亡き友人の想いを継いでミュージシャンに…さかいゆうさんの挑戦!(2016/02/06 放送)
今週は、さかいゆうさんをお迎えしました。
高校生の時に、ミュージシャンを目指していた親友を交通事故を亡くしたという さかいさん。それまでは音楽に興味はなかったそうですが、亡くなった彼の後を継いでミュージシャンを目指すようになったそうです。
「彼の遺体の横で、みんなで彼の思い出話とか悪口とか言いながら、たまに泣いたりするヤツが出てきたり、彼の持ってたCDをみんなで聞いたりして。最後、通夜の日に、5kmぐらいあったんですけど、みんなで歩いて行こうよって。で、歩きながら…よく言えば、声が聞こえたっつうか。お前、ちょっとミュージシャンやれや、つって。彼の声なのか自分の声なのか…。そっからですね。でも、ミュージシャンのなりかたがわかんないから…」
そこで、さかいさんは高校卒業後、まずは地元・高知でフェンス職人をしてお金を貯め、上京して音楽の専門学校に入ったそう。しかし、主に聞いていたのがアメリカのルーツ・ミュージック、ゴスペルやジャズといった音楽だったので、「これはアメリカに行かないとダメだな」と決意してロサンゼルスに渡ったんだとか。
高校生の時に、ミュージシャンを目指していた親友を交通事故を亡くしたという さかいさん。それまでは音楽に興味はなかったそうですが、亡くなった彼の後を継いでミュージシャンを目指すようになったそうです。
「彼の遺体の横で、みんなで彼の思い出話とか悪口とか言いながら、たまに泣いたりするヤツが出てきたり、彼の持ってたCDをみんなで聞いたりして。最後、通夜の日に、5kmぐらいあったんですけど、みんなで歩いて行こうよって。で、歩きながら…よく言えば、声が聞こえたっつうか。お前、ちょっとミュージシャンやれや、つって。彼の声なのか自分の声なのか…。そっからですね。でも、ミュージシャンのなりかたがわかんないから…」
そこで、さかいさんは高校卒業後、まずは地元・高知でフェンス職人をしてお金を貯め、上京して音楽の専門学校に入ったそう。しかし、主に聞いていたのがアメリカのルーツ・ミュージック、ゴスペルやジャズといった音楽だったので、「これはアメリカに行かないとダメだな」と決意してロサンゼルスに渡ったんだとか。
アメリカでは毎日ライブを観たりしていろんな音楽に触れたという さかいさんですが、やがてお金が尽きてしまい、カリフォルニア、サンタモニカの街角で見かけたストリート・ミュージシャンに触発されて、自分もストリートで歌おうと思ったそう。そして、路上ではあまり弾いている人がいないという理由から、なけなしのお金でキーボードを買ってストリート・ライブを始めたんだとか。
ピアノを始めたのは22才から…ということで、ミュージシャンとしてはかなり遅いスタートだったさかいさん。最初は3曲ぐらいしかレパートリーがなかったそうですが、耳でコピーしていろんな曲を覚えていったそうです。「そのうち、だいたいのポップミュージックって、AがあってBがあって…特に洋楽はあんまり難しく作られてないんですよ。そういう規則性を耳で分かるようになっていって」
さかいさんが日本人のミュージシャンで唯一の憧れだとおっしゃっていたのが、ドリカムのライブのコーラスなどでも活躍している中沢ノブヨシさん。さかいさんは中沢さんについてこう話してくれました。「彼がファンキーな音楽をやりながらJポップをやってて。で、メジャーデビューをしたんですよ。けっこう僕にとっては光で。そういう音楽をやる人の、1本の成功例だから。で、アメリカにいる時もずっと聞いてて」
1年でアメリカから帰国したさかいさんは、どうしても中沢さんと一緒にやりたかったそうで、成田空港に着くとすぐに中沢さんに電話して会いに行ったんだとか。そして、ご本人の前で、中沢さんの曲と中沢さんの十八番でもあるマーヴィン・ゲイの「What’s Going On」を弾き語りして、「僕を使ってください!」と訴えたそうです。
「あなたとやるために帰ってきたから、あなたとやれなかったらダメなんだ!みたいに駄々こねちゃって(笑)。しかも、お金はないから居候さしてください!つって(笑)。ギャラはいらないです、って。とりあえず食費だけください!つって(笑)。で、彼の曲は全部弾けるようになって、コーラスもできるようになって。で、1年ぐらい一緒にやらせて頂きましたね」
さかいさんは、ご自身のそんなチャレンジ精神についてこんなことをおっしゃっていました。「瞬発力があるのかもしれないですね。あと、瞬発力っていうのは、ムニョムニョ考えてたら出ないじゃないですか。そこでちょっとスタートが遅れるから。やりながら考えていったって感じですね」
さかいゆうさんは、今月3日にニューアルバム『4YU』をリリースしたばかり。1曲目に収録されている「SO RUN」は、一昨年に対談したという武井壮さんをイメージした曲で、わずか10分で出来たんだとか。さかいさんは、自分を表現するために自由に作れる曲よりも、人からインスピレーションをもらったり、最初からタイアップが決まっていたり、他の人に提供する曲の方が、焦点を絞りやすくて早く出来るとおっしゃっていました。
↓こちらが、さかいゆうさんのニューアルバム『4YU』
来週も引き続き、さかいゆうさんをお迎えします。お楽しみに!