ちゃんみな「この消毒の匂いと静かな感じ、あとこの一人ぼっちな感じ、すごくいいですよね。」

ちゃんみな「今私は、保健室に来ています！ 保健室は、何かしらの理由で授業を受けたくないなぁっていう子とか、体調悪い子が来るところですよね。」

ちゃんみな「ちなみに、SCHOOL OF LOCK! って講師になると、担当科目があるらしいんだけど、ぺえちゃんが『ちゃんみなは“ピンクの保健室の先生”でいいんじゃない？ 』って言ってたって聞きました……エッチな感じやめてもらっていいですか（笑）そんなことないですからね。」

ちゃんみな「私もよく保健室にいました。小学校の時の保健室の先生すごい好きだったんですよ。その先生に会いに行ってたっていうのもあったな。」

ちゃんみな「今日、何か嫌なことあった子もいるのかな？ 嫌だったね、よしよし（笑）そんな君にも届くようなお話を、今日もできたらなと思います。」

ちゃんみな「生徒のみんなこんばんは！ SCHOOL OF LOCK! の “ピンクの保健室”ちゃんみなです！ 」

ちゃんみな「今日は、みんなからたくさんのメッセージが届いているので、紹介していこうと思います。」



ちゃんみな「ありがとう、ちゃんりんごちゃん！ すごい名前だね（笑）嬉しいです。『PAIN IS BEAUTY』、私にとっても大切な曲だから、とても嬉しいです。その言葉に私が救われてるよ…いつもありがとう。」


ちゃんみな「そして、他にもメッセージをくれた子がいます。電話をかけてみましょう……もしもし、ちゃんみなです！ 」

まお「はじめまして！ 石川県 17歳 RN: まお と言います。」

ちゃんみな「よろしくね、お電話ありがとう！ さっそくだけどどうしたの？ 最近何かあった？ 」

まお「はい、今日はちゃんみな先生に感謝の気持ちを伝えたいと思っています。私はいま高校2年生で、毎日楽しく過ごしてるんですけど、中学生の時に先生とうまくいかなかったり、友達にも上手く頼れなかったりもして、周りを突き放して一人ぼっちだったんです。」

まお「けどその時にちょうど、『CHOHOLATE』のアルバムが出て、『WHO ARE YOU』って言う曲の “大事なものはそーっと守ってあげて” って言う歌詞を聴いたときに、改めて、自分にとっての大事って何だろう？ って考えることができて、両親とか大切な友達とかを大切にしようって思えました。」

まお「高校に進学する時も、あんまり中学でいい思い出がなかったから、少し離れた高校に行ったんですけど、その時もちゃんみな先生の曲を聴いて、怖いなって思ったりすることも悪くないし、戦ってるんだって思えたことで、前よりも勇気をもって進むことができました。素を出して友達を作ることができました。」

ちゃんみな「よかった…！ 」

まお「これまで大きな決断をするごとに、ちゃんみな先生に背中を押されて来たので、感謝を伝えたいなと思ってメールしました。」

ちゃんみな「本当に？！ 私もすごく嬉しいわ！ でもそれは、あなたが本当に強いからだと思う。」

まお「ちゃんみな先生は私にとって、ちょっと年上の引っ張って行ってくれるお姉さんみたいな存在だから…すごく勇気をもらえるし、ついていこう！ って自分を奮い立たされるんです。感謝しています。」

ちゃんみな「嬉しい…！ 私も感謝してます！ 」



ちゃんみな「そっか、じゃあ今楽しいんだ？ 」

まお「楽しいです！ ちゃんみな先生のライブに行く時、ちゃんみな先生のファンの方って『みんな友達！ 』みたいな感じで、初めてでもすごく優しく話しかけてくれる方達がたくさんいるんですよね。そういうコミュニケーションのおかげで、私が話しかけても嫌な思いをする人って実は少ないんじゃないかなって思えました。」

ちゃんみな「少ないよ！！ 」

まお「そういうキッカケもあったので、すごく助けられています。」

ちゃんみな「私も、あなたみたいな子が私のこと好きでいてくれるなんて嬉しい！ というか自分から話しかけることって、全然いいことだもんね！ 」

まお「できるようになりました！ 」

ちゃんみな「わーよかった！ 本当によかった！ 」

ちゃんみな「素敵な友達ができたんだっけ？ その友達はどんな友達なの？ 」

まお「これまでは、女の子だったら、思ってなくても『うん』って言わなきゃいけない場面があって、それがすごく苦手で、でも『うん』って言わなかったら一人になっちゃうかなって不安があったんですけど、その子はすごくさっぱりしてて、私が言ったことが違うと思ったら『それ違うよ』って言ってくれる子なんです。だから私も『違う』って正直に言えるし…そんな関係の友達です。初めてそんなラフに話せる友達ができました。」

ちゃんみな「本当によかった！ 類は友を呼ぶって、私23年間生きてきて、本当だなって今のところ思ってるから、本当だと思う！ うちのお母さんも言ってたし。うちのお母さんの友達なんて、みんな同じ顔してるからね！ 性格も。」

まお「すごい（笑）」

ちゃんみな「だから、素を出せていれば出せているほど、自分にあった友達ができると思う。良かったね、これからも自分を見失わずに生きて行って欲しいわ！ 」

まお「ありがとうございます。」



ちゃんみな「今、他に悩みはある？ 」

まお「もうすぐ高2が終わりそうなので、最近進路の話が出てきているんですけど、私の行きたい大学が大阪にあって、一人暮らしをすることに不安を感じています。これまで支えがあったのが急になくなってしまうことになるので。一人暮らしでモチベーションを保ったり、一人で頑張れるかが今すごく不安です。」

ちゃんみな「…逆に言えば、すごく自分の好きにできるのよ。本当にクズにならないようにだけ気をつけて！ 」

まお「（笑）」

ちゃんみな「私が一人暮らしした時に後悔してるのが、『よっしゃ、これでいくらでも寝れる！ 』と思って寝まくった結果、一ヶ月ぐらいクズみたいな生活をしちゃったの。ただそれだけ気をつければ、お部屋を好きなレイアウトにもできるし、好きな観葉植物を育てることもできるし、誰にも迷惑かけずに自分の世界が作れるから…自分が一番好きだな、こういうの欲しかったんだよな、とかを怖がらずにやってみて欲しいかも。」

ちゃんみな「例えば、お店にあるようなガムのガチャガチャとか、メルカリで3000円ぐらいで買えるから、そういうのを置いてみるとか。好きなことが余計に見つかるチャンスかもね。こういうの好きだったんだっていうことが、一人になることによってわかると思う。」

ちゃんみな「あと、また新しい友達とかも見つかるかもね！ 自分に合った素敵な仲間が。」

まお「そうですね！ 」

ちゃんみな「ありがとうね！ 頑張ってね、まおちゃん！ 新生活、キラキラ生活、応援してます！ ありがとうー！ 」

まお「ありがとうございます！大好きです！ 」


M. WHO ARE YOU? / ちゃんみな


ちゃんみな「聴いてもらっているのは、ちゃんみなで『WHO ARE YOU? 』。まおちゃんが好きって言ってくれた曲ですね。」

ちゃんみな「これは私も、自分を見失ってしまっていた時に書いた曲です。ありがとう、まおちゃん。」

ちゃんみな「それでは最後に、黒板を書かせてもらいます……」



ちゃんみな「今日の黒板は、 “全て鏡” 」

ちゃんみな「さっきの曲（『WHO ARE YOU? 』）にも“mirror,tell me わたしは誰だっけ”っていう歌詞があったんだけど、これは『鏡よ教えて、私は誰なんですか？ 』っていう意味です。」

ちゃんみな「友達も恋人も仲間も…全て自分の鏡なんです。持論なんだけど、大体10代で出会うお友達とか人って、用意されてたんじゃないかなと思うのよ。運命的なもので。それに対して、だいたい20歳超えたあたりからは、自分の行いとか自分が今までしてきたことによって、出会う人って変わっていくと思うの。たまに例外もあるけど、本当うまくできてるのよ、なぜか。」

ちゃんみな「ということで、あなたの周りの人を見てみてください。とっても素敵でしょ？とっても素敵なんだったら、あなたもとっても素敵だということです。」

ちゃんみな「それではまた明日お会いしましょう！ ちゃんみなでした。」

ちゃんみな「心地いいですね、保健室。やっぱりあってるかもしれない。みんなが怪我したら、『消毒しようか？ 』なんて言って消毒したりするのかな？ 明日はどこを探検するのかしら。」



★ちゃんみなLOCKS! は明日も開講！ 明日はどんな授業になるのかな？ お楽しみに！