「遂にリリースされた『アダプト』!生徒がCDを購入する瞬間や開封するところを生中継!」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2022年4月8日(金)PM 10:00まで




遂にリリースとなった、サカナクションのコンセプト・アルバム「アダプト」。今回の、音を学ぶ"音学"の授業── サカナLOCKS!は、3月30のリリース当日に収録した模様をオンエア。「アダプト」発売日に、生徒がアルバムを購入するためにCDショップに向かう道中や、CDのパッケージを開封するところにオンラインで繋いで、一郎先生がいっしょにその瞬間に立ち会いました。そのようすをオンエアしていきます。(応募してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました!)


山口「さあ、今は3月30日の午後15時18分でございます。それでは、ひとり目いってみましょう。茨城県 15歳のやましゅーくん。」


山口「やましゅー、聞こえるか?」

やましゅー「はい、聞こえます。」

山口「サカナクションの山口一郎です。」

やましゅー「こんにちは!」

山口「こんにちは!今どんな状況?そこどこ?」

やましゅー「今、自宅の前です。(後ろで鳥の鳴き声がする)」

山口「鳥の声が聞こえるな。これからどこ行くの?」

やましゅー「CDショップに行って、サカナクションの新しいアルバムを買ってきます!」

山口「え、今から行くの?じゃあ。」

やましゅー「はい!」

山口「じゃあ、俺も一緒に行くよ。一緒に話しながら行こうよ。」

やましゅー「分かりました。」

山口「どれくらいかかるの?CDショップまで。」

やましゅー「徒歩で5分くらいです。」

山口「近っ(笑)。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「(オンライン中継の画面に映るやましゅーの背景を見ながら) 曇天だなー、空が。曇ってるな。」

やましゅー「そうですね。」

山口「やましゅーは15歳?高校1年生?」

やましゅー「この春高校1年生になります。」

山口「お。高校楽しみ?」

やましゅー「結構楽しみです。」

山口「ちなみに、中学校の時に周りにサカナクション好きなやついた?」

やましゅー「2人くらいいました。」

山口「ははは!(笑) ちょうどいいねー。めっちゃちょうどいいじゃん。ちなみに、やましゅーがサカナクションを好きになったきっかけは何なの?」

やましゅー「友達にSCHOOL OF LOCK!を勧められて聴いていたら、面白いおじさんがいるなっていう感じで、一郎先生と出会いました。」

山口「ふふふ(笑)。面白いおじさんいた?(笑) それで、ラジオを聴いて曲を聴き始めたってこと?」

やましゅー「そうですね。」

山口「今回のアルバムの『アダプト』を買おうと思った決め手は何だったの?」

やましゅー「ラジオで山口先生が話していて、自分は一回もファンになってからアルバムを買ったことがないから、形あるものを買ってみようかなって思いました。」

山口「普段はCDあんまり買わない?」

やましゅー「そうですね。今はCDじゃなくても聴けるので。」

山口「サブスクリプションで聴くことが多い?」

やましゅー「はい。」

山口「ちなみに、今日サカナクションのCDは、初回限定盤と通常盤のどっちを買うつもりなの?」

やましゅー「正直、結構値段の差があるので、初回限定盤よりかは通常盤の方が値段的にはいいかなって思うんですけど……せっかくだから、初回限定盤を買おうかなとも思ったり……」

山口「マジで?やましゅー、月のお小遣いいくら?」

やましゅー「3000円です。」

山口「3000円ってことは、初回限定盤は2ヶ月分以上じゃん!」

やましゅー「そうですね(笑)。」

山口「それ、無理しなくていいよ!通常盤でいいぞ、全然。初回盤は映像が付いてきたり、ブックレットとかもすごい良いんだけど、あんまりやましゅーに無理してほしくない気持ちもあるんだよなー。気持ちだけでもすごい嬉しいからさ。」

やましゅー「はい。」

山口「あ、もうすぐ着く?」

やましゅー「もうすぐ着きます。」

山口「緊張するなー。まさか店員さんもそのCDを作った本人と電話しているとは思わないだろうな。」

やましゅー「思ってないですね(笑)。」

山口「ははは(笑)。楽しみだなー。……おー、(お店が)近づいてきています。見えてる、見えてる。……よし、買いに行こう!」

やましゅー「はい!」

(店内に入ります)

山口「……あるか?やましゅー、あるか?」

やましゅー「あ、ありました。(売り場を少し映して) こんな感じです。」

山口「あった?あー!はいはい、良い!Snow Manと横並びな感じじゃん。」

やましゅー「あと、その隣は乃木坂46です。」

山口「おー、はいはいはい。サカナクションの『アダプト』、在庫どう?……入荷数少なくないか?これ。」

やましゅー「あれ?品切れ中……?

山口「え?!品切れ中?ちょっと、店員に聞いてみようか?通常盤ありませんかって。」

やましゅー「はい。……(店員さんに話しかけて) すみません、サカナクションの『アダプト』の通常盤ってありますか?」

(店員さんとやり取り)

やましゅー「……あ、ありました!ありました!

山口「あったんかよ!(笑)じゃあ何で品切れって書いてるんだよー。」

やましゅー「ちょっと会計してきます。」

山口「うん、会計してきて。」

(会計中!)

山口「やましゅー、聞こえてるか?店員さんに『サカナクション良いですよね』って言えよ。」

やましゅー「(小声で)分かりました……」

(会計を済ませて)

やましゅー「店員さん、サカナクション、良いですよね!」

店員「たまに聴くと、たしかに良いですよね。

山口「わはははは!(爆笑) そっかそっか。OK。やましゅーありがとう。」

(お店を出て)

やましゅー「……ありがとうございました。……たまに聴いたらいいらしいです。」

山口「たまに聴いたらいいんだよな。分かる、分かる。たまに聴くといいんだよな、サカナクションなー。ちゃんと答えてくれたね、店員さん。やったなー。」

やましゅー「はい。」

山口「やましゅーありがとな。通常盤買ってくれて。」

やましゅー「本当に通常盤で申し訳ないです。」

山口「いや、大丈夫だよ!やましゅー、今日協力してくれたから、初回限定盤をサイン入りで送るよ。」

やましゅー「いや、ちょっと……えぇー!?嘘でしょ……!」

山口「マジで。サイン入りで送るよ。……通常盤を買ってくれたけど(笑)。」

やましゅー「ふふふ(笑)。」

山口「新しい高校のクラスでさ、新しい友達ができて、サカナクションを好きになりそうだなってやつにその通常盤をプレゼントしてやってよ。」

やましゅー「ありがとうございます!」

山口「友達づくりに使って。……使ってって、お前が買ったものだけど(笑)。」

やましゅー「(笑)」

山口「ありがとな、やましゅー。帰り気をつけて帰れよ。」

やましゅー「はい、ありがとうございました!」

山口「さよなら。」

やましゅー「さよなら。」


山口「いやー……完璧なドキュメントだね。みんな、今日の教訓をいかそう。在庫がないって書いてあっても、店員に聞こう。出てくる可能性がある、サカナクションだったら。」


もうひとり、オンラインで中継を繋ぎます。続いてはCDが手元に届いているけど、まだ開封してない(で我慢してくれていた)生徒です。


山口「続いては、埼玉県 17歳 ジュークボックス。ジュークボックス、聞こえてるかー?」

ジュークボックス(以下、ジューク)「こんにちは!」

山口「お、こんちはー、ジュークボックス。今どこにいるの?」

ジューク「家です。」

山口「どんな状況?CDは届いているの?」

ジューク「あります!(中継画面に映す)」

山口「お!きてる!きてるねー。いいぞー。これから開封するんだ?」

ジューク「危なかったです、本当に(笑)。電話する直前にもう開けようとしてて、電話がかかってきた時は目の前にこの箱があって(笑)。」

山口「ごめんなー(笑)。ありがとうな。」

ジューク「結構辛くて(笑)。昨日(一郎先生が『アダプト』リリース記念の)Instagram Liveとかもやってたので、うー……って思いながら一生懸命寝ました(笑)。」

山口「え、じゃあまだ聴いていないってこと?」

ジューク「聴いてないですね。」

山口「一切『アダプト』聴いてないの?」

ジューク「あ、オンラインライブと武道館ライブは参加しました。」

山口「CDの音源はまだ聴いてない?サブスクでも聴いてない?」

ジューク「まだ何も聴いてないです。」

山口「偉いなー、ジュークボックス。じゃあ、一緒に開封していこうよ。じゃあまず開けて、どんな感じか説明してくれよ。」

ジューク「分かりました。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「ちなみに、何盤買ったの?」

ジューク「NF Memberの完全生産限定盤です。」

山口「お!」

ジューク「開けたら……こんな感じです。」

(一郎先生に画面越しに見せる)

山口「はいはい……綺麗にラッピングされているね。ちょっと出してみようよ。はい、開封―!イェーイ!おめでとう!やっと開けられました!

ジューク「うわー……これか……!はー……!」

山口「すげーだろ。アルミホイルみたいでかっこいいだろ?」

ジューク「はい。これを開けたら……うわー……!!」

山口「いいね、いいねー。良いリアクションだね。」

ジューク「初めてなんです、アルバムを買うの。」

山口「え!人生初?」

ジューク「人生初のアルバムです。」

山口「マジで?すげー、ありがとう。サカナクション思い出になったね。」

ジューク「いやー……」

山口「まず、『アダプト』9曲入りのCDと、『NF OFFLINE FROM LIVING ROOM』のBlu-rayと、サカナクションのメンバー4人が作った『マシーン日記』のサウンドトラックが入っています。大ボリューム!」

ジューク「うわー……!」

山口「で、ブックレットを見てみよう。それを見たら、『アダプト』のことが全部分かるぞ。サカナクションオタクになれるぞ。」

ジューク「いやー……言い方が変かもしれないですけど、終わりの始まりっていうか……ここを超えたらもうオタクだぞっていうラインに来てます。」

山口「ははは!(笑) 来てる? 実際、CDを今まで買ったことがないって言っていたけど、音楽を聴くときはサブスクが多い?」

ジューク「サブスクです、はい。」

山口「クラスのみんなもサブスクリプションを利用してる?」

ジューク「みんなサブスクですね。」

山口「ジュークボックスは、オンラインライブとリアルライブで『アダプト』を体験してきて、まだCDを聴いていないと思うんだけど、現時点で『アダプト』での推し曲は何なの?」

ジューク「アダプトでの推し曲……全部良いんですけど……やっぱり「キャラバン」が僕結構好きで。」

山口「あー、いいよねー。」

ジューク「懐かしい新しさっていうか……僕はモチーフとなった曲が出た頃はもちろん生まれていないと思うんですけど、でも、その時はいなかったんだけど、その時新しかったんだろうなって……でも、今は古いっていうのが。」

山口「そうだよね。僕らも歴史ある音楽をたくさん聴いてきた上で今の時代にフィードバックしているから、過去のものはいつも新しく感じるし、未来に生まれてくるものはいつも懐かしく感じるんだよね、僕らって。だから、ジュークボックスが生まれていない時代に僕らが聴いていた音楽を、僕が今この時代にフィードバックしているのを聴いて、ジュークボックスが懐かしいって感じるのはすごく不思議な感覚があるね。」


山口「じゃあ、このあと聴くんだ?」

ジューク「聴きます!もう聴いても良いですか?(笑)」

山口「いいよ、いいよ。聴こう!ちなみに、1曲目の「塔」っていうのは、アンビエントなんだけど、一番お尻の部分を聴いてもらうと、ラクダが歩く音が聞こえるから。「キャラバン」くらいまで一緒に聴こうか?」

ジューク「はい!」

山口「聴いていていいぞ。」

ジューク「聴きまーす!」

山口「はい!」


♪ 塔 / サカナクション


ジューク「(聴きながら)……あ!あのライブ(『SAKANAQUARIUM アダプト TOUR』)の会場で最初に流れていた……」

山口「そうそう。謎が解けてくるね。」

ジューク「なんかこう……映画とか舞台とかが始まる前にぶわーって一気に世界観に引き込まれる感じですね。」

山口「そうだよ。そのまま「キャラバン」までの繋がりを聴けよ。こだわっているところだから、そこ。」

(CD1曲目の、インスト「塔」が終わって、そのまま2曲目へ)


♪ キャラバン / サカナクション


(一郎先生の歌声が流れた瞬間)

ジューク「……きたーーーー!!!(笑)」

山口「わはははは!(爆笑) きたー、だろ?きたーってなるだろ?やばいだろー。ちょっと、後でゆっくり聴いてくれよ。もっとオタクになっちゃうぞ。」

ジューク「なんかその……好きになったアーティストがすごい特殊なことをやっているから、他のアーティストに浮気できないっていうか……(笑)。サカナクションしか聞けない体になっているというか……」

山口「ははは(笑)。そうだよなー。そうなっちゃうんだよな。これからも頑張らなきゃいけないなと思うし、ずっと応援してもらえるように僕らも努力しなきゃなって気持ちになるわ。」

ジューク「すみません、ありがとうございます。」

山口「ジュークボックス、今回NF Member限定盤を買ってくれたんだよな?」

ジューク「はい。」

山口「クラスの人に布教する用に、初回限定盤を送るよ。友達に渡して布教してくれ。」

ジューク「え?!」

山口「サイン付きで送るから。」

ジューク「うわー!それもう友達に渡せないじゃないですか!」

山口「ははは(笑)。」

ジューク「うわー……試されてる……」

山口「試されているんだよ、いつも(笑)。送るから、布教活動なりに使ってください。」

ジューク「ありがとうございます。」

山口「ジュークボックス、ありがとう!」

ジューク「ありがとうございました!」

山口「じゃあなー。」


最後に一郎先生から、今回の授業の感想です。

山口「やっぱり、CDを発売することって、ミュージシャンにとってすごく特別な日だということを改めて思い出すことができました。こういう風に楽しみに待ってくれている人たちがいるっていうことを知ることで、ずっと応援してもらうっていうことも大変なことだなって思うし、そのために努力していかなきゃいけないなと。みんなよりも自分たちがワクワクしていかないとね。それを改めて感じ取ることができました。ありがとうございます。」

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