表現するということ

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(チャイム…ガラガラガラ…)

洋平先生「はい、こんばんは!進路室へようこそ!!本日は3月15日という事で昨日はホワイトデーでした。男子諸君のみなさん…バレンタインデーのお返しはしました?恥ずかしがらず、遅れてもいいから、ちゃんとお返しはしてあげてください。あ、そうだっ!洋平先生宛てにバレンタインチョコはけっこう来たんですか?」

(職員の方を見て…)

洋平先生「来てない?!?!(笑)来てねぇのかよぉ!!!!(笑)まぁ、でも、普段…生徒のみなさんからはたくさんのエールを頂いて…。お前ら、ちょっとぐらい送れよ!!(笑)なのでホワイトデーというよりも、普段のお返しとして(笑)僕からプレゼントを贈りたいなと思います!久しぶりに『おじゃこ君』も登場し…、あくまでホワイトデーじゃないですからね!バレンタインデーは貰ってないので!(笑)」

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洋平先生「今からやる曲は、先週の10日(木)に開催した『Welcome![Alexandros]LIVE 2016 東京』で、カバーしようと思っていた曲なんですよ。今からやる曲のアーティストの事が凄い好きな方がライブに来てくれて、“今日、この曲、歌いますよ!”って言ったら、“凄い楽しみにしてる!”って言ってくれて…でも結局、やるの忘れて歌わなかったんです(笑)ちょっとヒドい事をしてしまったので、この場を借りて歌おうかなと思います。」

M Heroes(David Bowie Cover)@20160315アレキサンドLOCKS! LIVE / 川上洋平 from [Alexandros]

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洋平先生「ホワイトデーだから、本当は甘い曲にしようと思ったんですけど、バレンタインデーにチョコを頂いてないのでね…女子だけじゃなくて、男子諸君も喜ぶような曲を選びました(笑)先日、亡くなってしまったデヴィッド・ボウイという方が書いた名曲『ヒーローズ』。“今日だけでいいから ヒーローになりたい!”“頑張りたい!”“力をください!”っていう時にぜひ聴いて欲しい曲です。」

洋平先生「今年の夏も、このSCHOOL OF LOCK!では、恒例の夏フェス、 [ 未確認フェスティバル2016 ] が行なわれますが、もちろん我々[Alexandros]も楽しみにしています!先週、生放送教室で、<未確認フェスティバル2016スペシャル!!!!>の授業が行なわれて、これまでに届いている音源を紹介していて、僕も聴かせてもらいましたが、まず気になったのが“KIDS'A”。どこかのバンドのアルバムタイトルみたいだけど(笑)」

M 午後、暗幕 / KIDS'A

洋平先生「動画も見たんですけど、雰囲気がどことなく文学少年で、なんとなくWhite AshのVo.のび太くんを彷彿とさせるような感じですね。歌いっぷりが好きでしたね!なんか耳に残るというか、凄くライブを観てみたくなりました。しかも上手い!まだ中学生でしょ?ドラムもきっちり練習されてるんだな〜って。ちょっとこれは末恐ろしいバンドですね。」

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洋平先生「あとインストなんですけど、“Sleeping Pola”という方たちの『kuuchuubunkai』。」

M kuuchuubunkai / Sleeping Pola

洋平先生「これは誰が聴いても“カッケェー!”って思うバンドだと思います。インストだから、言葉が無い分、難しかったりするかもしれないんだけど…“これはカッコイイ!!!”って誰もが思うような雰囲気を持っている。打ち込みなのかな?でもメンバーにドラムもいるね?ライブはどういう風にするのかなって気になりますね。しかもこの『kuuchuubunkai』ってタイトルもッカッコイイなと思います。」

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洋平先生「最後に、個人的に“オススメはこれやで!”っていうのが…“the Hopes”。」

M pray / the Hopes

先週の<未確認フェスティバル2016スペシャル!!!!>の授業では紹介する事の出来なかった“the Hopes”。

《 the Hopesのプロフィール 》
・大阪府の高校2年生3人組による、エクスペリメンタルジャパニーズインストフォークトロニカグループ。
・未確認に向けての意気込みは
「良い違和感を出すことができると思います。他のバンドが言葉で表現する部分を音として伝えることで、より体に響くことがインストの醍醐味だと思います。」
・活動状況は
「2014年ぐらいに音楽の趣味が合ったので結成しました。主に曲制作が中心です。」

洋平先生「これはカッコイイですね!なんかドリーミーな、僕の好きなharuka nakamuraさんとかを彷彿とさせるような雰囲気で…。家でずっと流しておきたくなるようなバンドですね。ライブとかで、スッゲェ真っ暗にして、ろうそく1本だけでライブとかして欲しいなっていう感じ。いつ拍手していいのか分からない感じのライブをやってくれればと嬉しいですね(笑)」

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洋平先生「エントリーしたみなさんは、自分の世界を貫いて、我々を!世界を!ギャフンと言わせて欲しいなと思っております。僕も負けないように頑張ります!そんな中、エントリーをするかしないか悩んでいる生徒がいらっしゃるみたいで、先週の授業でも校長と教頭がお話しをされていました。僕もデモテープを作って、どこかに送ろうみたいな事を本格的に始めたのって、実は27歳とかなんですよ。凄く運良くデモテープを拾ってもらって、デビューが決まったんですけど、その時に“君たち、運が良いよ!”って言われたんです。実は年齢制限があるみたいで…ロックバンドは25歳らしいです。“ロックバンドは年齢関係ねぇだろ!?”って思うじゃん?実はあるんですよ。25歳。アイドルとかに比べれば余裕があるのかもしれないけど、早い内からデモテープを送って、たとえそれが不合格だとしても、反省して作り直す。そういう気力というか体力を若い内から養っておくのって大事なのかなって思いましたね。だから“エントリーしたいんだけど、恥ずかしいな”とか思っている方がいたら、そこは一歩踏み出して、勇気を出して、送って欲しいなと思います。そして本格的な事を言うと、(応募する時に)音は大事。しっかりレコーディングして欲しいですね。もちろん上手く録れば、一発録りも良いと思うけど、今だったら、けっこうPro Toolsとかの機材を使って録音出来る人も多いみたいなので、そういう人たちと、どうしても比較されてしまうから。どんだけ良い曲でどんだけ良い歌声でも、それが伝わらなければ意味無かったりするので、出来るだけ良い録音環境を整えて録るのも秘訣だったりします。“若いから仕方ないだろ”っていう目で見る方も、もちろんいるとは思いますけど、その中で、どれだけ勝負出来るかですからね。“プロと同じくらいのクオリティを作ってきました!”と堂々と胸を張れるような曲を作って送って欲しいなと思います!」

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■バンドについて
洋平先生!!!
僕は今、バンドを少しやっています。
僕がヴォーカルで、ギター、ベース、ドラムが1人ずつの4人でやっています。
そこで、質問なんですが 洋平先生がバンド組み始めた頃はどこでどのくらい練習してましたか?
やっぱ、個人で練習してから合わせた方がいいですか?
歌唱力を上げたい。そして上手くなりたい。
今の4人で未確認フェスティバルに絶対出たい。
その一心です。
洋平先生、アドバイスお願いします!!!
さとりゅー
男性/14歳/千葉県




洋平先生「練習ね〜。これはけっこうバンドによるんですんよね。僕個人でいうと、結成した2001年。大学1年生だったんですけど、週3〜4回くらいスタジオに入って、4〜5時間は練習してました。“もう練習、必要ねぇな”って思ったら、別に週1くらいでも良かったりするんで、バンドによると思いますよ。でも不安なのであれば、練習は多ければ多いほど、やっといて損はないと思うし、みんなで演奏しているだけでも単純に楽しいから、多くスタジオに入る分には良いと思います。あと“個人で練習してから合わせた方がいいですか?”ってあるけど、これは間違いなくそうだと思います!ちょっと関係がないようであるような話なんだけど…この前ね、我々[Alexandros]がよく使っているスタジオで、休憩出来る踊り場みたいな所があるんですけど、そこで、たぶんアマチュアのバンドさんだと思うんですけど、めっちゃ深刻な会議をしてたんですよ。3〜4人ぐらいで。その中のリーダーらしき人がめっちゃ怒ってて、“あのさ、バンド練習は個人練習じゃないんだよ!バンドで合わせる前に、1人1人しっかり練習してからじゃないと、足を引っ張る事になるから!”って言ってて、なんか“ドキッ!!!”ってしました(笑)“その通りだな!”とも思ったんですよ。やっぱりバンドで練習する部分は、グルーヴ合わせですから。ドラムとかだと難しいかもしれないけど、ギターとかボーカルは、それなりに練習が出来ると思うので。しっかりと家で個人練習をして、スタジオでのバンド練習に挑んで欲しいなと思います。でもこの“歌唱力を上げたい。そして上手くなりたい。未確認フェスティバルに絶対出たい。”っていう心意気はいいですね。ぜひ音源を送ってきて欲しいなと思います!」

洋平先生「そんな悩みや壁に立ち向かうために…。」

(カッカッカッカッ…)

洋平先生「やっぱりこれですよ!」

(カッカッカッカッ…)

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洋平先生Believe.

洋平先生「先輩ミュージシャンとして!というか、人として僕はこれを1番大事にして欲しいなと、生意気ながら思います。例えば、いま現在の自分が、理想の立ち位置やポジションに達してなかったとしても、“いや、俺はそこに立つべき人間なんだ!”と、ちょっと虚栄心に近いモノを持ち合わせながら、挑んで欲しいなと。過信だったり強がりに繋がってしまうかもしれないけど、あまりそれを表に出さずに自分の中だけで留めておけば、想像を超えた能力を発揮する事があります。信じるのはタダですから、ぜひやって欲しいです。もちろん努力をした上ですけどね…。僕もよく“ビッグマウスだ”とか言われる事があるんですけど、それだけ自分にプレッシャーをかけるようなモノですから。それが努力に繋がったり、良い作品に繋がったりするので、まずは信じる。自分の目標を定める。そういった所から始めるのが、いいのかなと思います。これは昔から思ってます。」

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M Famous Day / [Alexandros]

洋平先生「本日は、 [ 未確認フェスティバル2016 ] の応募音源だったり、バンドマンとしての悩みを訊いてきたんですけど、迷ってるんだったら、ぜひ送ってきてください! [ 未確認フェスティバル2016 ] のエントリーは、5月2日まで!」

洋平先生「そして我々[Alexandros]は、来月4月20日(水)に
『NEW WALL / I want u to love m』というダブルAサイドシングルを発売しますが、来週の授業で『NEW WALL』をどこよりも早くフルでお届けします!もうライブでは披露しているんですけど、オンエアはこのSCHOOL OF LOCK!が初!!しかも、自分の教室から、初オンエアを日本全国に届けられるなんて幸せな事です。ありがたい。生徒のみなさんも楽しみに待っていてください!!」

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放送後記

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LOCKS!SCHOOL OF LOCK!の講師陣

  • ミセスLOCKS!

    Mrs. GREEN APPLE

  • Saucy LOCKS!

    Saucy Dog

  • 宮世琉弥

    宮世琉弥

  • 乃木坂 LOCKS!(賀喜遥香)

    乃木坂46(賀喜遥香)

  • 乃木坂 LOCKS!(井上和)

    乃木坂46(井上和)

  • SEVENTEEN LOCKS!

    SEVENTEEN

  • INI LOCKS!

    INI

  • 景井LOCKS!

    景井ひな

  • ビーバーLOCKS!

    SUPER BEAVER

  • 新しい学校のリーダーズLOCKS!

    新しい学校のリーダーズ

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