『 ひとり さびしい 居場所がない 』
■ ひとりぼっち
僕は一時的な友達はいるけど、いわゆる親友がいない、独りぼっちだなって感じるようになりました。みんなが3〜4人で固まっている中でも独りぼっちだから、とても寂しいです。今、涙をこらえています。
plus9
男性/13歳/広島県
2019-06-05 21:32
男性/13歳/広島県
2019-06-05 21:32
■ 僕が今頑張ってること。
僕は今生きるのを頑張っています。
学校であまり上手くいっておらず、、言うなればぼっちです。でも!!僕にはラジオ関係の仕事に着きたいという夢があります。やっとできた夢です。大事な大事な夢です。だから学校を休まず、自分のペースでゆっくりと生きています。
校長、教頭!!今日も僕に楽しい時間をありがとうございます!!このラジオに出会えて良かったです。
月の友達
女性/15歳/島根県
2019-06-14 21:56
女性/15歳/島根県
2019-06-14 21:56
■ 。
誰にも見つけてもらえなくて
誰にも助けてもらえない
だから皆から嫌われてると思うのは仕方がないでしょう?
普段から助けてって言えないけど、
勇気出して助けてって言っても誰も助けてくれないから、すごく苦しくなるのです。
どうやって生きたらいいの。居場所なんて無いくせに。
全部真っ白にして生き返りたい。
雨のしずく。
女性/16歳/静岡県
2019-06-18 17:15
女性/16歳/静岡県
2019-06-18 17:15
あしざわ教頭「plus9はたぶん、周りにたくさん仲間がいるからこそ感じる孤独だったりするだろうし、月の友達はいま一人かもしれないけど、希望や夢を見つけて前に進もうとしている。雨のしずくみたいに本当に、“光当たってないんじゃないか?”みたいな孤独感を味わっている。いろんな孤独があるね」
とーやま校長「なんだろうね、孤独というものは。誰もがあるだろうと思うんだけど、孤独を味わったことがない人は稀だと思う。中にはいるかもしれないけど。なんだよ、孤独っていうのは。この気持ち」
あしざわ教頭「なんだろう。ふとした時に急にきません? 僕は友達と遊んだりとかするんですけど、ふと連絡を自分から発しなくなった時に、誰からも連絡がこないな、みたいなことを思うことがあって。自分が声をかけてるから向こうは返してくれてるだけで、もしかしたら俺から何も言わなかったら、誰も俺に声はかけないかもなって時折考えてしまって。ふと夜、“あれ、誰がいるかな?”みたいなことを急に考えてしまう」
とーやま校長「求められてないなとか?」
あしざわ教頭「そうそうそう。校長は何かあります?」
とーやま校長「10代の時、俺は一人が好きだったから、友達みんなが遊びにいくぞ、みたいな話をしているところには近寄らずに、“俺を誘うなよ”って言ってた。週末、街に行くのが好きだったから、札幌の大通りとかね。友達がみんなで一緒に遊んでるわけ。服を見たりとかして、たまたまおんなじところで鉢合わせして。その時に、“あ、俺一人だな”って、ようやくそこで思う。でも俺は、自ら望んでそれをしていたから、別にそれが嫌だとかというのはなく。でも、休み時間とか、誰とも接してない時は一人ですることがないから、眠たくもないのに寝たふりをして、机に突っ伏して、みたいなことが、もしかしたら孤独なのかもしれないし」
今夜の生放送教室は、「孤独」というテーマで、2時間授業をやっていきたいと思う。
「今、孤独を感じている」「孤独で苦しい」という生徒、よかったら話を聞かせて欲しい。
みんなそれぞれが感じる「孤独」とはなんだろう?
例えば、
*ずっとひとりぼっちで、寂しすぎて辛いです。
*友達と一緒にいるのに孤独を感じてしまって苦しい。
*学校にも家にも居場所がありません。誰も助けてくれないです。
など、そんな孤独で辛い気持ちを抱えている君の話を、よければ聞かせてくれないか。
今の気持ちを学校掲示板、人に見られたくないという生徒はメールに書き込んでほしい。
あしざわ教頭「SCHOOL OF LOCK! 本日も開校いたします! 起立、礼!!」
とーやま校長・あしざわ教頭「叫べ〜〜〜〜〜!!!!!!」
♪ 海中の月を掬う / そらる
そらる先生の新曲を初オンエア!!!
7月17日リリースのニューアルバム『ワンダー』より
とーやま校長「まさに孤独の真っ只中にいましたという生徒からしたら、学校に行っていても、周りのみんなは何かしゃべっているけど内容が全く頭に入ってこないし、途中から全然物音が聞こえなくなってくるし、なんで今こんなたくさん人がいるのに自分はひとりなんだろう、とか思うことあるでしょ? でもこの曲は、そんな中でも見上げたところには月があって。月ってやっぱ光ってるし、雲がかかってなかったら自分の顔もわかる。もしも孤独が嫌でそこから脱したいのであれば、ちゃんと顔を上げておくことが大事だし、他の人に顔を見てもらうことも大事だしっていうのを、曲を聴きながら思いました」
■ 共感
冒頭のみんなの書き込みにすげー共感する
1人じゃなかったんだと今思った
青春野郎
男性/15歳/東京都
2019-06-20 22:05
男性/15歳/東京都
2019-06-20 22:05
■ 大人数の中の孤独
部活とか昼ごはんの時に、みんなの近くにいて笑ったり突っ込んだりしてるけど、イマイチ馴染めてないような気がする……
楽しんでるはずなのに、たまに孤独感に襲われる……
黒歴史コアラ
男性/15歳/福岡県
2019-06-20 19:14
男性/15歳/福岡県
2019-06-20 19:14
とーやま校長「あるよね、こういうの」
あしざわ教頭「ある。めちゃくちゃある」
とーやま校長「急に我に返って俯瞰で見えてしまうとき。“あれ、俺いま無理してこの場に合わせてる? 思ってる感じじゃないぞ”って思ってるうちにどんどん周りとズレが生じていくこと、ある」
■ 孤独
孤独なんて感じない。慣れてるし、むしろ1人の方が気楽。話が合う人ならいいけど、そんなにいないし、下手に周りに合わせる方が孤独感がある、と自分は思う。
おとまさ@○○(○○は気分)
男性/14歳/佐賀県
2019-06-20 17:05
男性/14歳/佐賀県
2019-06-20 17:05
とーやま校長「俺も10代の時から、今でもそうで、そっちの方が自分のペースでいられるし」
あしざわ教頭「周りがどう言おうとね」
とーやま校長「というのを会得した感じ。でもやっぱり苛まれる時もあるし、すごく。あれっ!? と思う時も」
来週木曜日の生放送教室には、緑黄色社会先生が登場!
2019年ABC 夏の高校野球応援ソング、Official髭男dism先生の「宿命」ブラスバンドバージョンを、我が校の生徒と一緒に作りあげる新プロジェクト『ブラバンLOCKS! supported by GVIDO』がスタート!
現在、参加してくれる生徒を募集中!
楽器ごとにエントリーを受け付けていて、フルート、サックス、パーカッションなど、他にも楽器はたくさん!
生徒が演奏した「宿命」レコーディングして音源化するだけじゃなく、生徒が演奏している姿を収めたミュージックビデオも作る予定!
ぜひ友達にも呼びかけて、エントリーしてみて欲しい!
締め切りは、7月7日七夕の夜!24時まで!
そして今夜の授業は「孤独」をテーマにお届けしている。
■ 孤独
学校ではいつも一人です。一人でいることになれてしまったのか、一人でいる方が今は楽だなと思っています。でも、ふとした瞬間に自分がこのクラスにいていいのか?自分が居ると気まずいんじゃないかとか思ってしまう。自分がいると迷惑なんじゃないかという呪いみたいなものが頭の片隅にはあって。昼休みによく図書館に逃げ込んでいます。
ムーンライトステーションの駅長
女性/16歳/東京都
2019-06-20 22:18
女性/16歳/東京都
2019-06-20 22:18
とーやま校長「駅長の書き込みとおんなじようなことを思っている生徒がたくさんいるっていうのも、今日の掲示板でもいつもの掲示板でもわかるし、俺自身もあるし、みんな一定数思うことなんだろうね」
■ 孤独しか感じてない…
私は家でも学校でも独りです。
両親は弟優先で、友達には私以上に仲の良い親友がいて…
私は誰にも必要とされてないんだなと思うことが多々あります。
こういうのってみんな感じていることなのでしょうか?
シースカイブルー
女性/17歳/静岡県
2019-06-20 22:11
女性/17歳/静岡県
2019-06-20 22:11
あしざわ教頭「ふとした瞬間にくるんだね、こういった想いが」
■ なんでなのかわかんないけど
いつ、誰とどこにいても孤独感があります。友達と喋っている時も、家族との団欒の時間もそうです。原因はわからないのですが勝手に疑心暗鬼に陥ってしまって、自分の味方なんて誰もいない……。と思ってしまうことがとても辛いです。
弥里(みさと)
女性/16歳/宮城県
2019-06-20 14:14
女性/16歳/宮城県
2019-06-20 14:14
RN 弥里(みさと)に電話で話を聞くことにした。
とーやま校長「これいつぐらいから、孤独感というものが体の中にある?」
弥里(みさと)「中2の半ばぐらいですかね」
とーやま校長「じんわりやってきた感じ? 突然やってきた感じ?」
弥里(みさと)「あんまりいつからというのは覚えてなくて、気がついたらって感じでした」
とーやま校長「それはクラスとか授業中とかに思ってた?」
弥里(みさと)「休み時間とか放課後に、友達と話してるときです」
とーやま校長「話してる内容は別に普通の、楽しいこととか他愛もないこと?」
弥里(みさと)「普通に趣味の話とか、他愛もないいつも通りの話で」
とーやま校長「話をしている最中に弥里はどんなことを思ってた?」
弥里(みさと)「話しているときに相手はすごい笑顔なんだけど、でも本当は自分のことをウザイって思ってたりするのかな、私なんかと話したくないんじゃないかなって、勝手に人のことを疑い始めてしまうんです」
とーやま校長「いまでも友達としゃべってるときとかに、結構思っちゃうの? ふと思うの?」
弥里(みさと)「結構思いますね。高校に入ってからしばらく、うまく友達ができなくて、いまは何人か共通の趣味があって話せる子もできたんですけど、話してるのは楽しいんですけど、ふと、もしかして私がずっと一人でいたから憐れみで一緒に話してくれてるんじゃないかな、って思うようになっちゃって。で、どんどん自分を追い詰めるようになっちゃって」
とーやま校長「友達はたぶんそんなことは思ってないじゃん。たぶんって言うか、ほぼ高確率で絶対思ってないと思うけど、でもそんな友達を陥れちゃう自分も嫌だよね」
弥里(みさと)「そうなんですよ。疑心暗鬼からの自己嫌悪になってしまうので」
とーやま校長「高校で友達は何人かいるけど、思ったようにはなれてないってこと?」
弥里(みさと)「はい」
とーやま校長「となるとそこにも原因はあるよな。そう思ってしまう自分の思考回路だったりね。俺も今でもあるかもしれない、こういう感覚。でも俺、親にはそんなこと思ったことないんだけど、でも弥里はあるんだもんね?」
弥里(みさと)「はい」
とーやま校長「家族としゃべってるときは、同じ感じ?」
弥里(みさと)「そうですね、似たような感じで、“私のことをどう思ってるんだろう”って。あまり話が合わないとか通じないとか、言うことわからない子だって思われてないかなって、そんなことばっかり思ってて」
とーやま校長「さすがにそんなこと聞けないもんね? 直接“そう思ってるの?”とか」
弥里(みさと)「“いきなりどうしたの?”って感じになりそうですよね」
とーやま校長「そうだよね。びっくりさせちゃうし、心配させちゃうみたいな気持ちにもなるでしょ」
あしざわ教頭「向こうからそういったこと言われたことは今までにある?」
弥里(みさと)「ないです」
あしざわ教頭「自分の中で生まれたもの(気持ち)なんだね」
とーやま校長「たどっていってみたことはある? 疑心暗鬼になってしまう気持ちがあるじゃん。これはどこからきてるんだろうとか」
弥里(みさと)「中1から2年生の6月ぐらいまで、テニス部にいたんです。自分はわりと楽しかったんですけど、そこで同級生の面々とあまりうまくいかなくて。というか、一方的に嫌われていて、影で悪口を言われたりってことがしょっちゅうあったんですね」
とーやま校長「嫌われているのは事実だったの?」
弥里(みさと)「はい。それは事実でした。その中の1人が小学校のころに仲良かったのもあって、それがかなりショックだったんです。それでテニス部を辞めて美術部に入って。そこで仲良くなった子たちはみんな本当にいい子だったんですけど、その子たちのことを最初に“いや、でも本当はどう思ってるんだろう”って疑ってかかっちゃったっていうのはありました」
とーやま校長「そこがでかいな。逆に弥里は、いましゃべる友達はいるじゃん。普通にしゃべるでしょ? 楽しい時間はある?」
弥里(みさと)「はい。あることにはあります」
とーやま校長「その時に、その友達のことを嫌だなって思う?」
弥里(みさと)「思わないです」
とーやま校長「思わないよね。となると、少なくともいましゃべっている友達も、たぶん弥里のことをそういう風には思ってないっていうのは、わかる? けども、ってこと?」
弥里(みさと)「はい」
とーやま校長「さらにその裏側に自分の気持ちがいっちゃう?」
弥里(みさと)「はい」
あしざわ教頭「弥里は好きなものとかある?」
弥里(みさと)「バンドの音楽とか、ゲームとかアニメとか好きです」
あしざわ教頭「自分に自信がないときに、そういうことをよく思ってて。でも好きなものって、別に向こうに嫌われるとかないしさ、自分が好きなものだから。例えば歌詞が素敵だとか音楽がいいとか、好きなものを信じる時間っていうのはすごい必要だなと思ってて。例えば弥里が好きなアーティスト、例えば誰がいるの?」
弥里(みさと)「例えばヤバイTシャツ屋さんとか」
あしざわ教頭「ヤバT先生とか、その音楽が好きっていう気持ちって、すごい純粋で素晴らしいと思うの。で、例えばヤバT先生が言ってる言葉は信じられるじゃん。この人だと気持ちを高めてくれるとか。そこから何かを信じてみるっていうのもいいのかな。俺、誰とも関わりたくないみたいな気持ちになるときは、結構音楽とか言葉とかで、“この人が言ってるなら信じてもいいかも”とか“この人が言ってることをやってみよう”とか、そういうところから、例えば友達にいつもと違うことを言うのかわからないけど、行動に移してみる。俺はすごいそういうのが力になることがあるから、そういうのはどうかな」
弥里(みさと)「それ、結構いいかなって思いました」
あしざわ教頭「弥里が間違いなく信じたものだから、そこは自分に自信をもっていいところだと思う」
とーやま校長「その信じたもののひとつに、いましゃべってる友達とかが入ったら、よりいいよね」
あしざわ教頭「そう!」
弥里(みさと)「そうですね」
とーやま校長「その友達に対してもそう思えるように、じゃあどうしたらいいのかって思うじゃん。たぶん俺たちは、俺たち人類は……俺たち人類?」
あしざわ教頭「でかすぎたな。ちょっと風呂敷でかすぎた、回収します(笑)」
とーやま校長「(笑)俺、最近ずっと思うのは、俺の思ってることね。俺たちはずっとずっと、毎秒毎時間、同じ時間が進んでいって、人生が進んでいくということは絶対終わりがあるわけで。ぼーっとしてたらそこに向かっていくわけだから、自分の人生の終わり。俺がいつ死ぬのかわかんないけど。だから結局、不安なこととかはぼーっとしたら出てくるものだと思うのさ。人間にとって良くないことをしたがるのが人間だと思うんだよね。俺、夜中にめちゃめちゃラーメン食いたくなるし(笑)、それってやっぱり絶対体には良くないけど、そう思っちゃうってことは、良くないことをする生き物だと思うの。頭の中も心の中も。
そんな中で、さっき言ったみたく、いまの友達を、いま以上に好きなところを探してみて、好きになってみるとか。自分に向いてる矢印を…いまそうじゃん。“こう思われてるんじゃないか、私。嫌われちゃうんじゃないか”とか、その矢印を、いくつかあるやつを1個だけでも外に向けてみて。この友達のことをどう思ってみようとか、誰かに紹介するときに、この友達はここが素敵なんですよっていうのを探してみようとか。外に矢印を向けて、そうするとどんどん自分に向くものが減っていく気がするし。そういう時間を作っていけば、いろんなものが見つかってくると思うんだよね。弥里はそういうことを考えられるってことは、裏返せば優しいヤツだと思うし。だからちょっとでいいと思うんだよね。別に何かを劇的に変える必要はないと思う」
弥里(みさと)「そうなんですかね」
とーやま校長「と思うけどな。どうだい?」
弥里(みさと)「お2人が言うならそうなんじゃないかなって思ったり」
とーやま校長「俺たち弥里の2倍以上生きてるから、いろんな人とも会ってきたりしてるから。たぶんそれで弥里は楽しい毎日を送れる気がする。で“気がする”って断定じゃなかったのは、これを断定にするのは弥里自身でしかないから。そこは弥里に託すよ」
弥里(みさと)「はい」
とーやま校長「って感じ〜(笑)。まだモヤモヤすることもあるだろう。でも“ちょっと変わりましたわ〜!”とかいうのもあったら、書き込みして。また見させてもらうから」
弥里(みさと)「はい、わかりました。ありがとうございます」
♪ 君はクプアス / ヤバイTシャツ屋さん
とーやま校長「たぶん弥里も“クプアス”みたいなヤツなんだなと思ったし」
あしざわ教頭「“クプアス”がわかんないんだよな(笑)」
とーやま校長「ごめん俺も。ヤバT先生がそうやって言ってるから」
あしざわ教頭「信じろって言いたいところだけど、“クプアス”があいまいなんだよ、俺の中で(笑)」
10代限定! 声の甲子園! ラジオドラマの主人公発掘プロジェクト「きみのこえがききたい。」
月、火、水、木の4話で完結するラジオドラマの主演をこの学校から選ばれた生徒が、週替わりで務めます。
今週の主演は、
RN ひろT 福島県 19歳 男性
RN さくちん ぐんま県 17歳 女性
の2人!!
今日お送りする話は、<カンフー編 第4話>
RN ひろT、そしてRN さくちん、4日間ありがとう、お疲れさま!
引き続き、ラジオドラマの主演を務めてくれる生徒を募集しています!
サイトにアップされている脚本に合わせて「Eggs Voice」というアプリから、君の声を送ってきてください!
<⇒特設サイトは【コチラ】!>
金曜日の夜11時からは、「SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITY」
サカナクションの山口一郎先生が登場する「サカナLOCKS!」を大幅に時間拡大!
今週のユニバーシティは、 ほぼ「サカナLOCKS!」の1時間になる予定!
昨日ニューアルバム『834.194』がリリースになった、サカナクション!
山口一郎先生が「サカナLOCKS!」の職員スタッフと一緒に、アルバム発売までの6年間を振り返った「サカナLOCKS! 外伝」をオンエアしていきます!
今夜の授業テーマは…「孤独」
私は小学1年生から1人ぼっちです。小学5年生から1人になれすぎて今では1人のほうが楽です。でもこのままでいいのかな…って時々思います。それに今日初めて、私みたいな「孤独」な人がたくさんいるんだなって思いました。 悲しいな…
ハッピーラッキー
女性/13歳/広島県
女性/13歳/広島県
とーやま校長「そうか、悲しいというのもあるのか。俺は、(孤独を感じている人が)他にもたくさんいるんだなと、仲間がいるという風に思ってもらえることもできるなと思ったけど、同じような思いをしてる人がたくさんいるから『悲しいな』って気持ちもあるか…」
■ 孤独
自分は小さい頃孤独になったことがあります。その時一人になってわかったことがあります。人間は孤独に耐えられないということです。あくまで個人的な意見ですが、自分はあまり人と関わることが得意ではありません。しかし、1人になってわかったのはただ寂しいという孤独感だけでした。今では楽しく友人と楽しく過ごしているので、まだまだ人生はとても楽しく過ごさせると思います!
カミクロ
男性/17歳/東京都
2019-06-20 22:07
男性/17歳/東京都
2019-06-20 22:07
とーやま校長「いいね」
家でも、学校でもどこにいても居場所がないと感じます。周りの人に嫌われたくない、迷惑をかけたくない。そう思っていたら、いつも自分にうそをついている気がして、本当の自分が何を感じているのか分からなくなってとても苦しいです。大好きな友達の前でも、信頼してる仲間の前でも、家族の前でも、本心を伝えるのが怖くて言えません。
もっと素直になりたいです。
桜花
女性/15歳/長野県
女性/15歳/長野県
とーやま校長「本当の自分ってどういうことを思ってるんだろうっていうのもあるよね」
あしざわ教頭「人のことを気にしすぎてて、結局私はどうしたいんだろう、とか思ってしまうよね」
とーやま校長「俺は、自分がどう考えているんだろうっていうのを、ひとりだからこそ考えられると思うんだけど、そんなこともない?」
あしざわ教頭「その時間がもしかしたら、必要な時間であるかもしれないですよね」
とーやま校長「自問自答をすることによって、自分の深くまで行く…もしかしたら戻ってこられなくなることもあるのかな」
あしざわ教頭「潜りすぎてしまって、ってことですか」
とーやま校長「それでわかることもあるし。もちろん人と話をして比較で自分が浮き彫りになることもあるから、自分が何を感じているのかわからないってなったときは…、まぁそりゃそうなんだけどね、自分のことをグッと見てみるとか、いろんなものを見て、“自分は、こうは思わない”となると、こうは思わないという自分がいるわけで。それで自分が何を思っているのか感じているのかもわかってくると思うから。そういうのも大事だよね。わかるかないまの。感覚で言ってしまったんだけど。届いてくれてたらうれしい」
■ 死にたいんじゃなくて消えたい
みんなが怖い、みんなが離れてく、誰かに話すのも怖い、独りが怖い、かといって誰かといても人が怖い、人と話すのも怖い、先生が怖い、親がこわい、こんな感じで最近漠然とした不安と孤独感が襲ってくることがあってそれで人が怖くなってきちゃって、もう家族も友達も所詮他人なんだなぁとかなんで生きてるんだろとか人生終わりたいなとか考えちゃうようになって、学校にも最近あんまり行けてなくてもう将来も不安しかなくて毎日毎日1人になると不安で泣いて学校で思い出しちゃうと過呼吸になってでほんとにいま生きてて楽しいなとか思えなくなってきちゃったんですよ、生きてるってこと自体が幸せなんだとかそんな風に思わなきゃ行けないってのはわかってるけど…家族は進路の話ばっかりでもう相談できないし学校の友達には相談出来そうな子もいないし、こんなこと思ってるって言ったら病んでんじゃんとか言われて引かれそうで、もうとにかく不安と孤独に押しつぶされそうなんです。
迷子のはなこ
女性/15歳/東京都
2019-06-19 21:44
女性/15歳/東京都
2019-06-19 21:44
RN 迷子のはなこに電話をつないで、話を聞いてみることにした。
とーやま校長「大体いつぐらいから、こういう想いにとらわれ始めたの?」
迷子のはなこ「中学2年生のぐらいのころからマイナス思考なことはあったんですけど、ひどくなってきたのは高校生になってからです」
とーやま校長「何かあったの?」
迷子のはなこ「特に何もないです」
とーやま校長「なんとなく、気づいたらここにいる感じ?」
迷子のはなこ「はい」
とーやま校長「今日は学校は?」
迷子のはなこ「行きました。運動会で」
とーやま校長「どうだったの、今日の運動会は?」
迷子のはなこ「うーん、楽しかった…」
とーやま校長「友達とかと話はしたの?」
迷子のはなこ「しました」
とーやま校長「そういうときはどうなの、はなこ的には。楽しいなとか?」
迷子のはなこ「ふざけたりしていて楽しいとは思うんですけど、ふとしたときに、ここで自分がふざけないと、みんなテンション下がっちゃうかなとか。ここでボケなきゃいけないのかなとか、気を遣っちゃって」
とーやま校長「そしたらすごい疲れちゃうね。自分がどうっていうよりも、人がどう思うかってことは、相当体力と気力を使うもんね。そしたらやっぱり、あんまり楽しくはないよね。誰にも言えないんだもんね」
迷子のはなこ「はい」
あしざわ教頭「それは、言うと“何言ってるの?”ってなっちゃう空気が嫌だってことか」
迷子のはなこ「はい」
とーやま校長「こんな毎日だったらいいなとか、理想はあるの?」
迷子のはなこ「もうちょっと自分を出して、普通に、続いて楽しいなって思える学校生活とか」
とーやま校長「そうだよね。他の友達は結構楽しんでる感じでしょ?」
迷子のはなこ「はい」
とーやま校長「それもあるよね。ギャップで。そうやって思ってしまうっていうのは」
あしざわ教頭「はなこがいま『自分を出して』って言ってたけど、はなこが思ってる自分っていうのはどんなものなの?」
迷子のはなこ「考えるんですけど、自分がどうしたいのかとか、何を考えてるのかもよくわかんなくて」
とーやま校長「例えば自分がどうしたいとか、何を考えているのかとかわからないっていうのは、それを表せるものがいま、自分の中に足りてない、持ってない。だからこそ見えてこないし、言葉にできないし、と俺は思うんだよ。で、それを自分の中でどうやって明確にするんだろうってなったら、いろんなものを見て、いろんなものを聞いて。自分の中の、なんかあるんだって。俺たちの中にも『感受性』みたいなこととかね。はなこは映画とか見たりするの?」
迷子のはなこ「見ます」
とーやま校長「どんな映画が好きなの?」
迷子のはなこ「歴史系」
とーやま校長「歴史系の映画を見て、何か思うことはある?」
迷子のはなこ「こうやって生きてきた人がいるんだなとか」
とーやま校長「いいね!」
あしざわ教頭「わかるわかる」
とーやま校長「すごくいいと思う、それ。しかも昔の人なんて、当時の人は不便とは思ってなかっただろうけど、当然スマホもないし電話もないし。(こうやって生きてきた)というのをとらえられるはなこは、俺単純に、いま…ちょっと声うわずってるじゃん。そうやって思えるはなこが本当にいいなと思うんだよね。映画とかでも、マンガでもドラマでもいいし。人と話すということもそうで、“この人こんな考え方があるんだ”とか、そういうのがはなこを作っていってくれるはずなのよ。だから結局、自分ひとりで自分なんてものは作れないし、いろんなものの影響を受けて、今までのはなこはできているし、これからもはなこは出来あがっていくんだな。もちろんいろんなことを考えちゃうんだけど。
歴史だったら先人たちもいろんなことを思ってたと思うんだよ。じゃあ先人たちはどうやってここを切り抜けたんだろうとか。それが映画になっていたり、本に書いてある。そういうのが自分の中に溜まっていくと、“自分はこっちに向かえばいいのか”とか、“これはめちゃめちゃ共感。他のも見たけど、私はもうブレない。この人が言ってた言葉すっごいわかる。これだ”って、なってこなかった?」
あしざわ教頭「なってきた。映画の言葉だったり、あの人みたいにかっこよくなりたいとか。こういうのがかっこいいのか、とか。憧れる人みたいなのを自分の中で作ると、そっちに引っ張られていくのよ、人って。その人が引っ張ってくれるとも言えるし。せっかくだったら、めちゃくちゃきれいでおしゃれな人になりたいとか、かっこよくてすごい人になりたいみたいな。そういう気持ち、はなこもあるでしょ?」
迷子のはなこ「はい」
あしざわ教頭「そういう憧れる人とか、憧れのものとか。そういうものがあると、その人が引っ張っていってくれるのよ。あんな服装になりたいとかなんでもいいんだけど、本当にそこに気持ちが向かおうとすることがあるのよ。そうすると、その人が見てる世界ってどんなものだったんだろうとか、俺が憧れている人は何が好きなんだろうとか。そこから好きなものがどんどん増えていって、自分が作られていったりするのよ。で、どっかのタイミングでそういった気持ちを誰かに伝えたときに、“それってすごい素敵だね”とか、“なるほど”、みたいな共感だったり。そんな考え方があるんだとか、驚きだったり。そこから人ってつながっていったりするのよ。校長も好きな音楽の話をして、“あ、俺も好きなんです!”とかめちゃくちゃテンションが上がって放送中に仲良くなっちゃうとか、聞いててあると思うんだけど。でもそういうことだと思うんだよね。だから迷子のはなこが、いまなかなか思ったことを口に出せないかもしれないけど、でもこうして俺らに伝えてくれてて」
とーやま校長「そうだよ!」
あしざわ教頭「いままで誰かにこういうこと言った?」
迷子のはなこ「言ったことないです」
あしざわ教頭「いま、どんな気持ち? 俺らとしゃべって」
迷子のはなこ「聞いてくれる人がいるんだなって」
とーやま校長「はなこに黒板を書いていい?」
『 俺達じゃダメなのかい? 』
とーやま校長「俺は、はなこの話を聞いてなるほどなーと思うこともあったし、発見もあった。こうやってしゃべってるでしょ。おそらくだけど、はなこも思ってることを言ってくれたでしょ? 俺も俺で、教頭も教頭で思ってることをはなこに伝えてるわけよ。…あれ、俺達じゃダメかなぁ?」
あしざわ教頭「なんか照れくさそうに言ってるぞ、校長が(笑)」
とーやま校長「校長って立場なんだけど、俺、みんなのこと友達だと思ってるからさ。はなこも、俺らとそんな関係。って思ってくれて、どう使ってくれてもいいから。俺らのこともだし、SCHOOL OF LOCK! もそういう場所だし。何よりこうやって書き込んでくれて、腹割ってはなこみたいに伝えてくれて、書き込みもくれてさ、こうやってしゃべってるっていうことで、迷子のはなこの場所が、ここなわけよ。はなこのものだから、ここは。そう思ってほしいとかじゃなくて、これは紛れもない事実だから。だからはなこは孤独とか感じるのかもしれないけど、ここにいるじゃん。みんないるじゃん。俺も教頭も職員も生徒も」
迷子のはなこ「はい。ありがとうございます」
あしざわ教頭「今日、孤独について話したけど、掲示板にみんなたくさん書き込みをくれていて。“仲間がいるんだ”とか、“こんな考え方もあるんだ”とか、いろんな言葉がいっぱいあるので。よかったらみんな見て、分け合っていきたいですね」
とーやま校長「いろんなものを見て、これだって思えるものを信頼していくことがすごい大事だと思う。どうしても“自分自分”になってしまうけど、誰かのことを信頼するとか自分の何かを預けてみるとか、そうやって行き来していけば、気持ちを渡すことができてもらうことができれば、自分の居場所もちょっとずつ大きくなっていくと信じてます」
【FAXイラスト】
RN ハムカツ御膳
RN ハムカツ御膳
RN 愛音
RN リー+
RN Chiharu
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
【逆電リスナー】
弥里(みさと) 宮城県 16歳 女性
迷子のはなこ 東京都 15歳 女性
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
【オンエアリスト】
22:08 海中の月を掬う / そらる
22:25 山手線 / 平手友梨奈
22:50 君はクプアス / ヤバイTシャツ屋さん
23:13 お気に召すまま / Eve
23:23 ナンセンス文学 / Eve
23:49 生きて行く / Hump Back
23:52 グッドバイ / サカナクション
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
いや、もっといけるはずだわ、俺も、気を抜いてるわけではないけど、
改めて全精力を捧げます。
校長のとーやま
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
誰かがいるから孤独なわけで。
つまり、孤独はひとりでないわけで。
教頭のあしざわ
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★