え!?
藤原ヒロシさんがNF Recordsからアルバムを!?!?
なんかすごそう!!面白そう!!
山口「さかなのわた、いつもありがとう。そうなんですよ。みんな知っているかな?藤原ヒロシさんっていう、僕らの世代や少し上の世代の人たちからカリスマと呼ばれている人物がいるんですよ。ミュージシャンであり、デザイナーであり、プロデューサーであり……とにかくすごい人なんですよ。なんて形容したらいいのかな…… "クラスの中でいちばん流行に敏感な人"。そのクラスの規模は、東京って感じ。東京ってクラスの中でいちばんイケてる人っていう感覚かな。僕らの世代はみんな影響を受けたんですよ。ファッション誌の『smart』とかね。藤原ヒロシさんがおすすめすると欲しくなるわけよ。RED WINGっていうブーツのソールだけ替えたりしていたのよ。それを真似して、古着のRED WINGを買ってソールだけ替えたりしていました、北海道でね。真似していましたよ。藤原ヒロシさんは当時、小泉今日子さんに楽曲提供とかもしていて、ものすごくシーンに影響を与えていた人なんです。その藤原ヒロシさんが、僕らのレーベル、NF Recordsからアルバムをリリースすることになりました。すごくアダルトな、AOR感が漂う良いアルバムなんですよ。若い世代の子達にもこういう音楽を聴いてもらいたいと思ってNF Recordsでリリースをさせてくださいってお願いして実現したので、ぜひ皆さんに聴いていただきたいです。サカナLOCKS!でもオンエアしていきたいと思いますし、実際に藤原ヒロシさんに来ていただけたらと思うんですけどね。(藤原ヒロシさんの『slumbers』は、11月29日(水)発売)」
「では、黒板を書きます。」
「そうです。過去、何度か行ってきたミュージシャンしりとり!我こそは、いろいろなミュージシャンの名前を知っているという生徒たちが電話で出場して、ミュージシャンの名前だけでしりとりをしていきます!しかし、まだ1回目の決着がついておりません。今夜ついに……その初代チャンピオンが誕生するのか……ファーストシーズンが終了するのか!!」
<ミュージシャンしりとりのルール>
・しりとりの基本ルールにのっとる。
(「ん」で終われば負け。「バ」や「パ」で終わった場合は「ハ」に置き換えてもOK。小さい「ィ」などで終わった場合は「イ」で始める。)
・メジャデビューしているミュージシャンの名前のみ。
・5秒以内に答えなければ失格。
・3人勝ち抜くとチャンピオン。
「メジャーデビューっていう括りは、厳密なメジャーデビューというものではなく知られていればOKです。過去、何度か対戦しましたけど、なかなか3人を勝ち抜く猛者が現れず。前回の戦いは、弱化硝子の少年が1回勝ち抜きで止まっています。……3回勝ち抜くと、本当に素晴らしい名誉が手に入るのでね。今回チャンピオンが生まれたら、ファーストシーズンは終了、初代チャンピオンは歴代チャンピオンの中に名前が残ります。」
山口「ということで……もしもし!」
弱化硝子の少年「もしもし!」
山口「弱化硝子の少年、元気か?」
弱化硝子の少年「元気です。」
山口「どうだ?反響あった?」
弱化硝子の少年「はい。友達から「家族みんなで聞いたよ」って言われて……」
山口「ははは(笑) 今回は、あと2回勝てば名誉ある初代チャンピオンですが、自信はありますか?」
弱化硝子の少年「そうですね……結構練習したので……一人で(笑)。」
山口「練習したか(笑)。改めて、弱化硝子の少年が得意なのは何系のミュージシャンですか?」
弱化硝子の少年「邦楽ロックのバンドが得意です。」
山口「前回もそれで勝ち進んだもんね。経験者は有利なところもあるんですけど、緊張せずに頑張ってください。」
弱化硝子の少年「はい。」
山口「続いて、2人目の出場者は……もしもし!」
ウオタミハンゾー「もしもし!東京都 16歳 ウオタミハンゾーです!」
山口「しりとりは聞いていた?」
ウオタミハンゾー「はい。聞いてました。鍛えればいけると思って、ミュージシャンしりとりが8月にあったと思うんですけど、そこからずっと鍛えていました。」
山口「ははは(笑) 練習していたんだ?」
ウオタミハンゾー「自分が知っているミュージシャンの名前を、全部洗い出して。」
山口「お、じゃあ結構自信あり?」
ウオタミハンゾー「自信あります。」
山口「ちなみに、得意なジャンルは?」
ウオタミハンゾー「邦ロック……いや、サカナクションがいちばん好きなんですけど、アニメの声優さんとかも結構詳しくて。」
山口「アニメの声優……!じゃあマニアックなものをどんどんぶつけてきてください。」
ウオタミハンゾー「はい。」
山口「それでは、二人とも準備はいいか?」
2人「はい!」
山口「まだまだ踊れる?」
2人「フー!」
【 第1回戦 】
<長野県/弱化硝子の少年 (15歳)> VS <東京都/ウオタミハンゾー(16歳)>
山口「それではいってみましょう!ミュージシャンしりとり……先行は、弱化硝子の少年で、しりとりの"り"からスタート!」
弱化硝子の少年「”LiSA “」
ウオタミハンゾー「”サイダーガール”」
弱化硝子の少年「”LUNA SEA”」
ウオタミハンゾー「”湘南乃風”」
山口「"ぜ"……"せ"でもいいぞ。」
弱化硝子の少年「えっと……”SEKAI NO OWARI”!」
ウオタミハンゾー「”リーガルリリー”」
弱化硝子の少年「”凛として時雨”」
ウオタミハンゾー「”レキシ”」
弱化硝子の少年「えっと……”Shout It Out”!」
ウオタミハンゾー「”東京パフォーマンスドール”」
弱化硝子の少年「"る"?えっと……”ROOT FIVE”。」
山口「ぶ……"ふ"でもいいぞ。」
ウオタミハンゾー「”フラチナリズム”」
弱化硝子の少年「”MUCC”」
ウオタミハンゾー「く……”グッドモーニングアメリカ”!」
弱化硝子の少年「か……か……えっと……”関ジャニ∞”。」
ウオタミハンゾー「”東京スカパラダイスオーケストラ”」
弱化硝子の少年「ら……あ!”ライオネル・リッチー(Lionel Richie) “!ははは(笑)」
山口「出たー!(笑) ライオネル・リッチーの"チ"!」
ウオタミハンゾー「”Chage”」
山口「Chage(笑)。"ケ"でもいいぞー。」
弱化硝子の少年「”ケニー・ロギンス(Kenny Loggins) “。」
ウオタミハンゾー「”スカイピース”」
弱化硝子の少年「えー……”四星球”。」
ウオタミハンゾー「う……”UVERworld”。」
山口「ど……"と"でもいいぞ。」
弱化硝子の少年「あ……あー……」
(5秒カウントダウン START!)
弱化硝子の少年「あ!”東方神起”!」
ウオタミハンゾー「”KEEL “」
弱化硝子の少年「る……えーっと……る……」
(5秒カウントダウン START!)
弱化硝子の少年「”ルーシー・ローズ(Lucy Rose) “」
山口「お。"ス"でもいいぞー。」
ウオタミハンゾー「”杉田智和”」
山口「"ス"でもいいぞー。」
弱化硝子の少年「えー……えーっと……」
(5秒カウントダウン START!)
弱化硝子の少年「”SKY-HI “!!!」
山口「SKY-HIの "い"!」
ウオタミハンゾー「”IMALU “」
山口「おー……」
弱化硝子の少年「え?え?る!?……"る"はもう……」
(5秒カウントダウン START!)
弱化硝子の少年「やばい……あ……」
(5秒終了!)
< 試合終了! >
山口「残念ー!!!」
弱化硝子の少年「まじか……」
山口「弱化硝子の少年……やられちゃったな……」
弱化硝子の少年「あー……」
山口「IMARU締めだったねー。いいねー。弱化硝子、惜しかったな。」
弱化硝子の少年「”る”はもうないんです……。」
ウオタミハンゾー「ないです、ないです。」
山口「"る"はないんだ?お互いに"る"がないことは分かってるんだ(笑)。」
弱化硝子の少年「厳しいです!」
山口「”ルー大柴"ってCD出してないのかな?……あ、CD出してるからありだね。」
弱化硝子の少年「そうだったんだ……ありだったんだ……」
山口「いやー……惜しかったなー。また、第2回、第3回があるのでね。」
弱化硝子の少年「はい……ライオネル・リッチー、もう1回言いたかったです。」
山口「ははは(笑) ライオネル・リッチーは結構ポイントが高いな。また応募してください。ありがとうございました。」
弱化硝子の少年「はい!サカナクション大好きです!」
山口「ありがとう!頑張ります!」
弱化硝子の少年「ありがとうございました!」
まずはチャレンジャー、ウオタミハンゾーが1勝です!!
山口「ウオタミハンゾー!あと2連勝するとチャンピオンだぞ。」
ウオタミハンゾー「はい!頑張ります!」
山口「よーし。今、高校2年生?」
ウオタミハンゾー「はい!サカナクション大好きです!」
山口「おー、ありがとなー。ありがとう!俺も大好きだよ、お前のこと。」
ウオタミハンゾー「大好きです!」
山口「高2……彼女いるの?」
ウオタミハンゾー「彼女……は……いないです!」
山口「なんだよ、お前!その間は!」
ウオタミハンゾー「ふふふ(笑) ちょっと……いてもいなくても恥ずかしいのでやめておきます。」
山口「なんだよそれ。その時点でいるじゃないか、お前。じゃあ、次の挑戦者に電話が繋がったからいくぞー。」
ウオタミハンゾー「はい。」
山口「もしもし!」
愛の欠片「宮城県の愛の欠片です!」
山口「愛の欠片ちゃん、しりとりは聞いていた?」
愛の欠片「はい。」
山口「自信ある?」
愛の欠片「やってみないと分からない……」
山口「やってみないと分からない(笑)。でも、自分はいけそうな感じがしてるわけでしょう?」
愛の欠片「なんか……いろんな事務所のアーティスト名が載っているところをいっぱいコピーして、チェックしてます。」
山口「チェックしていたの(笑)。得意なジャンルはどの辺りですか?」
愛の欠片「邦楽のバンドが……」
山口「バンドね。対戦相手のウオタミハンゾーは、アニソンが得意らしいからな。テンション高い奴だけどあんまり気にしないでいいからな。」
愛の欠片「(笑)」
山口「じゃあ2人とも準備はいいか?まだまだ踊れる?」
2人「フー!」
【 第2回戦 】
<東京都/ウオタミハンゾー(16歳)> VS <宮城県/愛の欠片(14歳)>
山口「それではいきましょう。先行は、愛の欠片で、IMALUの"る"から!スタート!」
愛の欠片「”LUNA SEA “」
ウオタミハンゾー「”湘南乃風”」
愛の欠片「”SEKAI NO OWARI “」
ウオタミハンゾー「”リーガルリリー”」
愛の欠片「”LINKIN PARK “」
ウオタミハンゾー「”グッドモーニングアメリカ”」
愛の欠片「か……”CAPSULE “。」
ウオタミハンゾー「る……” ROOKiEZ is PUNK'D “。」
山口「ディーの"イ"!」
愛の欠片「い……”いきものがかり”。」
ウオタミハンゾー「り……”凛として時雨”。」
愛の欠片「”Leola “」
ウオタミハンゾー「”RADWIMPS “」
愛の欠片「”ストレイテナー”」
ウオタミハンゾー「”長渕剛”」
山口「長渕剛(笑)……の"し"!」
愛の欠片「し……し……?」
(5秒カウントダウン START!)
愛の欠片「”シブがき隊”(笑)!」
山口「いいよー、いいよー。また"い"がきたね。」
ウオタミハンゾー「い……”井上陽水”。」
山口「お……また"い"がきたね。」
愛の欠片「い……い……」
(5秒カウントダウン START!)
愛の欠片「い……”indigo la End”。」
山口「”と”でもいいぞー。」
ウオタミハンゾー「と……”東京パフォーマンスドール”!」
山口「でた(笑)。"る"!」
愛の欠片「え……」
(5秒カウントダウン START!)
愛の欠片「る……る……えーっと……」
(5秒終了!)
< 試合終了! >
山口「あー出たー!る!」
愛の欠片「”る”は難しいよー……」
山口「東京パフォーマンスドールで、"る"潰ししたな。ウオタミハンゾー!」
ウオタミハンゾー「よし!」
山口「愛の欠片、惜しかったなー。"る"ないな。」
愛の欠片「難しいですよー。」
山口「これは……”る”で終わるミュージシャンは多いけど、"る"で始まるミュージシャンが少ないんですね。」
愛の欠片「他に何かありましたっけ?」
山口「LUNA SEAでしょ、ルーシー・ローズとか。」
愛の欠片「知らない!」
山口「知らないか(笑)。いろいろあるのよ。なるほどなー……これはちょっと、ウオタミハンゾー……技を身につけたな。」
ウオタミハンゾー「磨きました!結構考えているので、まだ2つくらいあります!」
山口「ははは(笑) まだ技があるのか!愛の欠片……残念だったな。でもまた、第2回、第3回があるから。挑戦してください。」
愛の欠片「はい。ありがとうございました。」
山口「じゃあね、バイバイ。」
ということで、ウオタミハンゾーが2連勝です!
山口「ウオタミハンゾー、どうだよ。お前2回勝ち抜いたぞ。」
ウオタミハンゾー「頑張りました!」
山口「でもまだ技があるんだろ?いよいよ次、ついに初代チャンピオンになれるかもしれないぞ。」
ウオタミハンゾー「はい!頑張ります!」
山口「また来週、よろしくお願いします。」
ウオタミハンゾー「よろしくお願いします!」
山口「じゃあな、バイバイ。」
ということで、今回も授業終了の時間になってしまいました。今回もチャンピオンは誕生せず。来週もひきつづき『第1回ミュージシャンしりとり』をお届けします。さあ、ウオタミハンゾーは初代チャンピオンとなれるのか!?お楽しみに!!