こもり校長「さぁ今夜は、2023年最後のSCHOOL OF LOCK!です！ まず、この『学校運営戦略会議』は7分しかないんだけど、ギリギリまで生徒と話していきます！」

COCO教頭「今年6月のこの授業で、『2023年下半期 学校運営戦略会議での逆電権 先行予約会』を行ない、6月から12月まで、毎月1人逆電する、7人の生徒をクジで決めちゃいました！」

こもり校長「半年間やってきて、予約してた生徒といろいろと逆電したけど、ついに今夜がラストです！」

COCO教頭「そうですか…！」

12月分に当選していた生徒は…！




かくざとう。　山形県　19歳

こもり校長「どうも…」



かくざとう。「…」

こもり校長「かくざとう。、聞こえてる？」

かくざとう。「き、聞こえてます！」

COCO教頭「（笑）」

こもり校長「聞こえてるなら良かった（笑） さぁ、今夜は何を話してこうか？」

かくざとう。「こもり校長とCOCO教頭に、“優しさ”について聞きたいです」

COCO教頭「なんで“優しさ”について聞きたいと思ったの？」

かくざとう。「今年大学に進学して、大学生になって、改めてSCHOOL OF LOCK!だったり、友人だったり、先輩や後輩など、本当に周りの優しさに救われた1年だったんです。私も、みなさんが優しく接してくださってるからこそ、自分もみんなに優しさを返したいなと思って、この1年を過ごしていたんです」

COCO教頭「素敵やん」

こもり校長「なるほどね。優しさって何だろうね？」

COCO教頭「難しいね。“優しさとは？”ってなるとね」



こもり校長「“優しさ”って言葉はすごくアバウトな言葉だから。定義がないじゃん」

かくざとう。「はい」

こもり校長「で、俺の中での優しさを、もうちょっと形の見えるものにしようかな、っていうので、言葉を変えると、“優しさ”って“距離感”だと思うのよ」

かくざとう。「距離感…」

こもり校長「そう。人との距離感で優しさっていうものが出てくると思ってて。かくざとう。が、お父さんとかお母さんに優しさを届けようとする時と、友達に優しさを届けようとする時って、同じスタートラインから始めても、たぶん同じことをしないと思うのよ。
俺で言ったら、お母さんに優しさを返そうと思うと、“日頃いつもありがとね”って言ってプレゼントを渡すと思うんだけど、SCHOOL OF LOCK!の職員のみんなに優しさを返したいなと思った時は、たぶん食事会を開いてみんなでご飯に行って、そこで感謝の言葉を述べるとか。これって、どっちも自分の持ってる“優しさ”とか“恩を返す”とかっていうことなんだけど、俺のお母さんと職員のみんなとは距離感が違うから、形が変わるわけよ」

かくざとう。「はい」

こもり校長「もし、A子さんとB夫くんに何か伝えたいなと思った時に、たぶんA子さんとB夫くんにする優しさは変わるから。自分がその人をどういうふうに捉えてるか、その人をどういう人だと思ってるか、っていうものを明確にしてから何かを考えると、たぶん自分が渡した優しさが、違う所に行ってしまっても、“これはその人に届かなかったものかもしれないけど、自分はこういう想いを伝えたかったからだな”っていう納得ができるし。
だから、俺は“優しさって何ですか？”って聞かれたら、“距離感かな”って思う。その人のことをどう思ってるか、どういうふうに想いを伝えたいかっていう距離感を考えることが、優しさに繋がるんじゃないかなって思う」

かくざとう。「はい」

こもり校長「これは本当に答えのないもので、すごく漠然としてるものだからね、俺が今言った言葉が全てでもないだろうけど。もしかしたらそれをきっかけに、かくざとう。だけの優しさっていうものの言い換えの言葉が見つかるかもしれないし。俺は“距離感”だったけど、かくざとう。は“愛”なのかもしれないし、“笑顔にさせる”っていうことが優しさなのかもしれないし、“ポジティブにさせる”っていうことが優しさなのかもしれないし。何かのきっかけの、かくざとう。だけの優しさの変換の言葉を見つけられた時に、俺はその優しさを届けるすべが見つかるんじゃないかな、と思う」

かくざとう。「ありがとうございます」

こもり校長「うん。難しいことだから悩み続けると思うけど、俺はそれも1つの優しさだと思うから。今年学んだこととか今年感じたことっていうのを、来年に活かせるように。諦めないで」



かくざとう。「頑張ります！」

こもり校長「うん！ そして、今年もいっぱい待たせちゃったけど、ありがとうね！」

かくざとう。「今年も素敵な授業を届けていただいて、ありがとうございました！」

COCO教頭「こちらこそ〜」

こもり校長「え〜、今年も優等生として、1年間授業を受けてくださり、ありがとうございました！（堅苦しく）」

COCO教頭「最後、かたっ！（笑）」

一同笑い

こもり校長「来年もまたいっぱい授業届けてくから！ 来年もよろしくね！」

かくざとう。「よろしくお願いします！」

こもり校長「それじゃあ、良いお年を！」

COCO教頭「良いお年を！」

かくざとう。「良いお年を！」

RN かくざとう。、12月の逆電権当選おめでとう！
そして、話を聞かせてくれてありがとう！




こもり校長「ということで、『2023年下半期 学校運営戦略会議での逆電権 先行予約会』で当選した7人の生徒全員と、無事逆電することができました！
生徒の中にはいろいろと話したいことがいっぱいあるんだな、っていうのを改めて感じるし、時間が短いけど、出来る限りいっぱい生徒と話していきたいなと改めて思う、『逆電権 先行予約会』でした」

COCO教頭「うん！」

こもり校長「改めて、『逆電権 先行予約会』で当選した7人のみんな、ありがとう！ また、逆電しよう！」