Nakajin「昨日!10月13日は、Fukase先生の誕生日〜!」
Fukase「ありがとうございまーす!」
DJ LOVE「31回目の誕生日ですね」
Fukase「間違えてなければですね」
Saori「そんなことある!?」
Nakajin「抱負はあるんですか、31歳の」
Fukase「うーーーーーん……何をしたらいいですか?」
Nakajin「聞き返すの!? …じゃあパクチーを克服しようよ」
Saori「それいいアイディア!」
Fukase「やだよ〜」
Saori「だって克服したら4人で仕事終わりにベトナム料理とか食べに行けるじゃん!」
Fukase「じゃあみんなやろうよ!みんなで嫌いな食べ物克服。Saoriちゃんはカキね」
DJ LOVE「俺はアレでしょ、ひきわり納豆でしょ?」
Fukase「お前のは簡単そうだもん」
全員「(笑)」
DJ LOVE「我慢して食べるよ!」
Saori「Nakajinは…イカ!」
DJ LOVE「イカ刺し!」
Nakajin「うわ〜イカ刺しか〜!」
DJ LOVE「イカ刺しとナタデココ!」
Nakajin「イカ刺しいけたらナタデココは余裕だよ!」
Fukase「イカ刺しとナタデココの和え物」
Nakajin「気持ち悪いな!」
全員「(笑)」
Fukase「じゃあ美味しいパクチーを食べさせてよ」
Saori「そうしよう!」
Fukase「それでダメだったらダメでしょ」
Nakajin「いや、いつかは来るよ。いつか。今じゃないかもしれないけどいつか。その時は来るよ」
Fukase「なんかそんなような曲を書いたけど全然ちがう(笑)」
Saori「今じゃないかもしれないけどいつかね(笑)」
DJ LOVE「いつか克服する時は来るからそれでいい!」
Fukase「でも義務じゃないと思うんだ」
全員「(笑)」
M Hey Ho / SEKAI NO OWARI
なぜ4人が笑っていたのかが分からない生徒は『Hey Ho』の歌詞をチェックしてください!
それでは今夜の授業にいきましょう!
今夜の授業は『SEKAI NO HAJIMARI』 !!!!
生徒のみんなに、自分の「世界」が始まった瞬間を教えてもらっています!
俺の世界の始まりは、高校の授業で「硫酸銅5水和物(りゅうさんどう ご すいわぶつ)」という物質を見たときです!
化学の世界に進みたいと思った瞬間でした。
そして今年、理学部化学科に進学して勉強しています!
19/大阪府
Nakajin「うん。硫酸銅5水和物ね」
DJ LOVE「硫酸と銅と何かがこう…あって、水と...なんかして…えっと…」
Nakajin「(笑)」
Fukase「めちゃくちゃどもってんじゃん!(笑)」
Saori「そんなことはなんとなくみんな分かってるよ!」
Nakajin「とにかく詳しく話を聞いてみましょう!もしもし!」
ジュンジ「もしもし!」
Saori「ジュンジ、全然わかんないよ〜」
Fukase「(笑)」
Nakajin「なんかすごいんだね、硫酸銅5水和物が」
ジュンジ「はい。硫酸銅っていう白い粉があって、学校の授業でその粉に水を垂らすと一瞬で青色に変化するっていう実験を見た瞬間に『うわ、なんでこんな色になるんだろう』ってなっちゃって。そこから化学の道に行こうと思ったんです」
DJ LOVE「粉に色がついたってことだよね?」
ジュンジ「そうです。水が、硫酸銅分子に…」
Nakajin「硫酸銅、CuSO4」
ジュンジ「はい。その硫酸銅に水分子が5つ付いたら白い粉が青く変化するんですよ。それがなんでだろうって思い始めたのがきっかけです」
Saori「水分子が5個ってなんかかわいいね(笑)」
Nakajin「5H2Oですよ。分子だからめちゃくちゃちっちゃいけどね」
Saori「そっか、そうだよね」
Nakajin「ちなみにそこから化学科に行ったわけだけど、今はどんな勉強してるの?」
ジュンジ「今は化学っていうよりは、化学を使うための物理を勉強してます」
Nakajin「たぶん数学とかもやるんだよね、化学科だったら。線形代数とかさ」
ジュンジ「はい、そうです」
DJ LOVE「….なんだそれ….」
Nakajin「(笑)俺も理工学部で経営システム工学科ってところだったけど、たぶん1年でやることは一緒のことが多いと思うんだよね。だから俺もちょっとそういうの知ってるんだよ!(笑)」
Saori「今ね、3人がわりと下向いて聞いてたよ(笑)」
Nakajin「俺も理系に進んだんだけど、理系だったらどのジャンルも好きだったから、高校3年生の時にどの学科に行くか迷ってたんだよね。だから化学とかももしかしたら行ったかもしれないっていう。『Newton』とか俺、読んでた時期とかあったからね(笑)」
ジュンジ「あ、ホントですか(笑)」
DJ LOVE「たまにスタジオに置いてあったりするよね」
Nakajin「そんなスタジオあったっけ?」
DJ LOVE「あるある」
Fukase「俺は図書館のイメージがあるなぁ」
Nakajin「Newtonは写真も多くてポップなイメージあるけど、読むとやっぱ難しいんだよね(笑)」
DJ LOVE「たぶん人生でNewton読んだことないと思う。Saoriさんはある?」
Saori「Newton自体がわかんない…」
Nakajin「わかんないか〜。俺なんてもし今バンド活動で時間に余裕があったらNewton毎月読みたいぐらいの意欲は持ってるよ」
ジュンジ「へぇ〜」
Nakajin「あ、ごめん!話がそれちゃったけど(笑)」
ジュンジ「いえいえ」
Nakajin「化学科に行ったってことはさ、その先というか将来はどうなっていきたいの?」
ジュンジ「化学って分子とか原子とかそういう話で、分子原子って世の中の机やケータイ、さらに言えば自分自身も構成するものじゃないですか」
Nakajin「うんうん。すごく細かく分けていったら地球上のすべてはそうなるって話ですからね」
ジュンジ「なので、逆に言えば化学の世界でしっかり勉強していろんなことが分かれば、いろんな物質が作れるんじゃないかって思ってて」
Nakajin「そうだよね。だって炭素の原子ってCじゃん。あれは鉛筆の芯にもなればダイヤモンドにもなるわけだよね。ジュンジは知ってると思うけど」
ジュンジ「はい」
Nakajin「だからそのミクロの原子の配列で全く違うものになったりするってすごいよね」
全員「……………」
Nakajin「誰も共感してくれない!笑」
DJ LOVE「すごいよね!って言った瞬間に教室がシーーーーーーンとした(笑)」
Fukase「すごいとは思うけどなんて言っていいのかがわからないんだよね」
Nakajin「ロマンを感じるんだよ!ジュンジはわかるよね?」
ジュンジ「わかります!そういうちょっとした変化でも全然違う物質になったりもするし。それって例えば病気を治す新薬を作るためにも活用できると思うし、いろんなところで使えるなって思って。この世の中にまだない物質を作りたいなって思ってます」
Nakajin「大学卒業後は院に行ったりするのかな」
ジュンジ「はい。院に行って、そこから企業の就職を目指すか研究者になるか…と思ってます」
Nakajin「うん。僕も研究者になりたかったクチの人なんでね、もしバンドを全くやるチャンスがなかったら大学院に進んでたと思う」
Fukase「実際そんなイメージあるよ、Nakajinは」
Nakajin「だって実際俺、大学院の合格とってから辞めたからね」
Fukase「合格のキャッチ&リリースだ」
Saori「Nakajinに相談されたもん。大学院に行くのとバンドをやるのどっちがいい?ってね」
Nakajin「そんなこともあったね。みんなに相談してた。とにかくジュンジ、俺はわかるぜ、お前の気持ち」
Fukase「俺たちだってわかるよ」
Saori「私もわかる」
Fukase「すげーなー、鉛筆ってダイヤモンドなんだなぁって」
Nakajin「それは違う!」
全員「(笑)」
Nakajin「ゆくゆくは新元素とか見つけてください」
DJ LOVE「それには名前がつくのかな?ジュンジとか」
Nakajin「つくでしょ!」
ジュンジ「(笑)」
Nakajin「じゃあ勉強頑張ってね!」
ジュンジ「はい、ありがとうございました!」
・・・今回はNakain先生が大活躍!普段見せないけど得意な一面を思いっきり見せてくれました!
いつかNakajin先生に時間が出来た時にNewton編集部とかで外ロケしてみたいですね!何をすればいいのか全くわからないですが(笑)
それでは、今夜の授業はここまで!
また来週!!!