聴取期限 2021年2月4日(木)PM 10:00まで
(授業チャイム)
n-buna「生徒の皆さん、こんばんは。短期講習ヨルシカLOCKS!、ヨルシカのn-bunaです。」
suis「suisです。」
n-buna「創作というテーマで、様々な授業をお届けしてきたヨルシカLOCKS!。最終日の今夜の授業は…。」
(黒板を書く音)
〈M.風を食む/ヨルシカ〉
春にある文化祭で、ギターの弾き語りでステージに立つ予定なのですが、
人前で歌を歌うのが初めてで、緊張しまくってます。
それにカバー曲だけではなく、オリジナル曲も歌おうと思ってるのですが、
「こんな感じでいいのかな…」とか、色々考えちゃいます。
楽しみなのはすごく楽しみなのですが、心配や不安もたくさんあります。
『作曲初心者が心掛けること』、『人前で歌うときに気を付けること。気を付けていること』を教えていただきたいです。
★17歳・女の子
n-buna「では早速、電話していきましょう。もしもし。」
生徒「もしもし。」
n-buna「ヨルシカのn-bunaです。」
suis「suisです。」
生徒「兵庫県、17歳、RNくるみです。」
n-buna「じゃあ早速だけど、春に向けてのお悩みを教えてください。
くるみ「私は人生で初めて、弾き語りをする予定で、カバー曲とオリジナル曲を歌おうと思っているんですけど、どうやったら人に響く歌が歌えるのかとか、自分自身、すごく緊張しいなので、緊張から大きな失敗をしてしまわないかとかっていう心配がありますね。」
n-buna「なるほどね。じゃあ僕が喋っても良いかな?(笑)。」
suis「どうぞ(笑)。」
n-buna「創作物に関する、自分がうまく作れるか、歌えるか、弾けるか、描けるかだったり、発表できるかだったりっていう悩みについて、聞くたびに思ってるんだけど。君たちがどういう風に失敗して、どういう風に完璧にやるか、そういうのってどういう形になったとしても、それは作品になるんだよ。だからね、うまく弾いて成功すること、完璧にやることだけが素敵な作品作る要素じゃないから。君がそこで、自分が納得するものを出したっていうことが大事だから。とりあえず公開しないようにやってみたら良いと思う。」
くるみ「はい。」
n-buna「これ文化祭はいつやるの?日程とか。」
くるみ「新型コロナウィルスの影響で、正直どうなるかは分からないんですけど、4月の終わり頃に開催される予定です。」
suis「文化祭は、コロナウィルスの影響で、この時期に延期されたみたいな感じなの?」
くるみ「いつも4月の終わり頃か、5月の終わり頃に大体開催されている学校になります。」
suis「そうなんだ!良いね。」
n-buna「珍しいね。生徒にとっては、入学だったり、新しい年度が始まったりして、早速楽しみがある訳だから。良いね。」
suis「ギターをやろうと思ったのは、どういうキッカケで?」
くるみ「キッカケは、音楽の授業ではじめてギターに触って「ギターって面白いな」ってなって。私が好きなアーティストさんが皆、ギターが上手で、そのギターと歌声で、心に響くような音楽を作ってらっしゃるので、自分も憧れでギターを始めました。」
suis「そうなんだ。」
n-buna「どんなアーティストが好きなのかな?(笑)。」
くるみ「n-bunaさんです(笑)。」
suis「(笑)。」
n-buna「(笑)。言わせたようなもんじゃん、これ(笑)。」
suis「n-buna先生はギターが上手ですからね(笑)。」
n-buna「言わせちゃったよ(笑)。ありがとうございます、恥ずかしいな(笑)。」
くるみ「(笑)。」
n-buna「オリジナル曲っていうのは、どんな曲なんですか?」
くるみ「去年の春頃に「自分で曲を作ってみようかな」って思って、作り始めたんですけど、なかなか思うように書けなくて。歌詞を書き換えたり、構成を変えたりして、いま大体出来上がったかなって思ってるところです。」
n-buna「実はその音源を送ってもらってるんですけど、今その音源を聴かせてもらっても良いですか?」
くるみ「はい、お願いします。」
suis「うわぁ、ドキドキ。」
くるみ「私もめっちゃ緊張してます(笑)。」
suis「皆、緊張して聴くやつだ、これ(笑)。」
n-buna「じゃあ聴かせて頂きましょう。」
〈M.タイトル未定/RNくるみ〉
n-buna「なるほどね!」
suis「うわぁ〜!」 ※拍手
くるみ「ずっと頭抱えてました(笑)。」
suis「(笑)。」
n-buna「これはね、僕はすごく良い曲だと思いました。」
くるみ「嬉しい。ありがとうございます。」
suis「すごい聴き入っちゃった。歌い出しから、喋ってくれてるRNくるみちゃんの声と、イメージが違う歌声が出てきたから。「あ、こんな感じなんだ!」ってビックリして。すごい良い歌声ですね。」
くるみ「うわぁ、嬉しい。」
n-buna「すごく曲の構成もちゃんとしているし、思った以上にメロディが綺麗だったね。」
suis「最後のサビも「目標もないし夢もない♩」って、すごく頭に残る。」
n-buna「この時期にしか書けない詞、曲だなって思って。とても貴重なものだなと。これって具体的に曲作りどんなことに悩んでいるのかってある?」
くるみ「曲の中で、一つインパクトのあるところを作りたいなって思ってたんですけど、それが出来なくて。聞いている人に飽きられてしまわないかなっていうのを思うのと。歌詞を書くときに、言葉選びが難しくて。検索をして言葉を調べたりするんですけど、そうするとそれが本当の自分の言葉ではない気がして。これで良いのかなと思ったりしますね。」
n-buna「なるほどね。これは曲を作る側として言えるのは、単調になってるかなっていう心配は、本来はしなくて良い部分。何というか、人の価値観にもよるけど、単調であることは言ってみれば曲の統一感があるってことにも言い換えられるし。もしくは逆になって色々な展開をすればするほど、忙しすぎる曲にもなっていくし、それはどっちが好みかっていう世界だから。こういう塩梅が好きだなっていうのを、自分で見つけていくしかない。自分が好きだって思うところを探していくと、自分の感覚と同じ感覚を持った人たちが「この曲好きだな」って思ってくれるから。」
くるみ「はい。」
n-buna「もう一つ、歌詞の方の話になるけど、これは心持ちの問題なんだね。調べていま検索して覚えた言葉と、親から教えてもらった言葉、今まで生きていく中で学校で習った言葉って、どんな違いがあるのかって。僕はまったく違いがないと思うんだよ。今調べて、今吸収した言葉を作品にしても、今まで親から、教科書から色々なところで学んだ言葉を使っても、どちらも作品の価値に影響はないと思うから。だから自分が好きだと、その瞬間に思う言葉を使えば良い。それは気にしなくて良いよ。」
くるみ「はい、ありがとうございます。」
suis「新しく覚えた言葉って、すぐ使いたくなるよね。」
n-buna「そうだよね。我々人間はアホだからね。人間単純だからさ、僕もよくやっちゃうわ。でもそれは悪いことではない。」
くるみ「ありがとうございます(笑)。」
suis「春の文化祭、頑張ってください!」
n-buna「頑張ってね〜!」
くるみ「頑張ります!」
suis「話聞かせてくれて、ありがとう。」
n-buna「ありがとうございました。」
くるみ「ありがとうございます、本当に。」
〈M.タイトル未定/RNくるみ〉
suis「良い曲。」
n-buna「なんかすごく、この子の性格だったり考えていることがそのまま出ているんだろうね。この曲に。」
suis「うん。」
n-buna「さあ、4日間の期間限定でお届けしてきた、ヨルシカLOCKS!でしたけど、どうでした?」
suis「すごい新鮮でした。n-buna君とラジオDJのようなことをね、しかも先生ですよ。」
n-buna「確かに。こんな経験あんま無いね。」
suis「ね。」
n-buna「僕が先生になるのかぁ。」
suis「もっとこれみよがしに、自分のこと「suis先生」とか言っておけばよかった。」
n-buna「確かに。」
n-buna「色んな創作物を送ってくれる子だったり、それこそ筆箱を作ってくれた子だったり、ヨルシカカフェ開いてたり、オリジナル曲もそうですけど、イラストだったり写真だったり。色んな形の創作をしてくれていて。」
suis「目撃したね。」
n-buna「良いものが見れましたね。全部等しく尊いものですからね、創作物は。全部に、それにしかない価値があるから、そういうものが見れて良かったです。」
suis「はい、同じ気持ちです。」
n-buna「同じ気持ちですか。」
suis「はい、ヨルシカですから(笑)。」
n-buna「ヨルシカですからね(笑)。」
suis「そしてここでお知らせです。ヨルシカLOCKS!は今夜で一旦休講となりますが、なんと来週2月3日(水)の生放送教室に、ゲスト講師としてオンライン登校させてもらうことになりました!」
n-buna「そうですね、生放送の教室に行くことが出来ないのは残念ですが、来週また生徒のみんなとお会いできるのを、楽しみにしています。」
n-buna「ということで、短期講習ヨルシカLOCKS!は以上。ヨルシカn-bunaと。」
suis「suisでした。」
〈M.強盗と花束/ヨルシカ〉
聴取期限 2021年2月4日(木)PM 10:00まで