『2018年 サカナLOCKS!卓上カレンダーをプレゼント!』

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さあ今回は、各方面で話題になっている、サカナLOCKS! 放送後記に載っている「例の写真」だけで作られた、『サカナLOCKS! 2018年のオリジナル卓上カレンダー』をプレゼント!前回、一郎先生は「宿題を出そうかな〜」と言っていましたが、詳しい応募方法が発表になります!

山口「さあ、先週お知らせした通り、サカナLOCKS!の"例の写真"で構成された2018年サカナLOCKS!オリジナルカレンダーを作りました。そのサンプルが手元にあります。毎回恒例でサカナLOCKS!では、おもしろ写真みたいなのを撮っていたわけですよ。この放送後記のいちばん後ろにその写真が載っているわけね。それを集めたカレンダーなんですけど、素晴らしい出来ですよ。」

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「たくさん作りたいんだけど、これ以上お金をかけると怒られるから、少ない数にしたいと思っています。それを、やっぱり宿題にしようかなと思って。これは授業だから。宿題を提出してくれた人にプレゼントしようかなと。その宿題は……」

『2018年 ブレイクしそうなミュージシャンを答えなさい!』

「これは、そのミュージシャンの名前はもちろん、なぜそう思うのかを書いて送ってきてください。音楽に常に触れて新しい音楽を探し続けている生徒諸君が、来年はこのミュージシャンが来るという意見を聞いてみたい。素晴らしい意見をくれた方に、この希少な卓上カレンダーをプレゼントしたいと思います。……卓上カレンダーなんかいるかって思うなよ?出来凄まじいからな(笑)。」

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「一郎先生が、そのミュージシャンの曲を聴いて、皆さんの考察が当てはまっているのかを講評したいと思う。しっかりと講評した上で、この貴重な卓上カレンダーをプレゼントするか決めたいと思う。……これね、ヤフオク!に出したりしたら分かるようにシステム作っておくからな!気をつけろよー。みんな出さないと思うけど(笑)。」

「基本は自由に考えて欲しいのですが、まずは今年がどんな年だったかを振り返ってみます。参考までに、オリコン調べの2017年ブレイクアーティストのランキングを見ていきましょう。」


2017年ブレイクアーティストランキング

1位:米津玄師
2位:TWICE
3位:Suchmos
4位:SHISHAMO
5位:Aimer
6位:水曜日のカンパネラ
7位:ヤバイTシャツ屋さん
8位:DAOKO
9位:STU48
10位:Beverly

(出典:2017ブレイクアーティストランキング | ORICON NEWS)



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「ほー……なるほどね。こうやって見ると、なんか共通している部分があるかなーって思う。水曜日のカンパネラはちょっと独特だけど、他の流れを見ると、こういうのあったなっていう流れからの変化というか、進化というか……元々のオリジネーターが居て、その系譜として出てきているものがそれぞれ今のムーブになっているなっていう感じがしますね。例えば、WANIMAとかも、Hi-STANDARDっていうオリジネーターがいて、その系譜として出てきているっていう。だから、全く新しいものではないんだけど、今の若い子たちが新しいものとして捉えて、そこに対応するように進化していっているっていう流れもあるし。Suchmosとかは特にそうだと思うんだけど、僕らの世代からすると Jamiroquai(ジャミロクワイ)の系譜だったり、古き良き洋楽のものを日本的に変化させるっていう……AORっていうものを現代的にやり直しているっていう流れだったりとか。DAOKOとかもそうだよね。椎名林檎さんとかアニメ系譜が混ざり合って新しく出てきているっていう。米津玄師さんも、メロディとかを聴くと、歌い方とか歌詞とかがこの要素だなってっていうものが分かるけど、今の中では新しいっていう。SHISHAMOは、ガールズバンドっていう一つの大きな流れがプリンセス プリンセスからあって、僕らの世代だとこの間、解散を発表したチャットモンチーとかがいて、その流れを汲んでいるのかなって感じがします。」

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2018年はどんな音楽がリスナーに注目されそうかというと……僕はまだ、音楽業界の中でフェスの影響はあると思うんですよ。フェス対応する(音楽フェスに出演したときに盛り上がることを考える)ミュージシャンはどんどん強くなるけど、米津玄師さんはフェスにあまり出ていなかったんですよね。だから、フェスっていうものの対応が変わっていく時代の始まりなんじゃないかと思っていて。”フェスで盛り上がる”、”楽しい"っていうのだけではなくて、"本人に会える"、"生の歌を聴ける"っていう、普通にライブに行く感想。盛り上がるだけじゃなくて、ワンマンのコンサートの感想を求めてくる人たちも増えてくるっていう時代になると考えると、もう少しダウンテンポなものも出てくるんじゃないかな。あと、back numberとかがポップスの立ち位置をがしっと作っているから、歌モノがもう一回席巻してくる気はちょっとするかな。あとは、結構がちゃがちゃした……サザンオールスターズの初期とか、ああいうバンドが出てくる気がするんですよ。モダンチョキチョキズ……ってみんな知らないと思うけど、モダチョキとかが出てきた時(1989年〜)って、どこかそういう風潮があったんですよ。なんか固まっていたものをミックスして壊そうとしていた時代……米米CLUBとかね。そういう特殊なグループみたいなものが出てきそうな気がする。それはもうちょっと先かもしれないけどね。」

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「あと、予言するけど…多国籍バンドが出ると思うよ。そろそろ。東京だと、小学校、中学校、高校でも、いろんな国籍の人が混ざりあっている地域があるから。HIP HOPのシーンとかはもう始まっているけど、バンドとしての編成でも多国籍なものが……既にあるけど、出てくる気がするし、日本人だけど英語で歌うっていう……そして、日本だけじゃなくて海外で評価されるっていう時が来る気がします。なんでかっていうと、オーストラリアとかニュージーランドって面白いミュージシャンが多いんですよ。英語圏でヨーロッパとアメリカの影響を同時に受けるんですね。その中でミックスされて、オーストラリアやニュージーランドの独自の空気の中で再編集されるんです。だから変わった良いバンドが多い。日本の中では、英語を喋れる人が大半ではないから、まだそこのミックスはされないし、だから日本の歌謡曲が主流になり続けていてそれしかない状態になっているけど、これが、もっと英語が身近になってくるほどミックスされるようになるし、古き良き音楽を簡単に手に入れられる時代になっているからこそ、どんどん面白くなっていくんじゃないかなっていう気がしてる……それは2020年以降だと思います。YMO以来の、第二第三の世界に評価されるバンドが出てくるじゃないかと思っています。ニュータイプのアイドルとかも出てくるんじゃないかなって気もしますね。」

「これは先生の読みね。みんなはどう考えるかは自由。みんなが思うブレイクアーティストを宿題として提出してくれると、この貴重な……いらないかもしれないけど、卓上カレンダーをプレゼントするから(笑)。」

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今回の授業もそろそろ終了の時間になりました。

「もう2018年なんですね。サカナクションはアルバムをリリースして、新しいツアーを回ろうと思っています。あと、この話をしていなかったですが、『曇天に笑う』という映画の主題歌、オープニングとエンディングの音楽をサカナクションが担当させていただきまして、それも変わった形でリリースしようかと思っています。まだ詳しくは話せないんですけど、自分たちなりにトライしていきたいと思っています!」

ということで、『サカナLOCKS! 2018年のオリジナル卓上カレンダー』が欲しいという方は、[コチラ] のページから宿題を提出してください!一郎先生を唸らせるようなブレイク予想を君も考えてみてください。たくさんの応募、待ってます!

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サカナLOCKS! 放送後記

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