こもり校長「先週金曜日、『校長教頭が選んだ“通学用防寒グッズ”プレゼント抽選会』を行いました。
どうなんだろうね？ 11月になってきて、ニュースを見る限りはちょっと暖冬だという感じだね。とは言え、気温は下がってってるから、そこに油断することなく体調には気をつけてほしいなと思いますね」

COCO教頭「なんかさ、そんな冬の通学の時に聴いてた曲とかある？」

こもり校長「うわ、それ聞いちゃう？」

COCO教頭「聞いちゃう」

職員「（笑）」

こもり校長「でも何だろうな…？ 俺、やっぱりHYの『366日』かも」

＜BGM ♪ 366日　／　HY＞

COCO教頭「マジか」

こもり校長「当時、マジ学生なのね。溝端淳平さんの（ドラマ）『赤い糸』。その時にむちゃくちゃ聴いたね！ 盛り抜きで、“10代で一番聴いた曲は何？”って言われたら、これかも」

COCO教頭「マジで!? どういう思い出がある？」

こもり校長「『366日』の思い出は、それこそ本当に当時ドラマかなんかをやってて、女の子で、『赤い糸』の話をよくする子がいたの。で、ドラマとか映画の話して、“あの2人のやつ切ないよね”みたいな。ドラマの話とかよく考察しながら、帰り道が一緒だったの。電車も一緒で。そういう話をずっとしてて、ドラマが終わる頃ぐらいに、“実は…”みたいな」

COCO教頭「え…？」

こもり校長「“あなたのことが好きで”みたいなことを言われて」



COCO教頭「マジ…!?」

こもり校長「俺が、その子のことを恋愛で見てないってのはわかってたから。逆に“『赤い糸』をこうやって2人で、ずっと同じ共通の話でできて嬉しかった”みたいな感じで終わった記憶があって」

COCO教頭「えー…！」

こもり校長「…とかっていうのがあって。別にその子のことを今でも思い出す、とかっていうことではなく、それよりも前から俺はこの曲に出会ってるから。中学とかの時に、何かあるごとに聴いてるから、そういう想いがすごく乗ってる。恋愛とか、自分のあの多感な時期の感情がすごく乗ってる曲だから、今聴いてもやっぱりいい曲だなと思う」

COCO教頭「しかも、“10代で一番聴いた曲”って明言できるのがいいよね」

こもり校長「うん。たぶん10代で一番聴いた曲だと思う」

COCO教頭「そうなんや…」

こもり校長「教頭は？」

COCO教頭「私はね、中島美嘉さんの『雪の華』」

＜BGM ♪ 雪の華　／　中島美嘉＞

COCO教頭「当時、すごく好きな人がいたのね。で、私、中島美嘉さんの顔がめっちゃ好きで、もう（中島美嘉さんに）寄せたくてさ。髪型とかね。髪型も、ちょっと上短めの、下は長い、ウルフみたいな」

こもり校長「はいはい、わかるよ！」

COCO教頭「で、ブロックカラーにして、中を金髪、上は黒、みたいな。で、緑のカラコン入れて、みたいな」

こもり校長「うわ、いいね」

COCO教頭「すごい頑張ってたんだけど。そしたらなんか“バケモンみたいな顔して、どうしたん？”って言われたの。私」

こもり校長「好きな人に？（笑）」

COCO教頭「好きな人に。向こうはさ、私がまさかそんな気持ちっていうのわかってないから。で、“私、『雪の華』のように散ったな”と思いながら、40分50分チャリを漕いで帰ったっていう…思い出ですよ」

こもり校長「なんで、恋って一方通行なんだろうね？ 恋ってなんだと思う？」

COCO教頭「恋は…。え、いやでも、何だろう？ もう無条件に相手に惹かれることじゃないの？」



こもり校長「これは、俺の師匠みたいな人が言っただけど、『恋』って、英語とかにないじゃん」

COCO教頭「愛は『LOVE』」

こもり校長「愛は『LOVE』だけど、恋も『LOVE』じゃん。ってことは『恋』ってないんだよ。ってなった時に、“恋は日本人の『真心』なんだよね”っていう話を言われて。マジか、と」

COCO教頭「真心！」

こもり校長「そう。“たぶん日本人の真心が恋だと思うんだよね。だから、恋っていうものは、他の人には理解されない、日本人だけが思う繊細な感情なんだと思う”って話をされて」

COCO教頭「めっちゃいい言葉じゃん」

こもり校長「めっちゃいいなと思って。だから、ときめきとかっていうのは、恋してる自分のその感情にすごくときめいて、とか、そういうことなのかもしれない」

COCO教頭「じゃあ一方通行でいいってこと？」

こもり校長「そうだし、すごく大きな想いではない。“繊細な想い”が恋なんだ。で、それがどんどん深まっていって、大きくなっていって愛になるっていう。だから“恋は、日本人しか持たない繊細な真心”だった」

COCO教頭「じゃあ恋を最近してない自分からしたら、ちょっと繊細な真心が足りてなかったってことかな？」

こもり校長「そうなのかもしれない。そういう繊細さみたいなものがなくなってきてるのかもしれない」

COCO教頭「確かに、それは本当に思うわ（笑）」

こもり校長「だから、よかったら生徒のみんなの通学中に聴いている恋愛ソングを、エピソードと一緒に、『学校運営戦略会議掲示板』に送ってきてほしい。エピソードとともに、俺は知りたい」

COCO教頭「知りたいね…！」

こもり校長「たまには、こういう『学校運営戦略会議』があってもいいかもね」



COCO教頭「いいかも」

こもり校長「今日はね、11月第1金曜日。この後『FAXヒーローズ』をやる予定だったんだけど…」

COCO教頭「うん（笑）」

こもり校長「昔の恋を思い出してたら、時間がやってまいりました」

COCO教頭「そうなんですね（笑）」

こもり校長「だから、FAX隊のみんな、本当にごめん！」

COCO教頭「ごめん！」

こもり校長「その代わり、来週いつもよりちょっとスペシャルでお届けします！ 来週は『FAXヒーローズスペシャル』やるんで」

COCO教頭「いいね！」

こもり校長「今日はごめんなさい！ 訪れる冬に浸らせてください！ 来週絶対にやります！ 約束します！ 絶対にやります！」