『 メリークリスマス 』

さかた校長「生徒のみんな、メリークリスマース!!」

こもり教頭「メリークリスマス！」

さかた校長「今日がクリスマス当日やからね」

こもり教頭「だから、校長。ジュースじゃんけんしません？」

さかた校長「…いや、何で？」

こもり教頭「クリスマスですし」

さかた校長「聞いたことないし」

こもり教頭「乾燥も酷いですし」

さかた校長「いやもっと聞いたことない。意味わかんねーし」

こもり教頭「喉乾いてきたし」

さかた校長「理由それじゃねぇかよ」

こもり教頭「まぁいいじゃないですか。やりましょうよ！　パーッとね！」

さかた校長「ジュースは後でいいよ」

こもり教頭「買いに行きましょう！」

さかた校長「もう始まっちゃってるから」

こもり教頭「お願いします、やりましょう！　缶のコーラで！」

さかた校長「なんでだよ。マジで始まっちゃってるんだよ！」

こもり教頭「クリスマスだから」

さかた校長「“そうだよなぁ、うん”とはならんよ」

こもり教頭「校長ってほんとならないよね」

さかた校長「ならないこと言うからだよ！」

何だかんだ言いつつ、結局、じゃんけんで負けた方が、缶のコーラを下の階まで買いに行くことに…。

さかた校長・こもり教頭「最初はグー！　じゃんけんポイ!!」

こもり教頭「うおーーーい！　校・長！　校・長！」



さかた校長「マジガチじゃねーかよ。ガチで俺が負けて、俺が買いに行くってこと？」

こもり教頭「そうだよ」

さかた校長「何これ？　合法パシリじゃない？」

さかた校長・こもり教頭「（笑）」

さかた校長「え。じゃあ行くよ!?」

こもり教頭「うん、行ってきて！　ほら、すっちゃんも“もう行って”って言ってるから（笑）」

＜ガラガラガラ〜（校長が戸を開けて出ていく音）＞

こもり教頭「それでは、クリスマス当日のSCHOOL OF LOCK! FRIDAY、はじめていくぞー!!」


♪ 再会 (produced by Ayase)　／　LiSA×Uru


こもり教頭「校長先生、帰って来なかったね〜。
それにしても、校長が帰って来ないってことよりもこの曲が今の時期に刺さる！　めちゃくちゃに刺さる！
しかもこの曲をプロデュースしてるのがYOASOBIとしても活動されてるAyase先生！　LiSA先生とUru先生と一緒に歌われてる楽曲で…。
今年はいろいろと会えない人とかも多かったじゃないですか。予定がなくなちゃったりとか。だからこれ聴いて、今生徒のみんなは一体誰を思っていますか？　さぁ…」

＜ガラガラガラ〜（校長が帰ってきた音）＞

こもり教頭「ちょうど今俺が、“『以上！』って言える！　やったぁ！”って思ったとこだったんだけど…」

さかた校長「2本買おうと思ったら、1本で売り切れたよ」

こもり教頭「えぇっ!?」

さかた校長「教頭の分で」

こもり教頭「やったぁ！」

さかた校長「俺はもうリアルゴールドにするしかなかったよ」

こもり教頭「えーどうしよう？　リアルゴールドにしようかな？」

さかた校長「ふざけんじゃねーよ、お前」

こもり教頭「（笑）　だったらリアルゴールド欲しいかも！」

さかた校長「じゃあリアルゴールドでいいよ」

こもり教頭「やったーありがとう！」

さかた校長「マジで間に合わないと思ったよ。
…ということで、もう慌ただし過ぎてクリスマスと関係なさ過ぎたけどね。この感じは、もしかしたらあの授業なのか…？」




さかた校長「さあ、クリスマス当日！　今夜の授業は、やっぱりコレでした!!」

『関係ないけどヒーローズ』!!!!

こもり教頭「クリスマスだろうが、関係ありません！
普段の生放送教室では、その日のテーマにまつわる書き込みに触れることが多いんですが、『テーマとは関係ないけど…』という書き出しで、その時、ただただ伝えたいことを書いてくれている生徒がたくさんいます！」

さかた校長「はい！」

こもり教頭「ということで今夜はクリスマス当日ですが…！　関係ない書き込みを紹介していきたいと思います！」

さかた校長「ではさっそく紹介していこう！
今週火曜日に、生徒のクリスマスの予定を細かく聞いていった。その時の書き込みなんすけど…」



さかた校長・こもり教頭「（笑）」

さかた校長「おい、メロメロ万景！」

こもり教頭「めっちゃおもろい！（笑）」

さかた校長「『Jingle Hell』って、めちゃめちゃ怖いって」

こもり教頭「これうまい！　一本だね！」

さかた校長「この感じは座禅組（彼氏・彼女のいない生徒のこと）のトップ・オブ・トップにいるね」

こもり教頭「ちょっと最先端な感じだね」






さかた校長「あれれ？　あそこ気持ちいよな」

こもり教頭「あれ、何て言ってるんだろ？」

さかた校長「聞いてみます？」

＜『SCHOOL OF LOCK!　Attention Everyone！　アレキサンドLOCKS!　Startin'！』＞

さかた校長「発音良すぎて『アレキサンドLOCKS!』じゃないもんな」

こもり教頭「そうね、『〇〇LOCKS!』の後は『Starting』だね。『Startin'』なんだ？　『ing』なのかと思った！
あと、1番始めは何だろう？」

＜『SCHOOL OF LOCK!　Attention Everyone！　アレキサンドLOCKS!　Startin'！』＞

こもり教頭「あれだ！　これわかった！　『あ、てんちゅん』って言ってるけど、『あ』は『A』じゃない。『Attention』だわ」

さかた校長「なるほどね！」

こもり教頭「『Attention Everyone！　〇〇LOCKS!』。“みんなこれから、〇〇LOCKS!”だよ」

さかた校長「“みんな、今から始まるぞ！”みたいなこと？」

こもり教頭「『Startin'！』　“始まるよー”」

＜『SCHOOL OF LOCK!　Attention Everyone！　アレキサンドLOCKS!　Startin'！』＞

さかた校長「あ、ほんとだわ！」




さかた校長「何だ、その技？　『崖受け身』って何？」

こもり教頭「俺もこれわかんない。
“地面や壁にぶつかる前に、ガードボタンを先行入力で押しっぱなしにすれば受け身を取れるんですが、崖受け身の場合は、先行入力で受け身を取ろうとすると空中回避になってしまうことがあるので、ぶつかる瞬間に回避ボタンを押しましょう”。…が、答えらしいです」

さかた校長「…俺は今何を言われてたんだ？」




こもり教頭「待って。その先生好き、ヤバ！
うわー、ヤバー！　ロマンチック！　ちょっと今キュンときてる。どうしよう！」

さかた校長「先生もいいよね。素晴らしくロマンチックだし、ユーモアあるよね。
今週月曜の夕方に、400年ぶりに木星と土星が接近」

こもり教頭「江戸時代かぁ。俺仕事でそれ見れなかったんだよなぁ」

さかた校長「俺も見てねぇなぁ。『グレート・コンジャンクション』と言う！
こういうロマンチックな面白に付き合ってくれる先生っていいですよね」



こもり教頭「ね！　俺もそういうの言える人になりたい！」

さかた校長「この学校では言っていこうよ！」

こもり教頭「知識がないから勉強しないとね」

さかた校長「この現象のことを『グレート・コンジャンクション』ね」

こもり教頭「『グレート・コンジャンクション』？　占い的にもすごい日だったみたいだね」

さかた校長「あ、そういうことか！」

こもり教頭「そういうこと！」


さかた校長「こんな感じで、その日の授業テーマと関係なくても『学校掲示板』は自由に書き込んでいいから！
来年も、みんなからの『関係ない書き込み』、待ってるぞ！」