今夜の授業を職員のジェーンが振り返り!
今日、10月5日は、THE BEATLESがデビューして60年!そんな今夜のSCHOOL OF LOCK!はビートルズNightを開催!!!
今日はビートルズに詳しい音楽評論家の萩原健太先生をお迎えして、ビートルズが好きな生徒や、楽曲を聞いたことがあるという生徒から オススメの曲を紹介していってもらいました( ˘ω˘ )
1人目に電話を繋いだ生徒 RN:ぴんくすまいるびより(≧▽≦)がおススメしてくれた楽曲は『Yellow Submarine』!!元々はお父さんの影響でビートルズが好きになったというRN:ぴんくすまいるびより(≧▽≦)は、去年、英語の時間にビートルズの楽曲を歌うという時間があり、そこでこの『Yellow Submarine』と出会ったという。楽曲を聴いているとワクワクした気分になり、MVと一緒に併せて観るとビートルズの4人と一緒に旅をしているような感じになるのでこの曲が大好き!!と話を聞かせてくれました。
2人目に電話を繋いだ生徒 RN:いそんこがおススメしてくれた楽曲は『Strawberry Fields Forever』!!小さい頃から音楽が大好きだったというRN:いそんこは、中1の時にTHE BLUE HEARTSと出会い衝撃を受け、そこからヒロト先生とマーシー先生が好きな音楽はそんなものなんだろう?と、どんどん遡って行ったところでビートルズに辿り着き、ここ2年でビートルズにドはまりしてしまったという。今では学校でビートルズ好きな子を集めビートルズと同じ編成でバンドを組んでいるとのこと!! この楽曲はキーもテンポも違う、全う別のアレンジのテープを無理やりつなぎ合わせて一曲にしているらしく、サイケデリックなサウンドが魅力です。熱くおススメをしてくれました。
3人目に電話を繋いだ生徒 RN:メドウスがおススメしてくれた楽曲は『Come Together』!!前から洋楽を聞くのが好きだったというRN:メドウスは、少し前に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』を見てからはQueenばかりを聞く日々を送っていたけど、ふと他のアーティストも聞いてみようと思い、色々と調べていくうちにそこでビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に出会ってしまったという。そんなRN:メドウスがおススメしたいこの曲は、ベースラインがシンプルだけどそこがめちゃくちゃカッコいい!!とのことで、生徒のみんなにもそのベースに注目して聞いて欲しい!!そして大人っぽい曲を聴きたい生徒に聞いて欲しい!!とおススメをしていってもらいました。
4人目に電話を繋いだ生徒 RN:younglove岡山がおススメしてくれた楽曲は『For No One』!!ビートルズはお父さんの影響で一番大好きなアーティストだというRN:younglove岡山。特におススメしたいこの曲は楽曲の時間が2分にも満たない失恋曲。その曲の中には大人っぽいエレガントさ、優雅さが注ぎ込まれていて、聞いていると心に安らぎを与えてくれるんだという。最後には『失恋の曲ではありますが・・・生徒のみんなはこんな失恋をしないように!!と思いながらこの曲を聴いて欲しいです!!』と一言、オススメ(注意喚起?笑)をして楽曲をオンエア(^ω^)!!
聴取期限 2022年10月12日(水)PM 10:00 まで
10月5日はTHE BEATLESがデビューして60年!『ビートルズNight』!!!
『 60年 』
こもり校長「イギリスのロックバンド、ザ・ビートルズ(THE BEATLES)がデビューして、今日でちょうど60年。しかもデビュー60年」
ぺえ教頭「ビートルズって“ザ”がつくんだね(笑)」
こもり校長「俺もそこからなんだけど、正式にはザ・ビートルズだと思うんだよね」
ぺえ教頭「ずっとビートルズって馴染みがあったから、“ザ”って付いてることを、ここで私は正直知って」
こもり校長「そう。正式はたぶん、ザ・ビートルズ。でも世の中にいろいろ出ているものでは、ビートルズってなってるものがあるから。でも、伝わればいいっていうところも同時にあったり」
ぺえ教頭「じゃ、ザ・ビートルズって言った方が知ってる感は出るのかな(笑)」
こもり校長「そこではならんだろ。有名すぎて」
ぺえ教頭「そんなところでは出ないか(笑)」
こもり校長「しかも、デビュー60周年だから、60年前のビートルズがデビューした時に、生徒の親はたぶん生まれていない可能性も大いにあるというか」
ぺえ教頭「そうだね。私の母親は今年で65とか66とかだから、今の10代の生徒の親はまだ生まれてないね」
こもり校長「だって俺の親は生まれてないから。55だからさ」
ぺえ教頭「そうか(笑)」
こもり校長「だから、すごいことというか。60年経った今でも、全世界でものすごい数のファンがいるのが、すごいなと」
ぺえ教頭「そうだよね。知ってる曲たくさんあるもんね」
こもり校長「そう。聴けば“これね!”とか。CM、テレビのオープニング、番組BGM」
ぺえ教頭「タイトルまで正式に言えって言われたら、ちょっと“あっ…”ってなるけど」
こもり校長「“ごめんなさい”ってなるけどね(笑)」
ぺえ教頭「『HELP!』ぐらいは分かるけど」
こもり校長「確かにね(笑)」
ぺえ教頭「「いっぱい知ってるよね」
こもり校長「まぁビートルズだから10代の生徒の中にもビートルズが好きだよっていう生徒はいるんじゃないかなということで、今夜はそんなビートルズのデビュー60周年を記念してこんな授業を行っていきます。今夜のSCHOOL OF LOCK!は…!
『ビートルズNight』を開催!!」
♪ Love Me Do(Mono Version) / The Beatles
こもり校長「この曲が60年前のデビューシングル『Love Me Do』」
ぺえ教頭「私でももちろん知ってたけど、これがデビューシングルだってのは知らなかった」
こもり校長「だね。でも聴けば分かるっていう」
ぺえ教頭「そう。お洒落な喫茶店とか雑貨屋さんとかですごく聴くイメージがあるかな」
こもり校長「そうだね。ビートルズの少しだけ説明ですが、メンバーは、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人」
ぺえ教頭「あ、ジョン・レノン?」
こもり校長「そうだよ」
ぺえ教頭「そうなんだ。ごめんなさい(笑) オノ・ヨーコさんの旦那さん」
こもり校長「そうそう。“オノ・ヨーコの旦那さん”という紹介はあんまりないけど」
ぺえ教頭「そうだよね(笑)」
こもり校長「1962年にレコードデビューして、解散したのが1970年。デビューしてからの活動期間は8年」
ぺえ教頭「8年だけなの?」
こもり校長「はい。GENERATIONSだったら、解散して2年目です。すごいです」
ぺえ教頭「デビューして8年で、こんな伝説になっているってこと?」
こもり校長「そうなの」
ぺえ教頭「やばい。それはちょっとゾクゾクするわ。私、芸能界が今6年目だから、あと2年だ(笑)」
こもり校長「そう。だけど、ただの引退じゃないからね。もうレジェンドで引退だから」
ぺえ教頭「私、あと2年続けても、世の中の人、私のこと誰も知らんで終わるよ(笑)」
こもり校長「(笑) で、その8年で発表された楽曲数はなんと213曲」
ぺえ教頭「すごくない?(笑)」
こもり校長「で、オリジナル曲が188曲。単純計算で1年で23曲以上を作ってます。で、ほとんどたぶんビートルズで作ってるとなった時の、楽曲の発表の数もすごいし、ちょっと異常?」
ぺえ教頭「そうだよね。アーティストのあなたからしてみても?」
こもり校長「異常。だって普通に考えて、“アルバム出ます! 表題曲これです!”ってプロモーションが、大体1年に1回じゃない」
ぺえ教頭「そうだよね」
こもり校長「それを年に23回やっているってことだから」
ぺえ教頭「下手したら、SCHOOL OF LOCK!に23回ゲスト講師で来るぐらい(笑)」
こもり校長「本当にそういうこと(笑) それぐらいすごいんだよね。しかも、ライブのみで演奏された未発表曲もあったりするから、たぶんそれ以上の数がある」
ぺえ教頭「あ、これも知ってる!(『From Me To You』) これは私どこで聴いたんだろう。かかる曲、全部知ってるね」
こもり校長「(笑) ちゃんと聴いてるね」
ぺえ教頭「どこで聴いてるかは定かじゃないけど、全部知ってる」
こもり校長「すごいよね。今夜はそんな偉大なアーティストの曲をかけまくるビートルズNightを行ってきます」
ぺえ教頭「ビートルズが好きな生徒や楽曲を聴いたことがある生徒からオススメ曲を紹介してもらいます!」
こもり校長「どんな曲が好きなのか、好きな理由、ビートルズを好きになったきっかけを教えてください!」
ビートルズの曲は中学校の英語の時間に皆で歌っていました。特にハローグッドバイやラブミードゥーやレット・イット・ビーを歌っていたのでビートルズの歌はめっちゃ大好きです。自分が好きな歌はA Hard Days Naightです。笑ってこらえてで以前、朝まではしごの旅というコーナーがありそこで知りました。あと、HELPも好きです。自分はなんでも鑑定団が好きでオープニングで使われている歌です。HELP を聞くと「始まるぞ!」みたいな感じてやる気が出る曲です。
ビートルズは祖母、親、自分と三世代で好きなバンドなので和やかになれる平和のバンドだと思います。
男性/16歳/宮城県
2022-10-05 07:01
こもり校長「学校でもすごいね。50年以上前のビートルズの曲が授業で今でも使われるって」
ぺえ教頭「合唱みたいなことをするのかな。みんなで歌うのかな?」
こもり校長「ということなんじゃない。『Let it be』って、中学で言ったら、そういうBe動詞が入ってくる代表的なあれなんじゃない? きっと(笑)」
ぺえ教頭「(笑) 分かりやすくね」
こもり校長「いまだにTVやCMで曲が使われたりするし、聞けば“あ、この曲知ってる!”っていう曲はもちろんあるんだろうからね」
ぺえ教頭「やばい。これも知ってる。これは何?」
こもり校長「これは好きな曲って書いてたやつ(『A Hard Day's Night』)ですね」
ぺえ教頭「これ、テンション上がる。私、ビートルズ好きみたい。ワクワクしてます(笑)」
こもり校長「良かったです。俺も全く詳しくないから。曲はもちろん聴いてきたことあるぐらいのテンションだから、あれだけど、親子3世代で愛されるバンドだから、すごい話だね。ちょっと直接生徒にも紹介してもらいましょうか」
ぴんくすまいるびより 広島県 15歳
こもり校長「学年は?」
ぴんくすまいるびより「中3です」
こもり校長「ビートルズ好き?」
ぴんくすまいるびより「好きです」
こもり校長「なるほどね。ビートルズ以外にも好きなアーティストとかもいるの?」
ぴんくすまいるびより「最近、K-POPにハマってて、BTSとか、TOMORROW X TOGETHER、TWICEとかにもハマってます」
ぺえ教頭「すごい。ちゃんと最近の曲まで幅広く」
こもり校長「振り幅が!(笑)」
ぺえ教頭・ぴんくすまいるびより「(笑)」
ぺえ教頭「すごいね。そして、ビートルズまでいってるのね」
こもり校長「ビートルズを知ったきっかけは何?」
ぴんくすまいるびより「元々、父が好きで、去年、英語の時間に英語に慣れるために毎月いろんな洋楽をみんなで歌う時間があったんですけど、そこでビートルズの曲を歌う日があって、そこからハマりました」
ぺえ教頭「じゃ、お父さんがきっかけだ」
ぴんくすまいるびより「はい」
こもり校長「お父さん何歳?」
ぴんくすまいるびより「47です」
こもり校長「ワシの20個上ね」
ぴんくすまいるびより「(笑)」
ぺえ教頭「それ分かりやすいのかな?(笑) でも、お父さんも世代的にはまだビートルズ知らないよね?」
こもり校長「全然生まれてないでしょ。解散した後に生まれてるぐらいだからね。お父さんが洋楽好きなの?」
ぴんくすまいるびより「結構クイーンとかが好きで」
こもり校長「あ、バンドが好きなんだね」
ぺえ教頭「お父さんは、お家では何でかけてるの?」
ぴんくすまいるびより「YouTubeとかでたまに一緒に聴いたりとかは」
こもり校長「いいね。家で一緒にYouTubeで音楽聴くんだ」
ぺえ教頭「良い仲だ」
こもり校長「じゃ、ぴんくすまいるびよりがオススメしたい曲の曲名を教えて」
ぴんくすまいるびより「はい。私がオススメしたい曲は『Yellow Submarine』です」
こもり校長「『Yellow Submarine』は、いくらにわかな俺でも知ってる」
ぺえ教頭「私、知ってる?」
こもり校長「たぶん分かると思うよ」
ぺえ教頭「かかったら分かるか」
こもり校長「ぴんくすまいるびよりが感じるには、この曲はどんな曲なの?」
ぴんくすまいるびより「MVがあるんですけど、すごく独特な世界観で、すごく可愛いイラストになってて、聴いてたらすごくワクワクするし、ビートルズがみんなと一緒に潜水艦で旅に出てるみたいな気持ちになれたり、曲中にいろんな物音とかがするんですけど、そこから風景とかその様子を想像できるので、楽しみながら聴けるところが魅力だと思います」
こもり校長「すごいよなあ。60年前のその頃にももうミュージックビデオっていうものがあるんだもんな。でも、そこまでポップにしたのは下手したらビートルズが先駆けなんじゃないかと思っちゃうけどね。プロモーションビデオみたいな」
ぺえ教頭「プレゼンが上手すぎて早くミュージックビデオを見てみたくなったわ(笑)」
こもり校長「ね。ミュージックビデオも一緒に合わせて見たいよね。これをオススメしたいと思った理由は何?」
ぴんくすまいるびより「とにかく、すごくワクワクする曲なんで。あと、やっぱり世界観がすごくて、ミュージックビデオを見てるだけでも面白いし、聴いていても面白い」
こもり校長「なるほどね。どんな生徒に届けたいとかある?」
ぴんくすまいるびより「すごくノリノリになりたい時」
こもり校長「(笑)」
ぺえ教頭「今、上がりたいっていう時ね」
ぴんくすまいるびより「登校してる時とかに聴いてほしいです」
こもり校長「じゃあ、ぴんくすまいるびよりから曲紹介してもらっていい?」
ぴんくすまいるびより「はい。この曲は、ビートルズと一緒に旅に出たり、散歩ができるようなワクワクする曲です」
♪ Yellow Submarine / The Beatles
ぺえ教頭「すごい。映画みたい」
こもり校長「そうだね。音の作りとかもビートルズは多いのよ。LとRで全然違う音が流れてるとか。だから、左だけで聴いてるとメインの音が少ないとか」
ぺえ教頭「ね。私、最初ヘッドホン片方で聴いてたから、両方付けたらもう全然違う世界になった。すごい」
こもり校長「カラカラとか効果音もね」
ぺえ教頭「乾杯してるような音だったり、トランペットの音もするし、海の音もするし、すごいね」
こもり校長「そう。さっき、ぴんくすまいるびよりが言ってくれたように、MVも可愛いの」
ぺえ教頭「すごいね。伝説だ!」
こもり校長「入り口からテンション感じだよね。
僕たちもビートルズに詳しいというわけではないので、ここからはビートルズに詳しい、超強力サポーターをお招きしてやっていきます!
一緒に授業を届けてくれるのは…音楽評論家の萩原健太先生!!!!」
こもり校長「萩原先生は日々、洋楽新譜を中心にお気に入りの音楽を紹介されていますが、もちろんビートルズも詳しい音楽評論家ということで」
萩原先生「もう世代的に、もうビートルズは当たり前というか、ご飯みたいなものだから」
こもり校長・ぺえ教頭「(笑)」
萩原先生「もうみんなこの世代の人間は聴いてたの」
こもり校長「おいくつの時にビートルズがデビューされてるんですか?」
萩原先生「僕、デビューはリアルタイムでは知らないんだよね。来日が1966年なんだけど、その時が小学校4年生ぐらいで」
こもり校長「10歳」
萩原先生「だから、そんな感じですよ」
こもり校長「その時はどうなんですか。66年にビートルズが日本に来るってなった時の世の中の感じって?」
萩原先生「いや、もうやばい盛り上がりですよ。ビートルズは62年にデビューしてるんだけど、63年ぐらいまでアメリカでも人気が出なくて。イギリスでは人気だったんだけど、イギリスだけのことで。アメリカとかで人気が出たのは64年なのね。で、日本もそれから人気が出ている。だから、64〜65年ぐらいで大変なことになったんだけど。
それまでになかった音楽だっていうことで、アメリカとかでは50年代半ばにロックンロールが生まれて、その象徴としてエルヴィス・プレスリーって人がいて、親の世代からの大反発をくらったわけですよ」
こもり校長「へ〜!」
萩原先生「既成の価値観を揺るがす大変なものが出てきたってことで、“これはやばい”と。“こういう音楽に関わっている場合じゃない”“こんなの聴いたら、みんな不良になるよ”って、そういうことを言われていた時代だったんだけど、日本ではそれより10年ぐらい遅れて64〜66年ぐらいの時にそういう波がやってきたので、やはり自分達の親の世代にしてみると、ビートルズっていうのは、“自分達の価値観みたいなものを全部ぶち壊す常識破りのことをやっている人たち”ということで、“もうこんなやつらに関わってたら、もう健全な生活が送れない”と、子供達をそこから引き剥がそうとする動きがあって。
だから、僕も小学校の時に、来日するビートルズのコンサートに行っちゃいけない、という禁止令が出たの」
こもり校長「親からですか?」
萩原先生「いやいや、学校から」
こもり校長「え!」
ぺえ教頭「学校から? そんなことあるんだね(笑)」
こもり校長「すごっ!」
萩原先生「でも、子供でお金もないからチケット買えないんだけど、結構、お菓子の会社とか石鹸の会社とか、いろんなスポンサーが付いていて、そこが(チケットを)プレゼントしてるんですよ」
こもり校長「何かの懸賞で当たる、みたいなことですよね」
萩原先生「そうそう。だから、学校から禁止されても、もう必死にチョコレートを食べて応募して。外れたけど(笑)」
こもり校長「来日ライブはすごかったんだろうな」
ぺえ教頭「来日時の映像とか写真は私たちも知ってるもんね」
こもり校長「いまだに飛行機から降りてくるの使われるもんね」
萩原先生「そう。法被(はっぴ)着てね」
こもり校長「そうそう、それ! やっぱかっこいいもんな。
ビートルズがデビューしてから、早60年。僕たちなんかの人生よりも何倍も経っているわけですけど、それでも世界で愛され続ける理由というのは、先生からしたらどう思います?」
萩原先生「その1960年代というのは、やっぱり社会情勢的にもそうだし、あと、音楽のスタジオ技術の発展みたいなものもものすごい密度で発展したという意味で、そこにバッチリはまった感じで、このバンドの歴史があるでしょ。
62年にデビューした頃は、たぶん普通のステレオの2チャンネルしかなかった、テープレコーダーしかなかった頃に、だんだん4チャンネルというのを使えるようになって、8チャンネルが使えるようになって、16チャンネルになって。その発展のほとんどは1960年代に起こってるんだけど、そこにバッチリこのバンドの歴史が重なっているでしょ」
こもり校長「はい」
萩原先生「だから、いろんな実験的なこともできたし、新しい価値観、ヒッピーとかフラワー・ジェネレーションとかそういうのが起こったのも60年代だから、そういう新しい価値観みたいなものを音楽に持ち込むこともできたし、そこにハマっていたビートルズっていうのは、いまだにそれ以上のものをその後の世代が生み出せないで今まで来ているんだからね」
こもり校長「すごいですね。今の音楽進化もものすごい進化はありますけど、既に満足されたところからより満足を目指す。でも、この1960年代って画期的というか」
萩原先生「そうそう。できないことが多かったから、どうやればできるんだろう?って、ものすごくみんな苦労しているわけで。そこにすごい熱量があって、それは今の時代だと簡単に再現できるんだけど、その苦労している熱量とかって、やっぱりそこにしかないんだよね。
だから、その60年代の空気感みたいなものが、ビートルズの音楽で真空パックされてるでしょ」
こもり校長「確かに」
萩原先生「音楽から伝わってくるから、それをコピーすることは今の人にできるかもしれないけど、その熱をコピーすることはできないんだよね」
こもり校長「そこが、この60年なんでしょうね」
萩原先生「60年越えちゃうというね」
こもり校長「ここでストップじゃないでしょうしね。あと40年後も言ってるような気がしますもん。“100年!”って」
萩原先生「ビートルズのいろんな昔の音楽を再発(再発売)するでしょ。その再発計画は、孫の代まで食えるようできてるって話だから(笑)」
こもり校長「は〜…そうですか。デラックス盤、リミックス盤なんだりかんだり(笑)」
萩原先生「僕なんか死ぬまでには全部聴けないっていう話がありますよ(笑)」
ぺえ教頭「じゃあ、止まらないね」
こもり校長「そうだね。ちょっとここからは、生徒のみんなからのオススメ曲を紹介してもらおうと思います!」
いそんこ 東京都 15歳
こもり校長「学年は?」
いそんこ「中3です」
こもり校長「いそんこはビートルズ好き?」
いそんこ「大好きです」
こもり校長「ビートルズ以外に好きなアーティストとかっているの?」
いそんこ「いっぱいいるんですけど、もう一番最初に音楽…洋楽とかを掘っていくきっかけになったのは、ザ・ブルーハーツです」
こもり校長「あ〜、ブルーハーツね」
萩原先生「それでも若いよね。世代的におかしいよね」
いそんこ「(笑)」
こもり校長「だっって中3だもんね。で、ブルーハーツきっかけで洋楽になるの?」
いそんこ「ブルーハーツ、本当に大好きで、ヒロトさんとマーシーさんは一体どんな音楽を聴いてこうなったんだろうって、先輩のバンド、さらにその先輩のバンドを辿っていって、いろんなバンドの先輩を見ていた結果、一番多かったのはビートルズ時代だったんですよ」
こもり校長「やっぱり掘っていくとこうなっていくんでしょうね。ビートルズを知ったきっかけは、今みたいにどんどんブルーハーツから好きなバンドから掘っていくってことだけど、同じ中学にはビートルズ好きって友達はいるの?」
萩原先生「それは心配だよね」
いそんこ「いるんですよ」
萩原先生「お〜」
こもり校長「じゃ、いいね!」
いそんこ「インスタグラムで同じ学校の子にしか見られない設定にして、“ビートルズ好きな子いますか?”って聞いてみたんですよ。そうすると、3人ほど集まって、それで見事にギター弾ける子2人と、ドラム叩ける子と、僕はベースを弾けるんですけど、“バンドやろうぜ!”ってなって」
こもり校長「やばい! 2ギター、1ベース、1ドラム?」
いそんこ「はい」
萩原先生「ビートルズ編成だね」
こもり校長「そうですね」
ぺえ教頭「(笑)」
いそんこ「ビートルズを同じ編成で。で、ギターの子と僕とが交代で歌うんです。ギターボーカルとベースボーカルで、“これ一緒やん!”って言って」
萩原先生「じゃあ、君はポールなんだ」
いそんこ「ポールの気分で、やらせていただいてます(笑)」
こもり校長・ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「ちょっとずるいですよね。ポールの方が器用なイメージですから」
ぺえ教頭「ずるいって(笑)」
萩原先生「左利きだったりはしないの?(笑)」
いそんこ「それは右利きですね」
こもり校長「(笑)」
萩原先生「今から、左利きになろう!」
こもり校長・ぺえ教頭「(笑)」
いそんこ「今からでも挑戦します?(笑)」
こもり校長「でもすごいよ。ポール・マッカートニーのベースを弾きながら歌を歌うというところに感化されて、僕の大好きなASIAN KUNG-FU GENERATIONの山田先生は“ベースがかっこいい!”ってことになるわけだから」
いそんこ「あ、そうなんですね」
こもり校長「そうだよ。山ちゃん先生はモロにそうだから。やっぱ今のJ-ROCKをやっている人たちとかは、そういうところも見たりするというのもあるからね。いいよ。ポールかっこいいな〜」
萩原先生「やっぱりあれだけ難しいフレーズを弾きながら歌うんだから」
こもり校長「すごいですよね(笑)」
いそんこ「本当にベース難しいです。シンプルが故に奥が深いというか」
ぺえ教頭「へ〜」
いそんこ「そんな中でも、いそんこのオススメの曲はなに?」
いそんこ「『Strawberry Fields Forever』って曲があって」
こもり校長「俺はピンと来ないな」
萩原先生「ジョン・レノンの曲じゃないか」
こもり校長「(笑)」
いそんこ「ジョンの曲で(笑) まず、すごく歌詞がエモーショナルな雰囲気の曲で、ジョンが幼少期に住んでいたストロベリー・フィールドっていう場所がモチーフになっていて、聴くと小学校の頃、友達を公園で遊んでた、その日の夕暮れみたいな、ちょっとノスタルジックな気持ちに歌詞がさせてくれるんです」
萩原先生「ジョンの家のそばにあった孤児院なんだよね」
ぺえ教頭「そうなんだ」
こもり校長「へ〜! じゃあ、そういう時代背景も含めてだけど、作った人のバックボーンを調べて聴くと、自分の中にもすっと入ってくるみたいなのはあるの?」
いそんこ「そうですね。ジョンレノンの歌詞はいいというか、芸術的な詞が多いなって思います」
こもり校長「なるほどね。歌詞は英語だけど、どうしてるの?」
いそんこ「一生懸命、辞書を見ながら、和訳したりして」
萩原先生「偉い! 素晴らしい!」
ぺえ教頭「自分で意味も解釈して」
こもり校長「それ出来ると、英語の点数伸びます」
ぺえ教頭「どうなの?」
いそんこ「そうですね(笑) 英語はありがたいことにビートルズのおかげか、そんなに悪い点数を取ったことないです」
こもり校長「ほら! 文の構成が分かるから」
萩原先生「(笑)」
ぺえ教頭「リスニングもしてるしね」
こもり校長「せっかくだから先生に聞いてみたいこととかある?」
いそんこ「この曲って、別テイクの全くアレンジの違う2曲を無理やり繋ぎ合わせて出来てるじゃないですか」
萩原先生「そうそう」
いそんこ「テンポも違えば、キーも違って。それを当時の技術でやってしまったってのは、僕はこの『Strawberry Fields Forever』のすごいことだと思っていて」
萩原先生「さっきも言ったように、本当にスタジオ技術みたいなものがまだ成熟してない時なので、ビートルズはこの頃は4チャンネル、4つしか音が重ねられないものを使ってやっていたんだけど、それをちょっと工夫して作ってたんだけど、テンポが違うものが出来ちゃって。今はテンポを変えてもキーが変わらないとか、コンピューター上でいろいろ出来るじゃない。当時は出来なかったので、テープの回転を速くしたり遅くしたりすると、キーも変わっちゃうでしょ。で、キーを合わせると、今度はテンポがおかしくなったりするでしょ。そういうのをぐしゃっと、何とか力ずくで一緒にしたので、ジョンのボーカルが、何か遅くなっているような声になってる場所があったり、変なことになってるの」
いそんこ「はい」
萩原先生「でも、その変な感じが、結果的にサイケデリックな感じを生み出している、というか。あの当時の何とも言えないワサワサした感じをうまく表現している曲なんだよね」
こもり校長「これは是非生徒のみんなと聴いてみたいから、曲紹介してもらっていい?」
いそんこ「はい。ノスタルジックな気持ちにさせてくれて、更に夢を見てるような気分になってくれる曲です」
♪ Strawberry Fields Forever / The Beatles
こもり校長「聴いたことあったわ」
ぺえ教頭「私も」
萩原先生「(笑)」
こもり校長「最初で分かった。あのサイケな音っぽいの、確かに。でも、そう聴いたら、確かにいろいろなのが混ざり合って、途中のターンバックみたいな、ジュジュ…みたいな」
萩原先生「テープの逆回転を使ったりとかね」
こもり校長「いそんこは、これを10代の時に、しかも楽器が弾けて出会えているわけじゃない。ここからの人生にだいぶ影響を受けるだろうね」
ぺえ教頭「そして、みんなで奏でる感じは楽しいだろうね」
萩原先生「でも、この頃にはもうビートルズはコンサートをやるのもやめちゃってて、レコーディングスタジオにこもって、コンサートとかでは再現できない、スタジオでしか作れない音の世界を作ろうとしていて。これも画期的なことじゃないですか。当時は生でやることが本物で、レコーディングはそれの記録、みたいな捉えられ方をしていたのが、“スタジオでなきゃ作れない、レコードでなきゃ作れない音を作ろう”と」
こもり校長「パッケージとしての価値をちゃんと見出したってことですもんね。すごいな〜」
♪ Lucy in the Sky with Diamonds / The Beatles
僕は「Ob-La-Di, Ob-La-Da」が大好きで、きっかけは中学の英語の授業です。
僕は当時、英語が大の苦手でしたが、英語担当の先生は「英語は楽しむもの。たくさん曲を聴いて楽しいと思ってほしい」との思いから、授業前にビートルズの曲をかけていました。
その中でも、この曲はリズムに乗りやすく気付いたら好きになり、授業前にかかるのが楽しみになっていました。
-/-/神奈川県
♪ Ob-La-Di, Ob-La-Da / The Beatles
こもり校長「この名曲は、CMで聴いたことがあるという生徒がいるかもね」
萩原先生「確かに今も流れてますね(笑)」
こもり校長「でも、いいね。英語の担任の先生がだいたい洋楽を教えてくれるというのは」
萩原先生「でも、この『Ob-La-Di, Ob-La-Da』というのは造語で、ポールは“これはアフリカの言葉でLife Goes Onという意味なんだ”って言ってたけど、それは全然ウソらしいから。適当に作ったらしい」
こもり校長「(笑)」
ぺえ教頭「そうなんだ〜」
こもり校長「でも、そうでしょうね。だって、“オブラディオブラダ”の後にちゃんと“ライフ・ゴーズ・オン”って言ってるもん」
萩原先生「そうね(笑) で、これは60年代後半、68年に出たんだけど、その頃の日本ではレゲエというものがまるで知られていなくて。ポールはレゲエとかスカを意識したらしいんだけど。
だから、当時の日本では、“レガエ”とか“レゲ”とか、いろいろ書かれていて、“これはレガエのリズムです”とか」
こもり校長「なるほど。音楽誌とかにはカタカナで」
萩原先生「そうそう。これは何だろうなと思って聞いてた覚えが(笑)」
こもり校長「すごいな〜」
私は筋金入りのビートルズファンで僕のクラスの中で一番を自負しています。
勉強中もスマホの音楽アプリやカセットなので、よくビートルズを聴きます。僕がビートルズを好きになった日、理由は覚えていません。
たぶん小学校高学年になってから聴き始めたと思います。
小学校5年生の英語の授業でイエスタデイを歌ったので、そこからどんどん好きになっていった記憶はあります。
もしかすると名前を知らなかっただけで、もっと小さな頃から聴いていたのかもしれません。
理由としては、家族全員ビートルズが好きで、その影響で僕もファンになったのかなと思います。では、おすすめの楽曲を紹介します。
それは『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』です。
これは音楽の良さだけではなく、歌詞がとても素敵です。
まるで人生について語っているかのようです。
人のあやまちや世界の変遷についての歌詞が僕に刺さりました。
多くの方に聴いてほしいので、もしよければ、今夜この学校で流して欲しいです。
萩原健太先生、今夜のビートルズナイトでは、たくさんのことを教えてほしいです。
どうぞよろしくお願いします。
男性/14歳/神奈川県
萩原先生「いいですね。もう中学生にして人生を語ってる感じがして。これはのジョージ・ハリスンの曲で、ハリスンがものすごくインドに興味を持っている時期のものなので、そういうちょっと東洋哲学みたいなものが歌詞の世界にも入っていて。
で、ギターリフが強力なんですよ。さっきの『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』のシングルのB面に入ってて、“ジョージってギターうまいな”と思って聴いたら、実はエリック・クラプトンが弾いてたっていう(笑)」
こもり校長「あ、そうなんですか?」
萩原先生「そう。ジョージが連れてきて、クラプトンに“弾いて”って言って、弾いてもらったって」
こもり校長「すごっ! じゃこれ聴いてみましょう!」
♪ While My Guitar Gently Weeps / The Beatles
こもり校長「これがクラプトンですか」
萩原先生「クラプトンですよ。ジョージは、ジョンとポールにいつも怒られていたんでね。“お前、間違えただろ”とか。だから、怖くて怖くてしょうがないので、“ちょっとクラプトン助けてくれよ”って言って」
こもり校長「そういうこともあるんだ。しかも、当時は今みたいな、綺麗に出来る音楽ソフトもないですから」
萩原先生「そう。多重録音というものが徐々に出来るようになったので、ジョージの曲でポールがギター弾いちゃったりするのもあるぐらいで、そういうこともしちゃうんだけど、でもやっぱりジョージとしても、自分の立場でいろいろ怒られたくないなとかもあって、連れてきちゃった(笑)」
こもり校長「面白いな〜」
特にヘイジュードが好きです。
最後のナナナ〜の大合唱を見ると、音楽の偉大さを改めて感じます。
コロナが開けて、受験も終わったらポールのライブに行きたい!
-/18歳/大分県
こもり校長「ポール!!!」
♪ Hey Jude / The Beatles
こもり校長「ポール・マッカートニーはもう80歳だそうです(笑)」
萩原先生「うん。でも昔のキーで歌ってるよ!」
こもり校長「いやあ、すごいですね!」
ぺえ教頭「かっこいいね〜」
こもり校長「写真を今ちょっと調べてポール・マッカートニーを見たんだけど、かっこいい! 俺もこういう歳の取り方したい」
ぺえ教頭「そうだよね」
こもり校長「ずっとかっこいいですね(笑)」
萩原先生「(笑)」
ぺえ教頭「憧れるね」
メドウス 石川県 17歳
こもり校長「学年は?」
メドウス「高3です」
こもり校長「ビートルズ好き?」
メドウス「はい」
こもり校長「他にも好きなアーティストとかいるの?」
メドウス「クイーン」
萩原先生「お」
こもり校長「いいね〜。ビートルズを好きになったきっかけは何?」
メドウス「まず『ボヘミアン・ラプソディ』って映画を観てから、クイーン好きになって、そこから他のアーティストに触れようと思って探してたら、ビートルズの『アビイ・ロード』ってアルバムに出会いました。それでハマりました」
こもり校長「素敵な出会い。学校ではビートルズを一緒に話せる子はいるの?」
メドウス「部活の後輩に1人だけいるって感じですね」
こもり校長「いいね」
ぺえ教頭「ね。良かった〜」
こもり校長「じゃ、その後輩とは部活ではよく話すという感じ?」
メドウス「いや、部活はもう引退したんで、今はインスタのDMで話すって感じですね」
こもり校長「良いね。好きなものって本当にずっと話せるからね。メドウスがオススメしたい曲というのは何?」
メドウス「『Come Together』という曲」
萩原先生「『アビイ・ロード』ってアルバムの1曲目」
こもり校長「ですね。これは何でオススメしたいの?」
メドウス「この曲のベースラインがすごく好きで、ベースだったら、スラップとか超絶技巧がすごいって感じだけど、この曲はシンプルなラインだけど、それがカッコいいっていうか」
こもり校長「そう、研ぎ澄まされてるよね」
メドウス「はい」
こもり校長「俺はベーシストでも何でもないんだけど(笑)」
萩原先生「ジョン・レノンの曲なんだけど、ベースはポールなゴキゲンなの入れて、ジョンを煽ってる感じ」
こもり校長・ぺえ教頭「(笑)」
こもり校長「これはどんな生徒に聴いてもらいたい?」
メドウス「大人っぽい曲を聴きたいって思ってる生徒に聴いてほしい」
こもり校長「じゃあ、曲紹介してもらってもいい?」
メドウス「綺麗なベースラインに注目して聴いてください」
♪ Come Together / The Beatles
こもり校長「いやぁ、これは大人よ」
ぺえ教頭「落ち着く。優雅」
こもり校長「俺、10代のの時にはここにはたどり着けなかったもんね。ちょっと逆に大人過ぎちゃうというか、刺激を求めちゃってた自分もいたからね」
萩原先生「でも、めちゃくちゃクールでかっこいい」
こもり校長「めっちゃカッコいいですね。まさかもう一度、生徒に教えてもらえる日が来るとは嬉しい限りだな」
ぺえ教頭・萩原先生「(笑)」
こもり校長「ちょっといつもはここでもう黒板の時間なんだけど、今日はちょっと、時間の限りで生徒にビートルズを教えてもらいます」
younglove岡山 岡山県 18歳
こもり校長「学年は?」
younglove岡山「高3です」
こもり校長「ビートルズ好き?」
younglove岡山「大好きです」
こもり校長「他にも好きなアーティストはいるの?」
younglove岡山「はい。乃木坂46が好きです」
こもり校長「(笑)」
ぺえ教頭「しっかりと乃木坂も愛して」
younglove岡山「賀喜遥香先生が好きです」
ぺえ教頭「あ〜、賀喜ちゃん!」
こもり校長「我々と同じ4組だ」
younglove岡山「はい。SCHOOL OF LOCK!きっかけで乃木坂は知りました」
こもり校長「4組の生徒ありがとう!」
younglove岡山「ありがとうございます」
こもり校長「じゃ、もともとビートルズは何がきっかけで好きになったの?」
younglove岡山「お父さんが好きで、車の中とか家とかでエンドレスでビートルズ聴いていて、好きになりました」
こもり校長「そうか。お父さんの影響か」
younglove岡山「はい」
こもり校長「本当にずっと聞いているのお父さんは?」
younglove岡山「はい。もう聴いてます」
こもり校長「家でももうBGMみたいにずっとかかっているわけだ?」
younglove岡山「はい」
こもり校長「オススメの曲は?」
younglove岡山「『For No One』って曲です」
萩原先生「渋い渋い。いいね! 1966年の曲だね」
こもり校長「この曲が好きなのはなんで?」
younglove岡山「まずポールの歌い出しから始まるんですけど、ポールの歌声がすごく優しくて、すぐに一瞬で心をつかまれる感じがしたりとか」
萩原先生「当時、ポールはジェーン・アーシャーっていう恋人と付き合ってたんだけど、ちょっと恋が終わるかなっていう頃の歌なの」
こもり校長「むちゃくちゃ背景あるじゃないですか」
萩原先生「そう思うと染みるよ」
こもり校長「じゃ、ちょっと失恋の曲なの、これは?」
younglove岡山「はい。失恋の曲ですね(笑)」
こもり校長「それを自分で和訳して歌詞とかも聞いたりするの?」
younglove岡山「いや、もう歌詞カードに頼ってます(笑)」
こもり校長「でも、いい。それでもちゃんと理解して聴いているというのは。そうか、これはどんな生徒にオススメしたいとかあるの?」
younglove岡山「やっぱり失恋の曲なんですけど、今恋愛中の皆さんには、この曲の内容のようにならないようになってほしいなと」
こもり校長・ぺえ教頭・萩原先生「(笑)」
こもり校長「じゃあ、今日初めて出会ったよって生徒は、ちょっと歌詞カードとか見たりとかするのもいいんじゃないかなということか」
younglove岡山「はい」
こもり校長「じゃあ、曲紹介してもらってもいい?」
younglove岡山「はい。失恋の曲ですが、この曲のようにですね。恋愛中の皆さんはならないようにしてください」
♪ For No One / The Beatles
ぺえ教頭「なんか違う学校みたいだね(笑)」
こもり校長「ちょっと大人な気持ちになるというか、背筋がピンとしますよね。歌詞を見ながら聴いてたんだけど、つらいね」
萩原先生「(笑)」」
ぺえ教頭「染みてる(笑)」
こもり校長「男側が結構未練タラタラなタイプなんですね」
萩原先生「でも、この頃は、ポールはこの恋人のおうちに間借りしてたんだよね」
こもり校長「まさかこんなことになるとは、ポール・マッカートニーが」
ぺえ教頭「そうなんだ。すごいね」
萩原先生「ビートルズには人生がありますよ」
こもり校長「(笑)」
ぺえ教頭「ホントだね。いろんな角度の人生が教えてくれるね。萩原さん、何でも知ってるなと思って」
萩原先生「俺、こう見えて、案外音楽詳しいんだよ」
こもり校長「(笑)」
ぺえ教頭「そうよね。ごめんなさい(笑)」
こもり校長「先生だから(笑)
でも何かきっかけにはなるだろうね。もしかしたら、お父さんお母さんとか、学校の先生とか、英語を勉強したいみたいなきっかけになることもあるだろうから、何か今日を機に1曲だけでも…みたいなね。いつか俺もベースとかで弾きながら1曲ぐらいやりたいですけどね」
ぺえ教頭「ベースに憧れてる」
こもり校長「僕、最近ベースにすごい憧れているんだよね」
萩原先生「昔は、ジャンケンで負けた人がベースをやるみたいな感じだったんだけど」
ぺえ教頭「そうなの?」
こもり校長「そうよ」
萩原先生「でも、やっぱりポールはカッコいいじゃない。いきなりベースになりたいという人も出てきたのポールのおかげとかいうね」
ぺえ教頭「あなたみたいなのが生まれたのね」
こもり校長「そういうこと(笑) 先生、今日は2時間ありがとうございました」
萩原先生「ありがとうございました」
こもり校長「SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」
ぺえ教頭「起立! 礼!」
こもり校長・ぺえ教頭・萩原先生「また明日〜〜〜〜〜〜!!!!」
♪ All You Need Is Love / The Beatles
今日の黒板
こもり校長の放送後記
Let It Be...ですね。人生
ぺえ教頭の放送後記
ALL YOU NEED IS HAGI♡
聴取期限 2022年10月12日(水)PM 10:00 まで
Music 2022.10.05PLAYLIST
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「Ob-La-Di, Ob-La-Da」「Hey Jude」…萩原健太と聴くTHE BEATLES
ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。10月5日(水)の放送では、THE BEATLESのデビュー60年を記念して『ビートルズNight』を開催。音楽評論家の萩原健太さんをゲストに迎え、パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭とともに、10代リスナーがおすすめするビートルズの楽曲を聞きました。萩原さんの解説と3人のトークを紹介します。