧することが好きなんですけど、そのお化粧がヨレってしまわないように、最後にパウダーをはたくんですけれども」
こもり校長「これはだって教頭も分かるでしょ?」
COCO教頭「それはごめん、ちょっと分かるわ(笑)」
こもり校長「ちょっと分かるでしょ。なのに分からないフリしようとしてただけだよ。気づいて」
COCO教頭「(笑) 永遠のポジモンJKのよりは分かるなって。化粧がヨレるのはあるからね」
こもり校長「で、そのヨレないためにみたいなので、夏だけでいろいろ試したりとかもしちゃうの?」
かくざとう。「自分が顔からも汗が出てしまうので、それで“どのパウダーならヨレないんだ?”というのを何個か試してしまって、それでお金が飛んでしまって」
こもり校長「だって、それも冬だったら要らないもんな」
かくざとう。「要らないんです」
こもり校長「夏はホントに考えんからな。だって、これだけでも十分だけど、まだあるんでしょ?」
かくざとう。「まだあります。自分は顔だけじゃなくても、全身から汗が出やすいんですね。なので、汗っかきなので、たくさん着替えをしないといけないぐらいなんですね。で、大学生にもなったことですし、大学生らしさを求めるために、たくさん洋服を買ったんですけど、そしたら思ってたより着替えなくてもよかったなと思って」
こもり校長「分かる。めっちゃ分かる。めっちゃ服を買ったのに、結局1週間のサイクルでいったら、“こんなに予備いらなかったな”とかあるよね?」
かくざとう。「ホントにあります」
こもり校長「夏は計画まで崩してくるの」
COCO教頭「それは夏のせいなの?」
こもり校長「今、かくざとう。が言ってくれたのは、言わば“夏代”なわけじゃない?」
かくざとう。「はい」
COCO教頭「“夏代”って初めて聞いたわ(笑)」
こもり校長「この夏代、ここに使わなかったら何かできたと思う?」
かくざとう。「ここに使わなかったらもっと友達とか先輩とかと遊べたのかなって思うと…」
こもり校長「ひどい」
COCO教頭「夏、そんなにひどいことしてるか(笑)」
こもり校長「もっとこっちのことを考えてくれてもいいじゃない」
かくざとう。「はい、そうなんです」
COCO教頭「こっちのこと?」
こもり校長「夏はこっちのことはシカトじゃん」
COCO教頭「無駄金使わせて?(笑)」
こもり校長「でも夏にも夏の大変さがあるのが、かくざとう。は分かってるから、こうやって夏代をちゃんと自分で用意して使うわけでしょ?」
かくざとう。「そうなんです。バイトして」
こもり校長「でも夏にちょっとこの無駄な金を使わされたなっていうのをちょっと振り返ると思うことでしょ?」
かくざとう。「そうなんです」
COCO教頭「…でも、ちょっと分かるわ(笑)」
こもり校長「でしょ(笑)」
かくざとう。「(笑)」
COCO教頭「特に、かくざとう。が化粧の上に付けるパウダーとかも何種類もめっちゃあるもんな?」
かくざとう。「はい」
COCO教頭「それをいろいろ試すとやっぱり5000円ぐらいいっちゃうもんね」
かくざとう。「そうなんです!」
COCO教頭「それは分かるわ」
かくざとう。「ありがとうございます」
COCO教頭「でも夏を殴りたいとは思わないんだよな」
こもり校長・かくざとう。「…」
こもり校長「見て。俺とかくざとう。の、この間を」
COCO教頭「今、永遠の間のように聞こえたよ」
こもり校長「あのかくざとう。が静かになるんだから」
かくざとう。「ごめんなさい(笑)」
COCO教頭「(笑) 全然悪くないんだよ」
こもり校長「かくざとう。は悪くないよ。今のは絶対に教頭が悪かったね」
かくざとう。「(笑)」
COCO教頭「わしかい(笑)」
こもり校長「だって5000円だよ。5000円でランチなんてな」
かくざとう。「5000円あれば何でもできるんじゃないかなって」
COCO教頭「大概のことはできるな。先輩とかと友達とかとご飯を食べて」
かくざとう。「はい」
こもり校長「何ならランチ奢ったるわいぐらい。いや、これはちょっと夏にかなりなことされているから、ちょっと最後に一言、夏に向けて言ってやれ!」
かくざとう。「本当はこんなこと言いたくないけど、頑張って稼いだバイト代。利子付けて返せ! ついでに今、私の家の電子レンジ壊れてるんだよおぉ!」
こもり校長・COCO教頭「(笑)」
こもり校長「勇気を持った発言ありがとう!」
♪ 夏のせい / RADWIMPS
COCO教頭「電子レンジ、夏に関係なくね?」
こもり校長「出たよ。電子レンジの気持ちになっていない人発言だよね」
COCO教頭「いやいや、ムズい(笑)」
こもり校長「電子レンジからしたら、“ちょっと待ってくださいよ。ただでさえ僕は熱くなる機械ですよ。なのにあなたが熱くしちゃダメじゃない!”という」
COCO教頭「そういう気持ち?(笑)」
さて、ここからは…『SCHOOL OF LOCK!農業部 supported by JA全農』!!!
こもり校長「生徒のみんなに農業の魅力を知ってもらうための部活動! SCHOOL OF LOCK!農業部の時間! 今週の活動内容は…ASMRクイズ!キキミミ食堂!」
こもり校長「今からこのクイズの挑戦者に逆電! 生徒は、俺こもり校長が、今、何の食材を食べているのか? はたまた、何を飲んでいるのか? キキキミを立てて、このASMRクイズの正解を答えてほしい!」
COCO教頭「制限時間は1分間です。1分の間は何度間違えても大丈夫! 制限時間内に正解に辿り着けばOKです!」
こもり校長「しかも、COCO教頭からのヒントも出ちゃう」
COCO教頭「見事クイズに正解した生徒には、 JAタウンで使えるギフトカード5000円分をプレゼントします!」
こもり校長「さっそくエントリーしてくれた生徒に出題していく!」
COCO教頭「聴いてる生徒のみんなもよかったら、一緒にASMRクイズに挑戦してみてください」
タンタンジェント 山口県 17歳
こもり校長「ASMRクイズは自信ある?」
タンタンジェント「あります」
こもり校長「普段、料理とかするの?」
タンタンジェント「たまに自分でチャーハン作ったりはします」
COCO教頭「男飯」
こもり校長「チャーハンとか作るんだ?」
タンタンジェント「はい」
こもり校長「いいね。どんなチャーハン作るの?」
タンタンジェント「具材はいつものやつなんですけど、しょう油とか自分で足したりして」
COCO教頭「いいね」
こもり校長「じゃ必ず当ててってよ」
タンタンジェント「はい。頑張ります」
こもり校長「ASMRクイズ キキミミ食堂! 問題!」
COCO教頭「校長、まずは1口お願いします」
<シャワ! シュー>
COCO教頭「どう?」
タンタンジェント「トマトですか?」
COCO教頭「じゃ校長、坂東英二風に食べてみて」
タンタンジェント「スイカ?」
<シャワ>
COCO教頭「分かるか(笑) 栄養、むちゃくちゃあるよ。で、これに付ける調味料も人それぞれ。塩だったり」
<30秒前>
<トントン>
COCO教頭「この音、聞いて」
タンタンジェント「ナスですか? モモ?」
COCO教頭「色は白と黄色なんだよ。焼いたり、茹でたり」
タンタンジェント「トウモロコシ?」
COCO教頭「生だったり、いろんな食べ方あるよ」
タンタンジェント「…」
COCO教頭「チャーハンに入れてるね」
タンタンジェント「鶏肉?」
<10秒前>
COCO教頭「黄色と白!」
タンタンジェント「卵?」
<ピンポン!>
COCO教頭「正解です! よく当てた!」
こもり校長「よく当てた。危なかった。もうちょっとで校長先生が卵で溺れるところだった」
タンタンジェント「(笑)」
こもり校長「正解は…卵!」
COCO教頭「解説していきます。卵はアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど多くの栄養素を含んでいるため、栄養が豊富な食品。たまごの成分は大部分がタンパク質です。たまごは良質のたんぱく質源と言われているんだけど、それは人間の体内で合成できない9つの必須アミノ酸をバランスよく含んでいることに由来していて、アミノ酸のバランスを示す“アミノ酸スコア”は、最高点の100点なんだって。すごくない?」
こもり校長「正解おめでとう」
タンタンジェント「ありがとうございます」
こもり校長「JAタウンで使えるギフトカード5000円分プレゼント!」
タンタンジェント「ありがとうございます」
COCO教頭「ギリギリまで悩んでたけど、難しいもの?」
タンタンジェント「難しかったですね」
こもり校長「逆に、どのタイミングで卵って分かったの?」
タンタンジェント「最後の教頭先生の、白と黄色のところで」
COCO教頭「よかった〜」
こもり校長「途中、すごく惜しかったよね、鶏肉って」
COCO教頭「親子だった」
タンタンジェント「(笑)」
こもり校長「でも、よく当てた。参加してくれて、ありがとね」
タンタンジェント「ありがとうございます」
COCO教頭「また参加して」
タンタンジェント「はい」
こもり校長「バイバーイ」
タンタンジェント「失礼します」
COCO教頭「ギリギリまで頑張ったの素晴らしかったね」
こもり校長「素晴らしかった。俺の最初の食べ方がうまかったのか、トマトと思わせてしまって」
COCO教頭「ジューシーさが出てたね」
こもり校長「さぁ、ASMRクイズに参加したい生徒はいつでも農業部の特設サイトからエントリーして欲しい! そして、来週の活動内容は“SCHOOL OF LOCK!農業部検定”。予習範囲は…“#4”」
COCO教頭「“全農 presents 虹のコンキスタドールの届け!ファンファーム シーズン4”の“#4” を見れば答えが分かるので、ぜひ予習して参加してください!」
こもり校長「ということで、今日の農業部の活動は以上!」
こもり校長「今夜のSCHOOL OF LOCK、授業テーマは…
『夏に文句を言いたい!』」
COCO教頭「今日絶対に生徒1人も出てこない思ってたのよ。でも10時台やってみて、文句言いたい生徒いましたね」
こもり校長「教頭、分かってくれてる? ちょっと寄ってきてるね。夏の上に転がされていたみたいなのが分かってきたでしょ?」
COCO教頭「手のひらでコロコロ? それは若干あるかも」
こもり校長「でしょ。だから今まで、生徒のみんなも夏に対して不満が溜まってたと思うわけ。でも、夏ってキャラ的に文句言っちゃいけない気がしてたじゃん?」
COCO教頭「そうかな?(笑)」
こもり校長「冬は文句を言いやすいのよ。寒いから」
COCO教頭「ちょっと悔しいけど、それもちょっと分かるな」
こもり校長「あるじゃない。でも、夏に文句ばっか言ってると、“うわ、あいつ空気読めないんじゃね?”みたいに思われがちなところあるじゃない」
COCO教頭「ちょっとテンション低いとか、ちょっと閉鎖的じゃないってちょっと思っちゃったりあるな」
こもり校長「そんなにテンション高くないのかな、ダル絡みたら嫌がるんじゃないかなとか」
COCO教頭「確かにね(笑) 分からなくはないな…」
こもり校長「ごめん、正直言いづらかったの、夏に」
COCO教頭「…でも、ちょっと分かりつつあるんだよな」
こもり校長「だろ?」
トトロのさつき 神奈川県 18歳
こもり校長「学年は?」
トトロのさつき「高校3年生です」
こもり校長「夏に文句言いたいんでしょ?」
トトロのさつき「文句あります」
こもり校長「夏に何かひどいことでもされたの?」
トトロのさつき「されました。本当に」
こもり校長「大丈夫か。泣きそうな声だけれども、そんなひどいことされたか?」
トトロのさつき「そうです(笑) 泣いちゃいます」
こもり校長「ちょっと思い切り夏に罵声を浴びせてよ」
トトロのさつき「夏は暇のはずだろ! なんで未読スルーすんだよ。バカヤロー!」
こもり校長「もうひどい空気しかしないな。どういうことか聞かせてちょうだい」
トトロのさつき「私、好きな人がいて、その人が塾の大学生のチューターだったんです。で、1〜2月ぐらいに私が2つ塾行ってて、好きな人がいる方のお兄さんに、“私のいつも普段中心で行ってる塾がチューターさん好きじゃなくて…”って相談をしたら、“じゃあ俺が相談に乗ってあげるよ”ってLINEとか交換してくれて。むちゃくちゃ優しいじゃないですか。で、仲良くて、塾やめてからもLINEしたり、体育祭で学ランとか貸してくれて。“お!”ってなるじゃないですか」
こもり校長「“おぉ!”よ」
トトロのさつき「ですよね(笑) で、学ランを返す時に言われたのが、“ちょっとこれから忙しくなるよ”って。なので、ちょっとLINEも既読つけられないかもみたいなことをLINEで言われたんです。で、それを返事して。でも最初に、“勉強のことなら話を聞いていいよ”って言ってたので、お兄さんが通ってる大学のことを質問したんです。で、そこから3ヶ月を未読スルーされてて」
こもり校長「マジかよ。じゃ、ちょっと寂しいみたいなところも、もちろんあるわけ?」
トトロのさつき「寂しいです。毎日LINEつけて、来てるかなぁみたいな」
こもり校長「毎日見ちゃう?」
トトロのさつき「毎日見ちゃいます。朝楽しみにしちゃいます」
こもり校長「で、未読スルーで寂しいなって思うわけ?」
トトロのさつき「思います」
こもり校長「夏のせいやな」
COCO教頭「それは夏のせいではなく、その男のせいじゃないの?」
こもり校長「分かってないな」
トトロのさつき「(笑)」
こもり校長「これはどっちなの?」
トトロのさつき「夏ですね」
COCO教頭「おいおい(笑)」
こもり校長「今のは聞くまでもない質問だったな」
トトロのさつき「そうですね(笑)」
COCO教頭「愚問でしたか。なんで? どう考えても3ヶ月間未読なんてことありますか?」
こもり校長「いや、違うのよ。今いきり立っているところ申し訳ないけども」
COCO教頭「いきり立ってるとか言わないで(笑)」
こもり校長「やっぱり夏というものは、なんとなく時間があるわけじゃないですか。夏休みとかもあるわけですから。なのに、そこの時間があるのにとか、変な妄想させてくるわけですよ」
トトロのさつき「うんうん」
こもり校長「そうだよね?」
トトロのさつき「そうですそうです」
COCO教頭「時間があるはずなのに、返ってこないなってこと?」
トトロのさつき「そういうことです」
こもり校長「夏のせいじゃない」
トトロのさつき「夏ですね」
COCO教頭「男のせいじゃないの?」
こもり校長「で、しかも夏だから、トトロのさつきも今ちょっと時間があるわけじゃない。夏っていうことで」
トトロのさつき「そう」
こもり校長「だから、いろいろなタイミングで思い出しちゃったりもするでしょ?」
トトロのさつき「そうなんです!」
COCO教頭「え、ダメだこりゃ(笑)」
こもり校長「ってなったら、完全にこれは夏のせいですよね」
トトロのさつき「もう夏のせいですね。時間があるので」
COCO教頭「もう夏のせいに完全に振り切っちゃってるわ」
こもり校長「振り切ってるとかじゃないんです(笑) これは夏のせいなんです」
COCO教頭「季節関係あるの? 休みが長いからってことなの? 私はその男子が…3ヶ月でしょ」
トトロのさつき「(笑)」
こもり校長「しかも、何が夏がもっと悪いかって、夏って何か分からけど、ちょっと恋の季節みたいな、思わせぶりしてるでしょ?」
COCO教頭「それはちょっと分かるな」
トトロのさつき「分かります」
COCO教頭「それは私も分かるわ。ちょっと期待しちゃってるとこあったわ」
トトロのさつき「(笑) 夏は来ちゃうかなって思いますよね」
こもり校長「ホントそう! だからより寂しくなるんでしょ?」
トトロのさつき「そうです!」
こもり校長「間違いなくそうよ」
COCO教頭「“この夏、何かあるかな?”と期待した自分がいたことは私も否定できない。それは嘘はつけない」
トトロのさつき「うんうん(笑)」
こもり校長「それは、追いLINEするのはダメなの?」
トトロのさつき「え〜、気持ち悪くないですかね?」
COCO教頭「男子の立場からして、返してないのに追いLINEされたらどうなの?」
こもり校長「でも、今まで返ってきてたんでしょ?」
トトロのさつき「そうですね。今までは全然」
こもり校長「でも、それ送れてないってパターンはないの?」
トトロのさつき「ないと思います」
こもり校長「いや、他のに埋もれちゃってるとか」
トトロのさつき「それは絶対ありますよね」
こもり校長「ほら!」
COCO教頭「そんな2000件とかLINE来てるのか? その好きな男は。それだったら埋もれるって」
トトロのさつき「(笑)」
COCO教頭「それで、“あ、もう下まで遡れない”ってなって埋もてるなら分かるけど」
こもり校長「分からないよ。LINEのアイコンのマークが“999+”になっている可能性はあるじゃない?」
COCO教頭「それはもうチューターではない」
トトロのさつき「(笑)」
こもり校長「仕事のLINEとかに埋もれちゃってるパターンもあるからね。(小声)あと、これは夏のせいにしないと。そんなに、トトロのさつきを責めちゃ傷つくから」
COCO教頭「(小声)あ、ごめんごめん。 忙しいっていうのもあるかもしれないのか。やっぱり気づいていないってことなのかな? 埋もれてるのかな?」
こもり校長「だから、もう1発追いLINEは俺はアリだと思うわけ」
トトロのさつき「アリですか?」
こもり校長「上にポコンと出てくるのもいいと思うんだよね」
トトロのさつき「え〜、どんなことがいいでしょう?」
こもり校長「だって、“勉強のことについては俺に聞いてこい”なわけでしょ?」
トトロのさつき「うんうん」
COCO教頭「しかも、向こうがそれ言ったんだもんな」
トトロのさつき「そうなんですよね!」
こもり校長「だから、これは勉強のことを送りましょうよ。夏だから」
トトロのさつき「夏ですからね」
こもり校長「夏のせいにしちゃおうぜ」
トトロのさつき「(笑)」
COCO教頭「すごい言葉だ」
こもり校長「今、夏でちょっと課題とかもあって、これはこうなんですけど、とか。あと高3で受験でしょ? バッチリです」
COCO教頭「そういうLINEだったら返しやすいかもしれないしね。質問で来てくれてたら」
こもり校長「で、“あ、ごめん! 気付いてなかった!”のパターンもあるかもしれないから、俺は送ってみてもいいと思うよ」
トトロのさつき「いいですか。じゃ明日、頑張ってみます」
こもり校長「いい。やっぱ夏は利用できるとこはしていかないと。これだけ振り回されているんだから」
COCO教頭「(笑)」
こもり校長「だから最後、一言ちょっと夏に向けてバシッと言ってやってくれ!」
トトロのさつき「おい夏! なに恋の季節みたいな顔してるんだよ! こっちは全然楽しくないんだよ! 夏、終わっちまうじゃないか。バカヤロー!」
こもり校長「よっしゃ、逆にこれは夏を利用していこ。明日頑張ってよ。応援してるからな」
トトロのさつき「頑張ります!」
♪ Summer Pages / Mol-74
COCO教頭「冷静に考えて、トトロのさつきの逆電、男が悪いんじゃないのってなるんだけどな」
こもり校長「教頭、またいきり立っているところ、止めちゃって」
COCO教頭「あんまりいきり立ってるって言わないで(笑)」
こもり校長「ごめんね。夏のせいにしないといけない時もあるの」
COCO教頭「あ〜、そういうことか」
こもり校長「俺はそこもそろそろ分かってほしい」
COCO教頭「(笑) 確かにね」
こもり校長「俺こんなにちゃんと言わないよ、教頭先生には」
COCO教頭「面と向かってすごく言われてるな。夏のせいにしなきゃいけないことも、まあまああったね」
こもり校長「目をそらさないで」
COCO教頭「怖(笑)」
こもり校長「ちゃんと見て話を聞いてください」
COCO教頭「夏のせいにしなきゃいけないこともあったね」
こもり校長「よかった。分かり始めてきてくれて」
COCO教頭「(笑)」
トマトのみみ 東京都 15歳
こもり校長「学年は?」
トマトのみみ「中学3年です」
こもり校長「ちょっと夏に文句言いたいの?」
トマトのみみ「はい」
こもり校長「夏にひどいことされたの?」
トマトのみみ「そうですね」
こもり校長「それは許せること? 許せないこと?」
トマトのみみ「もうこれは絶対許せないです」
こもり校長「これは話を聞かないとあかんわ。まず思い切り夏に罵声を浴びせて!」
トマトのみみ「せっかく彼女できたのに一緒に何もしてないじゃないか!」
こもり校長「ちょっと待ってくれよ。詳しく聞かせてない?」
トマトのみみ「2月に好きな人に告白して、付き合うことになったんですけど」
こもり校長・COCO教頭「おめでとう」
トマトのみみ「ありがとうございます。でも、そのあとすぐ終業式が来ちゃってで、連絡先も公開してないので」
こもり校長「え? お付き合いはして。でも、連絡先を交換する前に終業式が来て学校で会わなくなっちゃったってことか?」
トマトのみみ「はい」
こもり校長「うわ〜、連絡先なんで聞かなかったの?」
トマトのみみ「聞いたんですよ。聞いたんですけど、相手が持ってなくて」
COCO教頭「あ、携帯をね」
こもり校長「そういうことか」
トマトのみみ「はい」
こもり校長「理解理解。それはしょうがないな。じゃ、この夏休み期間、何してるの?」
トマトのみみ「ラジオを聞いたり、ドラマ見たりしてました」
こもり校長「それは彼女とラジオを聞いたり、ドラマを見たり?(笑)」
トマトのみみ「いや、ぼっちです(笑)」
COCO教頭「ぼっちか!(笑)」
こもり校長「正直、“この夏はこんなことするぞ”みたいな、自分の中での理想はあったの?」
トマトのみみ「ありました」
こもり校長「どんなこと?」
トマトのみみ「彼女と夏祭り行ったり、花火大会行ったり」
こもり校長「そういう日々を送れると思ってたわけか?」
トマトのみみ「はい」
こもり校長「いやぁ、でもこれは本当に夏のせいです。夏っていうのは人の距離をちょっと遠くさせるね」
トマトのみみ「そうですよ」
こもり校長「冬だったら、やっぱり人肌恋しいとか、あんまイベントがないから、だから一緒にいようや、みたいになるけど、夏は無駄に誘惑だけ多くて、でもくっつこうって気にはならないじゃない。暑いから。そういうのもちょっとあるな」
トマトのみみ「はい。しかも、家のまわり、全然夏祭りとか花火大会ないんですよ」
こもり校長「夏〜」
COCO教頭「(笑) なかったのか?」
トマトのみみ「はい」
COCO教頭「そもそも彼女と連絡取ろうと思ったら、家電にかけるの?」
トマトのみみ「いや、かけるほどの勇気がないっていうか(笑)」
COCO教頭「あれ、夏のせいなのか」
トマトのみみ「それは夏のせいです」
COCO教頭「そうか、イベントもなかなか行けなかったんだな」
こもり校長「なのに、夏ってそういう期待だけさせてくるよね」
トマトのみみ「はい」
COCO教頭「夏はそれはある」
こもり校長「え、この夏は1回も彼女とは会えずじまい?」
トマトのみみ「会ってないです」
こもり校長「会おうかな、みたいなのはないの?」
トマトのみみ「いや、本当は会いたいです」
こもり校長「そうだよな」
トマトのみみ「なんですけど、会う予定というか、そういうのがないんで」
COCO教頭「口実がね」
トマトのみみ「はい。ただ唯一の救いがあって、来週の水曜日に学校始まるんですよ」
COCO教頭「お、1週間後」
こもり校長「おめでと」
トマトのみみ「そこでお互いの夏休みのことを話そうかなと」
COCO教頭「近況報告ね」
こもり校長「いいよ!」
トマトのみみ「それと、ちょっと話がそれちゃうんですけど、2学期から交換日記を始めようって約束してて」
COCO教頭「楽しそう」
こもり校長「だから俺思った。この会えなかったということは、夏のせいにしてしまえば、夏が終わった時に全部チャラです。なぜ会えなかったのか、なぜ距離があったのか、全部夏のせい。そうすれば、夏が終わった瞬間に、あんなのは夏のせいだから。秋が始まった時には2人の距離を作っていきましょう」
COCO教頭「いいこと言ったな」
トマトのみみ「はい」
こもり校長「夏のおかげです」
トマトのみみ「(笑)」
COCO教頭「夏のせいが、夏のおかげに変わった(笑) 人としても成長した」
こもり校長「じゃあ、それはもう2学期が楽しみだな」
トマトのみみ「はい」
こもり校長「来週の水曜日か。ワクワクだな。じゃ最後に、一言ちょっと夏に向けてバシッと言っとこっか」
トマトのみみ「夏休みずっと会わせてくれなかったけど、2学期からはずっとそばにいる画を見せてやるから覚悟しとけ!」
こもり校長「よく言った! 夏、見とけよ! ありがとな!」
トマトのみみ「はい」
♪ 夏枯れ / ずっと真夜中でいいのに。
COCO教頭「最後の一言、夏に対する文句じゃなくて、彼女に向けたもう愛の言葉だったじゃん(笑) 夏が入ってなかったのよ」
こもり校長「いやいや、これも夏のせいだよ」
COCO教頭「そうか(笑)」
こもり校長「最後は想いが勝っちゃったのも、夏のせいよ」
COCO教頭「それも全部夏のせいですか(笑) でも、やっぱこの想いの丈を叫んでくれるのは、やっぱ熱い。夏だけに熱さはあったよね」
今日の黒板
『 夏ってさ 』
♪ 夏音 / 優里
こもり校長「SCHOOL OF LOCK!そろそろ下校の時間です! なんだか風も冷たくなってきたかもね」
COCO教頭「そうかな? めっちゃ暑いけどな」
こもり校長「やっぱ1年中夏ってことはないのかなぁ。教頭どうだった?」
COCO教頭「この2時間ずっと校長がおかしかったのは、松葉杖だったんじゃねえかって思ってる」
こもり校長「この顔を見てもまだそう思うかい?」
COCO教頭「そうしか思わない(笑)」
こもり校長「(笑) でも、終わるとなると、やっぱ悲しいもんだね」
COCO教頭「やっぱり寂しさはあるよね。それは分かる」
こもり校長「すっかりそっち側になっちゃってる自分がいる」
COCO教頭「(笑)」
こもり校長「あんだけ散々言ってきたけど。寂しい。もうちょっと会いたくなってきてる」
COCO教頭「また来年まで、待たなきゃいけないけど」
こもり校長「そうか。結局俺も転がされてる1人だったか」
<『鎌倉グッドバイ』ASIAN KUNG-FU GENERATION 流れてきて>
こもり校長「いいね! 生徒のみんな、SCHOOL OF LOCK!は明日夜10時に再び開校」
COCO教頭「起立! 礼!」
こもり校長・COCO教頭「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」
♪ 鎌倉グッドバイ / ASIAN KUNG-FU GENERATION
こもり校長の放送後記
明日は東京36℃らしい。
夏まだ居たわ。
COCO教頭の放送後記
夏に私も転がされていたのかもしれない…
聴取期限 2023年8月31日(木)PM 10:00 まで
Music 2023.8.24 PLAYLIST
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“なぜか貯金ができない”、“時間を持て余す”…すべては夏のせい!「夏」に文句が言いたい!
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜〜木曜 22:00〜23:55/金曜 22:00〜22:55)。8月24日(木)は、「夏に文句を言いたい!」をテーマに放送。今回の企画を説明する際に、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が話していた、“なんだか夏のせいにしてしまう”エピソードを紹介します。