けしからんゲス話2015
2015.12.16
ゲスの極みLOCKS!
─書の間
いこか「冬はつとめて。雪の降りたるは言べきにもあらず、のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、持て渡るも、いとつきづきし……」
―カコーン(ししおどし)
課長「枕草子でございますな。確かに、今朝の庭は、降る雪もあいまって、いっそう美しくございます。いっそう、美しく……」
いこか「…どうした?わらわの顔をそんなに眺めて。悪い虫でもついておるか?」
課長「あっ!いえっ!何でもございません…………昨晩、の国から届いた墨でございます。」
いこか「うーん。いい香り……」
課長「では、姫。こちらに、書をお願いします。」
いこか「ふむ…」
課長「ん?『男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。』これは、紀貫之先生、『土佐日記』の書き出しでは……?」
いこか「こちらは手慣らし。本番は二枚目に。」
課長「はっ。ではこちらに。」
課長「お見事でございます。ぜひ、姫からお読み上げください。」
いこか「SCHOOL OF LOCK!の生徒がすなるというけしからん話というものを、われらもしてみむとしてするなり。」
―ゲス日記。2015。
─けしからんゲスの間
課長「2015年も、気がつけば、残り、を切りました。今夜は、この神聖なる場所で、ゲスの極み乙女。の身の回りに起こった、けしからんよしなし事を、つれづれなるままに語り合い、心の悪を成敗し、しっかりとを済ませ、2016年を迎えようと、そういう趣旨でございます。」
川谷「御意。」
いこか「御意。」
MARI「ギョイ!」
課長「ん?」
いこか「ちょっと!JOY!みたいになっていらっしゃいますよ。」
川谷「JOY?いや、余が提供させていただいたのはJOYではなく、『愛が止まるまで』と…」
いこか「SMAPは今、関係ございません。」
川谷「では、女の医者の方でござるか?」
いこか「女医。」
川谷「む、拙者、ちょっとに…」
いこか「それ尿意。川谷殿っ!」
課長「静粛に願います。」
川谷「…大変失礼致しました。」
課長「あらかじめ、皆様にお書きいただいたを、順に読み上げて参りますので、呼ばれた方は、進み出て、けしからん話を一席、ご披露ください。では、参ります……!」
課長「『ぱいぱいでか美でけしからん』」
課長「こちらは…いこか殿…?」
いこか「はい。ゲスの極み乙女。というバンドがいまして年末の12月31日にNHKで行われる紅白歌合戦というものに出演されるのですが、その会見でボーカルの川谷絵音というものが唐突に『ぱいぱいでか美』の話をしただしたんです。」
川谷「けしからんなー。」
いこか「とってもけしからんです。こちら写真で見させていただいたのですが、キーボードのちゃんMARIの顔といったら、もうなくて…」
課長「ない?顔がない?」
いこか「顔がひどい!」
川谷「顔がひどい!?それはけしからん。」
MARI「けしからん。」
課長「けしからんな。」
川谷「顔がない事がけしからんぞ。」
いこか「そしてその記者会見で隣に座っていた星野源さんは、爆笑!!こちらもけしからんです。」
課長「けしからんなー。」
いこか「でも1番けしからんのは唐突に話をはじめた川谷絵音なんですけど。どうでしょう?」
MARI「けしからんなー。」
川谷「けしからん。」
課長「…では、このようなけしからんことが、来年は起こらぬよう、こちらの札を失礼して…。成敗!では、続いて、参ります。」
課長「『コポゥですべってけしからん』」
課長「こちらは…ちゃんMARI殿…?」
MARI「はい。ゲスの極み乙女。というバンドがいるんですけど、そのキーボードのちゃんMARIなるもの口癖が“コポゥ”というんですけど。」
川谷「けしからん!」
課長「けしからん!」
いこか「なんということだ!」
川谷「なんという言葉だ!」
MARI「そして毎回ライブでそれを披露するのですが。」
川谷「ふざけたやつだな。」
いこか「口癖なのか!」
課長「けしからん。」
MARI「あるライブでゲスの極み乙女。のファンが少ない中、その“コポゥ”なる言葉を発しました!!するとお客さんはどうしたらいいかわからずに拍手…」
課長「ものすごく罪深き野郎だな。」
いこか「たしかに。」
川谷「それは正しいんじゃないのか?一周回って(笑)」
課長「いこか殿はどう思う?」
いこか「私も詳しくはしらないんですけど、その言葉が口癖だったんだという気持ちでいっぱいですね。」
川谷「口癖なのがけしからんな。」
課長「…では、このようなけしからんことが、来年は起こらぬよう、こちらの札を失礼して…。成敗!では、続いて、参ります。」
課長「『札幌でけしからん』」
課長「こちらは、川谷殿…?」
川谷「はい。こちらはですねゲスの極み乙女。のベースの休日課長というものが。」
MARI「けしからん!」
川谷「たしかに名前がもうけしからんな。」
いこか「けしからん。」
川谷「札幌の“コポゥ”でフィーバーしていたとう。川谷というものが一緒にラーメン屋に言った時に、いろんな美女がその打ち上げににおられて課長はテンションマックスで、美女と一緒にきたんですけど、そしたら『この中で彼氏いない人―』って。」
一同「(笑)」
いこか・MARI「これはけしからんなー。」
課長「なるほどけしからんなー。これは本当でござるか?」
川谷「本当でございる。」
課長「てぇへんだ!てぇへんだ!!!!」
MARI「これはもうごまかしきれないね。」
課長「流れを省いておらぬか?」
いこか「わたしは小耳に挟んだ情報によると本人覚えてないらしいんですよ。」
課長「悪意は本人はなかったのでは?」
川谷「覚えてないと!!けしからんな〜。」
いこか「記憶がないままに動いたらそうなってしまうという、けしからん本性がでたということだな。」
川谷「その前のバーに移動したときも美女のかたに“コポゥ”で“コポゥ”ですね。」
一同「(笑)」
課長「(笑)…では、このようなけしからんことが、来年は起こらぬよう、こちらの札を失礼して…。成敗!」
課長「…さあ、これで3人とも、無事、を済ませられましたな。では、本日の会はこれにて…!」
〜♪
課長「この音は……?川谷!」
川谷「その通り…!」
課長「何を血迷った?今は平安時代だぞ…!」
川谷「ふん、相変わらず、口と目方は減らないままだな!余は、時を超えて、どこにでも現れる、時空奉行であることを忘れたか。」
課長「消えろ!」
MARI「キャア!」
ー太刀打ちする2人。
MARI「キャア!こ、これは…!」
いこか「え、映像じゃ絶対に映せない、けしからんやつ…!」
コポゥ!!!
(ここは、授業に出席してた生徒だけ振り返って楽しんで下さい(笑))
川谷「…ほう、なかなかの腕前。いや、使っているのは、腕ではないがな。」
いこか「やめなさい!てか、いきなり何やってんのこれ?聴いてる人、パニックよ!」
MARI「川谷越前守って、先週出てきたキャラだよね?」
いこか「そう、今日初めて聴いた人、多分完全に置き去りになってる!」
川谷「おっ!!もうこんな時間か。今日は、スペシャル授業なので、尺を使いすぎると、ほうぼうから怒りの声が飛んでくるな…今夜はこれくらいにしといてやろう!」
川谷「ひとまず、今回の勝負……両成敗!」
課長「貴様!毎週それを入れ込む気だな!」
川谷「はっはっはっは!アルバム『両成敗』は、来年1月13日リリースだ!」
…ゲスの極み乙女。先生は「コポゥ!」の講師
「コポゥ!」つまりは言葉にならない感情。
この感情について考えていく授業です。
では、また、いずれ!!!!