秦基博さんがセルフカバーへの挑戦を語る(2021/03/27 放送)
先週に引き続き、今週も秦基博さんをお迎えしました。
秦さんは3月17日、これまでの楽曲を新たに弾き語りでレコーディングした弾き語りベストアルバム第2弾『evergreen2』をリリースしました。
今回の『evergreen2』は2枚組で、Disc1には秦さんご自身がセレクトした楽曲に加えて、新曲「Tell me, Tell me」も収録。Disc2の方はファンからのリクエストで選ばれたベスト10が順位順に並んでいますが、一番多くのリクエストを集めて1曲目に収録されたのは「さよならくちびる」でした。
「これ、元々は提供曲で、映画『さよならくちびる』の中の、門脇麦さんと小松菜奈さんが演じる2人が歌うために書いた曲だったんで、20代の女性が歌うっていう前提で作った曲だったんですよ。しかも、劇中の門脇さん演じるハルっていう主人公が作った、っていう設定なんですね。だから、秦基博が提供するっていうのともまた違うっていうか。主人公が作ってなきゃいけないっていうところもあって、自分的にも凄い面白かったんですけど」
「だから、自分が歌う想定をまったくしてなかったんですけど、今回リクエスト1位で歌わざるをえないっていう」
「僕、女性言葉で曲を作ることもほとんどないっていうか、ないですし、(ファンの方が選んでくれたのは)そういうのもあったのかなと思うんですけど」
「だから、いざ歌う時、難しい歌だなと思って。もちろんデモテープで自分で歌ってるんですけど…あくまでデモなんで。今、さらに“秦基博”として歌うっていう時に、どういう曲との距離感で歌えばいいか、っていうのはなんか難しかったですね」
『evergreen2』のためのファンからのリクエストについて、「全般的にはやっぱり弾き語りが似合う曲が選ばれたなぁっていう印象がありました。意外な曲っていうよりは、やっぱりみなさんこういう曲を弾き語りで聞きたいんだなぁっていう曲たちが多かった印象ですね」とおっしゃっていた秦さん。オリジナル・バージョンと弾き語りの違いについてはこんなふうに話してくれました。
「弾き語りアレンジするっていうのもありますね。原曲にドラムとかがしっかり入ってるような曲たちをアコギ1本でやる時はどうやってリズム感を出すか?とか。それによって工夫をいろいろしていくことになるんで、発見がいっぱいあるんですよね」
「アコースティック・ギターと声っていう最大の音量が決まってるんで、そうすると今度は引いてくしかないんですよ。小さくしていったり数を減らしていって一番盛り上がるところを作るっていう、その考え方になるんで。やっぱり凄い勉強になりますね、音楽的にも。なんでも重ねていけばいいっていうことじゃないというか」
「弾き語りってそういう余白が多いんで、聞いてくださる方にもイメージする余地がたくさんあるというか」
また、秦さんはご自身の作品作りについて、自分の中に溜まったものが出ていって新しい曲になる、ということをおっしゃっていました。
「今、そういう(溜め込む)時期にちょっとずつ来てて。中途半端に出したくないっていう気持ちがあって、あ、もう作んないとやマズい!って、自分からこぼれそうな時に作るようにしてるんですよ。あ、今日できる!っていう日に作りたいと思ってて。それがちょっとずつ始まってますね、今」
「無理やり作るっていうことではなくて…」
「なんかその方が楽しいですよね。出てくる音楽自体もやっぱり生き生きしているというか」
先週もご自身のことを受動的だとおっしゃっていた秦さん。そんな待ちのスタンスについてこんなことも話してくれました。
「(待つことに対する)怖さっていうのはないですね。もうそれしかないっていうのもあるんですよ。結局のところ、帰ってくると自分を信じるしかなくなって。元々、揺るぎない自信があってやってるわけでは全然ないんですけど。特にシンガーソングライターであるっていうことも大きく影響している気はしていて。やっぱり詞も曲も歌もぜんぶ自分じゃないですか。他に拠り所がないんですよね。とにかく自分に全部帰ってくるんで」
「結局、自分がどうするか、どうしたいか、あとは、自分っていうものが今どういうことを捉えているのか、っていうことから始まるんですよね。自分が揺らいじゃうともう何にもできなくなっちゃうので。だからまぁ、無理やり自分を信じてるっていう感じですけどね」
秦さんは、4月27日から弾き語りによる全国ツアー『GREEN MIND 2021』をスタートさせます。
「ツアーとしては7年ぶりぐらいになるんですけど。今回、弾き語りで全編おおくりしようと思ってます。僕にとっては割と自然な形というか、音楽を始めた形でもありますし」
最後に、秦さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「今日、お話の中でも出てきましたけど、とにかく作品に自分っていうものがたくさん出ていくので、結局、“人間力”だなぁと思ってて。自分自身がどういう人間か、っていうことによってしまうんですよね。いい作品を作りたいとか、いい歌を歌いたいっていう前に。だから、人として成長していかなきゃいけないっていうのがあって。すっごい難しいんですけど、全然成長してないんですけど。そこからだなぁと思ってますね。全部出ちゃうっていう」
「ま、そういう曲があってもいいんですけど…成長できない曲が。それはそれでいい曲だと思うんですけど、そんなことも含めて人間力がやっぱり必要というか魅力っていうか」
番組では、そんな秦さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「秦基博さんの色紙希望」と書いてご応募ください!
秦さんは3月17日、これまでの楽曲を新たに弾き語りでレコーディングした弾き語りベストアルバム第2弾『evergreen2』をリリースしました。
今回の『evergreen2』は2枚組で、Disc1には秦さんご自身がセレクトした楽曲に加えて、新曲「Tell me, Tell me」も収録。Disc2の方はファンからのリクエストで選ばれたベスト10が順位順に並んでいますが、一番多くのリクエストを集めて1曲目に収録されたのは「さよならくちびる」でした。
「これ、元々は提供曲で、映画『さよならくちびる』の中の、門脇麦さんと小松菜奈さんが演じる2人が歌うために書いた曲だったんで、20代の女性が歌うっていう前提で作った曲だったんですよ。しかも、劇中の門脇さん演じるハルっていう主人公が作った、っていう設定なんですね。だから、秦基博が提供するっていうのともまた違うっていうか。主人公が作ってなきゃいけないっていうところもあって、自分的にも凄い面白かったんですけど」
「だから、自分が歌う想定をまったくしてなかったんですけど、今回リクエスト1位で歌わざるをえないっていう」
「僕、女性言葉で曲を作ることもほとんどないっていうか、ないですし、(ファンの方が選んでくれたのは)そういうのもあったのかなと思うんですけど」
「だから、いざ歌う時、難しい歌だなと思って。もちろんデモテープで自分で歌ってるんですけど…あくまでデモなんで。今、さらに“秦基博”として歌うっていう時に、どういう曲との距離感で歌えばいいか、っていうのはなんか難しかったですね」
『evergreen2』のためのファンからのリクエストについて、「全般的にはやっぱり弾き語りが似合う曲が選ばれたなぁっていう印象がありました。意外な曲っていうよりは、やっぱりみなさんこういう曲を弾き語りで聞きたいんだなぁっていう曲たちが多かった印象ですね」とおっしゃっていた秦さん。オリジナル・バージョンと弾き語りの違いについてはこんなふうに話してくれました。
「弾き語りアレンジするっていうのもありますね。原曲にドラムとかがしっかり入ってるような曲たちをアコギ1本でやる時はどうやってリズム感を出すか?とか。それによって工夫をいろいろしていくことになるんで、発見がいっぱいあるんですよね」
「アコースティック・ギターと声っていう最大の音量が決まってるんで、そうすると今度は引いてくしかないんですよ。小さくしていったり数を減らしていって一番盛り上がるところを作るっていう、その考え方になるんで。やっぱり凄い勉強になりますね、音楽的にも。なんでも重ねていけばいいっていうことじゃないというか」
「弾き語りってそういう余白が多いんで、聞いてくださる方にもイメージする余地がたくさんあるというか」
また、秦さんはご自身の作品作りについて、自分の中に溜まったものが出ていって新しい曲になる、ということをおっしゃっていました。
「今、そういう(溜め込む)時期にちょっとずつ来てて。中途半端に出したくないっていう気持ちがあって、あ、もう作んないとやマズい!って、自分からこぼれそうな時に作るようにしてるんですよ。あ、今日できる!っていう日に作りたいと思ってて。それがちょっとずつ始まってますね、今」
「無理やり作るっていうことではなくて…」
「なんかその方が楽しいですよね。出てくる音楽自体もやっぱり生き生きしているというか」
先週もご自身のことを受動的だとおっしゃっていた秦さん。そんな待ちのスタンスについてこんなことも話してくれました。
「(待つことに対する)怖さっていうのはないですね。もうそれしかないっていうのもあるんですよ。結局のところ、帰ってくると自分を信じるしかなくなって。元々、揺るぎない自信があってやってるわけでは全然ないんですけど。特にシンガーソングライターであるっていうことも大きく影響している気はしていて。やっぱり詞も曲も歌もぜんぶ自分じゃないですか。他に拠り所がないんですよね。とにかく自分に全部帰ってくるんで」
「結局、自分がどうするか、どうしたいか、あとは、自分っていうものが今どういうことを捉えているのか、っていうことから始まるんですよね。自分が揺らいじゃうともう何にもできなくなっちゃうので。だからまぁ、無理やり自分を信じてるっていう感じですけどね」
秦さんは、4月27日から弾き語りによる全国ツアー『GREEN MIND 2021』をスタートさせます。
「ツアーとしては7年ぶりぐらいになるんですけど。今回、弾き語りで全編おおくりしようと思ってます。僕にとっては割と自然な形というか、音楽を始めた形でもありますし」
最後に、秦さんはご自身にとっての挑戦についてこう話してくれました。
「今日、お話の中でも出てきましたけど、とにかく作品に自分っていうものがたくさん出ていくので、結局、“人間力”だなぁと思ってて。自分自身がどういう人間か、っていうことによってしまうんですよね。いい作品を作りたいとか、いい歌を歌いたいっていう前に。だから、人として成長していかなきゃいけないっていうのがあって。すっごい難しいんですけど、全然成長してないんですけど。そこからだなぁと思ってますね。全部出ちゃうっていう」
「ま、そういう曲があってもいいんですけど…成長できない曲が。それはそれでいい曲だと思うんですけど、そんなことも含めて人間力がやっぱり必要というか魅力っていうか」
番組では、そんな秦さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「秦基博さんの色紙希望」と書いてご応募ください!