行定勲さんがR18覚悟の挑戦を語る(2020/09/19 放送)
今週は、映画監督の行定 勲(ゆきさだ いさお)さんにリモートでお話を伺いました。
9月11日から公開されている行定さんの最新作『窮鼠はチーズの夢を見る』は、男性同士の恋愛を描いた作品。原作は水城せとなさんの漫画で、異性愛者の主人公を関ジャニ∞の大倉忠義さん、主人公に恋心を打ち明けて関係を迫る学生時代の後輩を成田凌さんが演じています。
行定さんは、LGBTQへの理解が進みつつある今日的なテーマということでこの作品をやってみようと思ったそうです。
「男同士の恋愛だからこそ、非常に特別感がありながら、愛っていうものの浮き彫りになりかた…そういうものが強く感じられる作品になったんではないかと」
また、行定さんはこんなこともおっしゃっていました。
「僕もベッドシーンを何度か、いろんな俳優さんと女優さんで撮ってきましたけど、それと同じことを同じプロセスで描きたかったんですね。当たり前なんだというか、1人の男が1人の男を一途に好きだっていう。それは男女が好きだっていうのと何ら変わらないし」
「男が男を好きであろうが、何しようが、女と対等に1人の男を取り合ってるわけで。だから、そこが“今”なんだっていうことを普通に描きたいなと思ったっていうのはありますね」
ちなみに、恵さんはこの映画『窮鼠はチーズの夢を見る』についてこんなことを言っていました。
「俺、この映画を見るにあたって、ホントにちゃんと正座して見たんですよ。逃げちゃいけないなと思って見たんですけど、“好き”から俺は逃げてるなと思いましたよ。やっぱ怖いんですよ」
「これを見るにあたって、みんなに言っておきたいのは、“好き”から逃げるな!っていう。好き!っていうこととあなたはどう向き合ってきましたか?っていうことが問われる作品だなってことが凄く言いたいですね」
そして、そんな恵さんの言葉を受けて、行定さんはこう話してくれました。
「そういう意味では、ホントに追求した結果がこの映画の主人公が選んだ道だったりするんだけど、それが必ずしも幸せか?と言ったらちょっと…成立したりすると不安になるっていうのが人間なんで。そこがラブストーリーが面白いとこなんですよね」
この映画『窮鼠はチーズの夢を見る』で、主人公の後輩・今ヶ瀬を演じたのが成田凌さん。行定さんは成田さんとの仕事は初めてだったとか。
9月11日から公開されている行定さんの最新作『窮鼠はチーズの夢を見る』は、男性同士の恋愛を描いた作品。原作は水城せとなさんの漫画で、異性愛者の主人公を関ジャニ∞の大倉忠義さん、主人公に恋心を打ち明けて関係を迫る学生時代の後輩を成田凌さんが演じています。
行定さんは、LGBTQへの理解が進みつつある今日的なテーマということでこの作品をやってみようと思ったそうです。
「男同士の恋愛だからこそ、非常に特別感がありながら、愛っていうものの浮き彫りになりかた…そういうものが強く感じられる作品になったんではないかと」
また、行定さんはこんなこともおっしゃっていました。
「僕もベッドシーンを何度か、いろんな俳優さんと女優さんで撮ってきましたけど、それと同じことを同じプロセスで描きたかったんですね。当たり前なんだというか、1人の男が1人の男を一途に好きだっていう。それは男女が好きだっていうのと何ら変わらないし」
「男が男を好きであろうが、何しようが、女と対等に1人の男を取り合ってるわけで。だから、そこが“今”なんだっていうことを普通に描きたいなと思ったっていうのはありますね」
ちなみに、恵さんはこの映画『窮鼠はチーズの夢を見る』についてこんなことを言っていました。
「俺、この映画を見るにあたって、ホントにちゃんと正座して見たんですよ。逃げちゃいけないなと思って見たんですけど、“好き”から俺は逃げてるなと思いましたよ。やっぱ怖いんですよ」
「これを見るにあたって、みんなに言っておきたいのは、“好き”から逃げるな!っていう。好き!っていうこととあなたはどう向き合ってきましたか?っていうことが問われる作品だなってことが凄く言いたいですね」
そして、そんな恵さんの言葉を受けて、行定さんはこう話してくれました。
「そういう意味では、ホントに追求した結果がこの映画の主人公が選んだ道だったりするんだけど、それが必ずしも幸せか?と言ったらちょっと…成立したりすると不安になるっていうのが人間なんで。そこがラブストーリーが面白いとこなんですよね」
この映画『窮鼠はチーズの夢を見る』で、主人公の後輩・今ヶ瀬を演じたのが成田凌さん。行定さんは成田さんとの仕事は初めてだったとか。
「キャスティングする時に、やっぱりこういう題材ですから、まずは誰とやるか?っていうのが凄く重要だと思ったんですね。で、僕は映画俳優らしい丸腰で向き合ってくれる人がいいなぁと思って」
そして、成田さんが「映画に凄く真剣に向き合ってる若手」だという噂を聞いて、脚本を送ってみようと思ったそうです。
「送ったら、どっちの役でもいいんで参加したい、っていう声が返ってきたんですね。それは非常になんかこう映画人ぽいというか。どんな役が来たとしてもそれをやることで自分が一つまた何か得るものがある、っていうふうに捉えたみたいで、話が面白かったんでやりたいです、っていう答えでしたね」
ちなみに、行定さんは“映画人”という言葉に関連してこんなこともおっしゃっていました。
「自分(役者)のやりたいことはもちろん前提としてあるんだけど、自分がどんな役割をやるかっていう、その舵取りをしてるのはやっぱり作り手側…例えば監督だったり…そこに委ねられるかどうか?っていう。委ねる気満々でいながら凄く準備をきっちりする人間が映画に求められてると思うんですよね」
「舵取りをする監督のリクエストに瞬時にいくつも用意していて答えられるかどうか?みたいな。映画の方たちってやっぱりそういう視線の人が多いんですよね」
また、行定さんは主人公の大伴恭一を演じた関ジャニ∞の大倉忠義さんについてはこんなことを話してくれました。
「ホントにスムーズでしたね。まずね、大倉忠義の演技に対する姿勢が凄く印象的」「だいたい彼が現場で喋ることが、“はい”、“わかりました”、“やってみます”、この3つしかないです。僕が説明しますよね。それに対してノーがないんですよ」
「(大倉さんは)ホントに自然ですね」「やりすぎないですよね」
「で、やっぱり彼自身がそういう人でもあると思うんですよね。常にちょっとだけなんか抜け落ちてるものがあるんですよ。ちょっと憶測が見えにくいとこもあって、闇ではないんだけど、闇にも似た感じのものですかね。だから逆に言うと、対峙した人間はその闇の向こうに何かあるんじゃないか?って手を突っ込みがちだっていうね」
行定さんは映画『窮鼠はチーズの夢を見る』での一番の挑戦についてこう話してくれました。
「やっぱり男同士のベッドシーンを逃げずにちゃんとやる、っていうことだったですね。だから、そこは挑戦というか、R18(18歳未満の入場・鑑賞禁止)っていう制限がかかるかもしれないぐらい激しくやりたいと」
「で、映倫というところに審査してもらうんですね。そしたら、R15だったっていうね(笑)。あれっ?大丈夫?って思いながら…」「でも、これ高校生が見れるんだと思ったら非常に嬉しくなりましたね」
来週も引き続き、行定 勲さんをお迎えします!
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