(カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ……)
磯部先生「は〜い!とーやま校長、磯部です!いつもありがとうございます!っということで、せーの!…」
3人「進路室へようこそ!」
磯部先生「今日のアレキサンドLOCKS!は、川上洋平先生はお休みで、我々が代わりを務めさせて頂きます。ご存知ない生徒さんのために、洋平に何があったのかと言いますと…まーくん!」
白井先生「はい!その事について書き込みが来ているので紹介します」
■洋平先生!
洋平先生こんばんは。今日の岡山公演参戦予定でした。
先生がライブを当日延期されるという事はかなり悔しい思いをされたと思います。
でも必ず岡山に来てくれる事を待ってます!お大事にして下さい。
また楽しみにして勉強!?頑張ります。
女性/16歳/岡山県
磯部先生「そうなんですよね。先日、24日(木)と25日(金)に『Sleepless in Japan Tour』で岡山に行っていたんですけれども、初日のライブの終盤、急に洋平の声が出なくなってしまいまして、翌日お医者さんに行ったりしてサウンドチェックも何曲か声を出してみたんですけれど、改善しなかったんですよね」
白井先生「そうですね」
磯部先生「そして2日目[25日(金)]の公演を延期させて頂くことになりました。当日楽しみにしていた生徒のみなさん、本当にすいませんでした」
聡泰先生「申し訳ありませんでした」
磯部先生「だんだん嗄れてきた感じじゃなくて、急にスポンとおかしくなった感じでしたよね」
白井先生「そうですね」
磯部先生「それまでむしろ調子良さそうだったんで、僕らもビックリしましたが…。何より洋平が1番悔しいと思います。でも日に日に良くなっているそうです。そこで昨日発表になりましたが、その振り返り公演が5月31日(金)に決まりました!会場は同じく岡山CRAZYMAMA KINGDOMになります。チケットをお持ちの方は失くさずにとっておいて頂いて、ぜひまたみなさんで楽しめればと思いますので、よろしくお願いいたします!」
M. SNOW SOUND / [ALEXANDROS]
磯部先生「改めましてアレキサンドLOCKS!進路室の大王こと、[ALEXANDROS]のBASS&CHORUS磯部寛之と!」
白井先生「GUITARの白井眞輝と!」
聡泰先生「DRUMSの庄村聡泰です!この間、岡山で雪が降ったみたいですね?」
白井先生「そうですね!ウチらが帰った次の日かな」
磯部先生「さて本日の授業テーマですが、字が綺麗な白井さん!黒板をいっちょ、よろしくお願いいたします!」
(カッカッカッ…カッカッ…)
聡泰先生「まーくんが持ってるチョークが筆に見えてくる…」
白井先生「(笑)」
磯部先生「かなり気合いが入ってますね(笑)」
(カッカッカッ…カッカッ…)
白井先生「字が綺麗っていう自覚が無かったんで、字が上手いってフリをされると緊張しますよね」
磯部先生「(笑)」
白井先生「…高校受験!」
磯部先生「ここの所、洋平が大学受験の生徒を応援してばっかりだったらしいんですよ」
白井先生「なるほど」
磯部先生「受験は大学受験だけじゃありません!小学校、中学校もある中で、本日は高校受験に焦点を充てたいと思います」
白井先生「はい」
磯部先生「俺らさ、高校受験ってけっこう前の話になるんですけど、どういう風に高校を選んだとかあります?
白井先生「…けっこう友達ベースで選んだかな(笑)」
磯部先生「地元っぽいね(笑)」
白井先生「ずっと相模原だったんで!特にヒロ以外は同じ高校だったりもするんでね」
磯部先生「そうだよね」
白井先生「でも高校受験はマジで勉強しないで受かったんですよ」
磯部先生「おぉ〜」
聡泰先生「じゃあ、本日はご退室頂いてもよろしいですか?」
磯部先生「(笑)」
聡泰先生「ちょっとテーマにそぐわないみたいなので(笑)」
白井先生「そうですね(笑)ちょっと場違いだったかな(笑)」
磯部先生「贅沢な話ですけど、聡泰は?」
聡泰先生「俺は勉強した!逆に大学受験は一切しなかったので…僕も退室します!」
白井先生「(笑)」
磯部先生「ダメじゃん![ALEXANDROS]!(笑)」
白井先生「ヒロはどんな感じだったの?」
磯部先生「俺はまーくんと真逆!地元が愛知県でアメリカに行って帰って来たのが中学3年の終わりで、ちょうど高校受験期だったんですよ。だから地元の友達なんて1人もいなくて…」
白井先生「あー」
磯部先生「だから自分の条件に合った高校で帰国子女枠がある高校はほとんど受けた」
聡泰先生「ほう」
白井先生「それは英語で受験するんですか?」
磯部先生「帰国子女枠も色々あって、まずは英語がメイン。‘英語と小論文’と‘英語と面接’とか英語を基軸に何かもう1個の試験があるって感じ」
聡泰先生「へぇー」
白井先生「小論文とか面接は日本語で受けるの?」
磯部先生「そういうのは日本語で受ける」
白井先生「へぇー」
磯部先生「もちろん数学とかもあるんだよ?」
白井先生「はいはい」
磯部先生「でもそんなの俺、分かるわけないし(笑)」
白井先生「(笑)」
磯部先生「だから俺は‘英語と面接と小論’だったかな?」
白井先生「へぇー」
磯部先生「アメリカ行った時に、帰国子女枠用の受験勉強コースみたいな塾があったんですよ」
白井先生「え!?そんなのあるんだ?」
磯部先生「基本バスケばっかやって遊んでたんだけど(笑)
聡泰先生「あれ?もしかして3人とも退室パターンか?」
磯部先生「(笑)」
白井先生「結局ね(笑)」
磯部先生「ちょっとは経験しましたよ!受験の“じ”の字も分からないからさ。小論文とは何ぞやみたいな所から始まるのよ。起承転結を付けてとかさ」
白井先生「はいはい」
磯部先生「ちゃんと僕はやりましたよ!」
■高校受験!
洋平先生こんばんは!
受験まで、あと一週間です。
私は他府県受験で、みんなより受験が早くとても緊張しているし、心配です。
みんなから大丈夫だよ!と励まされるのですが、1人で行かなければいけないので、とても不安です。
学校推薦を貰えることが出来たので、面接があり、それで不合格なら試験という感じです。
面接で落ちたらまた別の日に行かなければいけないので、旅費もかかるし、親に迷惑がかかってしまうので、なんとしても面接で合格しなければなりません。
洋平先生、面接についてアドバイスがあったら是非教えてください!!お願いします!
女性/15歳/大阪府
白井先生「書き込み的にはちょっと古いモノで…」
磯部先生「そうなんだ」
白井先生「15日の書き込みですね」
聡泰先生「なるほど」
磯部先生「じゃあ、もう結果が出てるんだね?」
白井先生「そうっすね」
磯部先生「学校推薦だと面接だけで行けるの?」
白井先生「そうだね」
磯部先生「これは受かりたい所だね」
聡泰先生「…アドバイスももう遅えってことか?」
磯部先生「(笑)」
白井先生「結果をきくってことだね!」
磯部先生「じゃあ逆電してみよう!もしもし!」
INFINITEインフィニット「もしもし!大阪府15歳RN INFINITEインフィニットです」
磯部先生「アレキサンドLOCKS!の磯部寛之と」
白井先生「白井と」
聡泰先生「庄村と…」
白井先生「(笑)」
聡泰先生「RN INFINITEインフィニットの4人で[ALEXANDROS]です」
白井先生「(笑)」
INFINITEインフィニット「(笑)」
磯部先生「受験はもう終わったんだよね?」
INFINITEインフィニット「はい、終わりました!」
磯部先生「ズバリ…結果は?」
INFINITEインフィニット「…合格しました!」
3人「おぉーーーー!!!」
INFINITEインフィニット「ありがとうございます!」
磯部先生「じゃあ面接が上手くいったってことだね?」
INFINITEインフィニット「はい、上手くいきました!」
磯部先生「RN INFINITEインフィニットからアドバイスしたら良いんじゃない?何を意識して面接をしたらいいのか」
INFINITEインフィニット「1番大切なことは緊張しないこと。適度な緊張も大事だと思うんですけど、自分の気持ちがしっかりしてたら、ちゃんと自分の言いたいことも話せると思います」
磯部先生「さすがですね!」
INFINITEインフィニット「(笑)」
聡泰先生「…この後、コンビニのバイトの面接があるので参考にします」
白井先生「(笑)」
磯部先生「あのーすいません…[ALEXANDROS]は副業禁止なので(笑)」
聡泰先生「“品出し自信あります!”って(笑)」
磯部先生「高校でやりたいこととかありますか?」
INFINITEインフィニット「料理系の学校に行くんですけど、管理栄養士の資格を取りたくて…」
聡泰先生「管理栄養士も試験があるもんね」
INFINITEインフィニット「料理の基本とかを学びたいなと思っています」
白井先生「いいですね」
磯部先生「栄養バランスが取れた料理を作れるようになってください!」
INFINITEインフィニット「はい!」
白井先生「他にも何か質問があるようで?」
INFINITEインフィニット「はい!友達作りがちょっと心配なんです。他府県受験だったので引っ越すんですよ」
磯部先生「俺も高校は全く地元の友達がいない中で入ったんですけど、大丈夫でしたよ!料理っていう同じモノを好きな人たちが集まってる訳じゃんか?」
INFINITEインフィニット「はい」
磯部先生「それは間違いなく友達が出来やすいと思う。アメリカに引っ越した時もバスケ部入ったら、そこで友達が出来たりとか。だからそこは自信持って、“自分は〇〇が好きでこの高校に入った”ってオープンに行けばいいと思う」
INFINITEインフィニット「はい!」
白井先生「僕も音楽の専門学校に行ってたんで、ヒロが言った通りですね。別に何も心配する事はないと思います!」
INFINITEインフィニット「ありがとうございます!」
聡泰先生「僕からはですね…これから春休みになるんですよね?」
INFINITEインフィニット「はい」
聡泰先生「そこで料理包丁について、学年の誰よりも“私、詳しいんじゃね!?”くらいの知識量を持っていくと、何かの時に“ヤベェ!RN INFINITEインフィニット、マジ包丁番長なんだけど!”ってなったら、友達どころかスゲェ人気者になれると思う!」
白井先生「そりゃそうだ(笑)」
聡泰先生「1個、自分の得意分野を予め身に付けていくと、そこから凄く話しやすくなるんじゃないかな?包丁だけじゃなくてもね…」
INFINITEインフィニット「はい(笑)ありがとうございます!」
磯部先生「じゃあ合格祝いにINFINITEインフィニットに曲のリクエストをしてもらいたいんだけど、何でもいいので…どうぞ!」
INFINITEインフィニット「…『Thunder』でお願いします」
白井先生「おぉ〜」
磯部先生「OK!ちなみに何で『Thunder』なんですか?」
INFINITEインフィニット「[ALEXANDROS]を初めて知った時に、オススメに出てきた曲が『Thunder』で…」
磯部先生「マニアックなオススメだね(笑)」
白井先生「いま時だね(笑)オススメで出てくるっていうあたりが…凄いね!今の聴き方だね」
磯部先生「改めて、合格…」
3人「おめでとうございます!」
INFINITEインフィニット「ありがとうございます!」
M. Thunder / [ALEXANDROS]
磯部先生「さあ、お正月も書いたんですけれども、学問の神様、湯島天神の絵馬!本日も生徒に代わって絵馬に合格祈願を書いていきます!」
■不安しかない
磯部先生、白井先生、庄村先生こんばんは。
私は今年の2月に私立入試があります。
ですが一週間前の塾のテストで受験する私立高校の判定がAからEに下がってしまいました。
その悔しさと焦りで勉強が空回りしてしまっています…
どうにか頑張るため、先生たちに背中を押してほしいです!!!お願いします!
それと洋平先生の喉が早く良くなりますように!
女性/14歳/大阪府
磯部先生「逆に洋平の回復を祈ってもらってすいませんね」
聡泰先生「祈り返しましょう!そんなRN [KARIN]ちゃんも含め、みなさまの合格を祈願する形で我々この後、絵馬にメッセージを書いて責任を持って奉納して参ります」
磯部先生「まだ結果が出ていない生徒やこれから試験を受ける生徒もたくさんいると思いますが、そんな世の中の受験生のみなさんに、聡泰さん。改めて何かバシッと一言、お願いします!」
聡泰先生「個人的に“頑張れ”とか“背中を押す”とか得意ではないんですけど、みなさんの勉強とは別のジャンルで我々も日々、あがきつつ、腕を磨きつつ、やっておりますので、そういう姿を見てお互い感化し合っていけたらなと思います。だからみんなが勉強を頑張っているっていうのが俺らの音楽の頑張りにも繋がるし、相互作用でこれからも歩いていきましょう!」
磯部先生「良いこと言いますな〜(笑)」
磯部先生「次回の進路室も我々3人でお届けしたいと思っております!そして来週は生徒のみんなの夢を叶える、あるビッグな企画を洋平がやってくれるようなので、その詳細を発表します!お楽しみに!」
翌日、我が校の職員が、RN[KARIN]、そして受験する生徒への応援メッセージを書いた絵馬を湯島天満宮に奉納してきました!
聡泰先生の言葉を胸に、受験に臨んでください。