光浦靖子さんがときめく似顔ブローチ(2021/06/05 放送)
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先週に引き続き、今週も光浦靖子さんをお迎えしました。
小学生の頃からずっと手芸をやってきたそうで、これまでに『男子がもらって困るブローチ集』や『子供がもらって、そうでもないブローチ集』などの手芸本を出してきた光浦さん。先月29日には、女芸人や俳優、文豪などの似顔ブローチと動物ブローチがたくさん収められた最新作品集『私が作って私がときめく自家発電ブローチ集』が発売されました。
小学生の頃からずっと手芸をやってきたそうで、これまでに『男子がもらって困るブローチ集』や『子供がもらって、そうでもないブローチ集』などの手芸本を出してきた光浦さん。先月29日には、女芸人や俳優、文豪などの似顔ブローチと動物ブローチがたくさん収められた最新作品集『私が作って私がときめく自家発電ブローチ集』が発売されました。
光浦さん「私がやってるのは、ニードルフェルティングっていう手法で、ふわふわのものなんですよ。綿みたいな、羊毛。ふわふわのもんを針でチクチクチクチクずっと刺していって、ギューって縮めて形を作るんですよ。だから針で何千、何万回って刺すんですよ。プチプチプチプチ…サクサクサクサク…って。そういう手法です」
恵さん「けっこう時間かかるんでしょ?」
光浦さん「メチャメチャかかりますね」
恵さん「しかも凄いんだよな。(森三中の)黒沢(かずこさん)とか(椿)鬼奴さんもそうだけど、ホント完璧じゃない? すぐわかる」
光浦さん「それは嬉しいな。よう作ったわ」
恵さん「こういうことやってる人がいたの?」
光浦さん「いない。自分で勝手に開発して勝手に…たぶん誰かがやってるとは思うんですけど、とりあえず半立体でこういうのをやりだしたのはたぶん私じゃないかな」
そんなニードルフェルティングについて「最終的に美術館やりたいんですよ」という光浦さん。今回の本『私が作って私がときめく自家発電ブローチ集』のテーマは“顔”なんだとか。
光浦さん「顔作るのにハマっちゃって。おっ、才能あんじゃねえか?って自分で思いだして、人の顔をばこばこ作り出して」
恵さん「メチャメチャ才能あるよね。でもマジで。川端康成も松本清張も凄いもん。さすが高橋一生さんとか中村(倫也)くんとか、この辺入れてるのは凄いね」
光浦さん「よく許可してくれたなと思って」
恵さん「これ肖像権いるの?」
光浦さん「一応、やっぱり許可は取りました、みなさん。私が実際に会った、ドラマで共演した、数少ない、ああ!カッコいい…と思った人、ベスト2です」
恵さん「高橋一生さんと中村倫也さん?」
光浦さん「そうそう。ブローチにしたい!って思っちゃった」
恵さん「これさ、光浦の人間関係なんかもちょっと見えてきたりするんだけど、中嶋朋子さんとはひょんなことから?」
光浦さん「そうなんですよ。元々は、ここ(この番組)のスタッフさんですよ。ここのスタッフさんがやってる中嶋朋子さんのラジオに、私がゲストで呼ばれて。それで、ちょっとコミカルな音楽フェスを勝手にやるって言って、それの宣伝をしたんですよ」
光浦さん「そしたら中嶋さんが、面白そうですね、って言うもんで、冗談で、出ます?つったら、あ、出たい!つって。てっきりそんなの社交辞令だと思うじゃないですか?ラジオで初めまして、ですよ。そしたら中嶋さんがホントに出てくれるつって。マジっすか?!って」
光浦さん「ぶっちゃけノーギャラですし、何にもできないよ?つって。汚い楽屋にぎゅう詰めですよ?つって。あ、ぜんぜん平気!つって出てくれて。可愛かった」
光浦さん「そいでもって、『北の国から』とか見ると、中嶋さんはもう、これを演じる役だったわけじゃないですか。台本を理解して。私なんかドラマごと理解できないぐらい幼かったんですよ。それが同い年で凄い人生だなと思って」
『私が作って私がときめく自家発電ブローチ集』と同じ日に、エッセイ集『50歳になりまして』も発売となった光浦さん。このエッセイ集でも触れられていますが、同級生の大久保佳代子さんと組んだコンビ、オアシズは来年で結成30周年になります。
恵さん「30周年という節目も迎えている、そんな光浦さんですが、どうします?なんかやるんですか?オアシズ」
光浦さん「え〜、オアシズ?大久保さんがなんかやりましょう、って頭を下げたらやってあげてもいいですぅ(笑)。だって、いつも私が提案して、やろうよ!つってたからさ、1回ぐらいは大久保さんから言ってきてもいいんじゃないですかぁ」
恵さん「なんか立場が似て感じるな、ホンジャマカと」
光浦さん「ホンジャマカはやりました?」
恵さん「25周年はやったかな…20周年か。コントやったよ。単独ライブ」
光浦さん「舞台、他のメンバーも入れてやったやつがそれでした?」
恵さん「それ。そこに我が家とかそれこそバービーとか一緒にやってくれた」
光浦さん「ホンジャマカさんもそうですよね。結構バラバラでやってるのが長いで、たまに一緒って感じだで」
恵さん「ホントにそう。オアシズに似てると思う。距離感が」
光浦さん「うちは盆暮れ正月、地元で会ってますけど。もう困っちゃう。逃げ場がないって(笑)」
50代を迎えた今、体力があって元気なうちにいろんな新しいことを学びたい、とおっしゃっていた光浦さん。最後にご自身にとっての挑戦について話してくれました。
恵さん「前回お出になって頂いた時も聞いたんですが、光浦さんにとって、挑戦とはなんですか?という質問でございます」
光浦さん「前回ね、言ったのが、3回くらい見ちゃったらやった方が得、って」
恵さん「はい。そういうことです。2017年」
光浦さん「これ、まさにおなんじで、3回くらい見ちゃったらやった方が得」
恵さん「今回も?」
光浦さん「はい。今回も」
恵さん「挑戦自体は好きなの?」
光浦さん「ううん。あんま好きじゃない」
恵さん「こんなにいろいろやってきたのに? だって人と違う人生を歩んでるじゃない?」
光浦さん「そうですね。でも、臆病だから…」
恵さん「人がなかなかできない人生を歩んできたじゃない?」
光浦さん「うん。やりたくてやろうっていうよりも、ああなったらどうしよう…こうなったらどうしよう…って、まず悪いことがとにかく雨後のタケノコのようにボコボコボコボコ出ちゃう性格なので。そこから、ネガティブが山ほど出た後のポジティブが、私はいつもポロっと出てくるんですよ。で、それがだいたい何かに挑戦することだったりするんですけど。考え尽くしてポロリと出たことがなんか蜘蛛の糸みたいな感じで、ニョロニョロっとたまに出てくるんですよ。あんまり考えすぎると。ニョロっと」
恵さん「で、挑戦とは蜘蛛の糸を登っていくことなんだ?」
光浦さん「そうそうそう。なんかね、ヒョロっと出てくるんですよ。これは救いだ!みたいな」
恵さん「それにしようよ。挑戦とはなんですか?ヒョロっと出てくるんですよ、蜘蛛の糸が(笑)」
光浦さん「はっはっは(笑)それ!」
恵さん「それだな」
光浦さん「ヒョロっと出てくるんですよ、蜘蛛の糸が、です」
番組では、そんな光浦さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「光浦靖子さんの色紙希望」と書いてご応募ください!