天童よしみさんがディズニー映画への挑戦を振り返る(2019/08/03 放送)
先週に引き続き、今週も天童よしみさんをお迎えしました。
今年6月19日に通算80作目となるニューシングル『大阪恋時雨』をリリースした天童さん。デビューしたのは1972年ですが、最初のうちはなかなかヒット曲を出せず、10代の若さで演歌を歌うことの難しさも感じていたそうです。
「演歌っていうのは時代背景は盛り場、そして恋愛物でも幸せではない方向…そういう歌を歌って、大人の方たちが聞いてくださるわけだから、なかなか14才や15才では説得力にかけますし、表現力もありませんし。ただ声を綺麗に出してるだけでは響かないですよね」
「自分では超えられないことを10代で知ることになりましたね」「やめたろかな…もうムリ…って思っても、なかなか言葉に出せない。頑張ってね!って言われる度に、もう私やめるんですよ…やめたいんですって言えずに笑顔で返す…その背中合わせが辛かったです。期待されればされるほど」
地道に全国を回り、キャバレーなどで歌うことも多かったという天堂さんですが、ヒット曲がないうちはなかなか歌を聞いてもらえないこともあったとか。
「キャバレーに出演するっていうことがステータスだったんですよ。看板も凄いし、こんなスターになりたい!って一瞬思ったこともあるんですよね。キャバレーにボンっと顔写真が出たりすると、あ、ここで歌いたい!とか思うんですけど、中に入ってみると、お客さんはショーを楽しむというよりもお酒に酔って…」
「(でもヒット曲があると)集中するんですよね。水を打ったみたいになるっていうか。絶対にヒット曲を持つぞ!って思いました(笑)」
そんな中、天童さんが出会った曲が『道頓堀人情』。デビューから約13年後の1985年に発売されたこの曲は見事に大ヒットし、2000年の紅白歌合戦では紅組のトリ曲になりました。
「長かった!って感じですかね。紅白のトリは初めて出場した時(1993年)よりも嬉しかったです。しかも『道頓堀人情』って言われた時はもうホントに嬉しかったですね」
さらに、1997年には『珍島物語』(ちんどものがたり)が大ヒットし、ミリオンセラーを達成します。
「新幹線に乗ってたら車掌さんが、いやーいい歌うたってらっしゃいますね!って。こういう方たちも聞いてくれてるんだ!今度の歌は大きくヒットしたんだ!って凄く思うようになりました」
今年6月19日に通算80作目となるニューシングル『大阪恋時雨』をリリースした天童さん。デビューしたのは1972年ですが、最初のうちはなかなかヒット曲を出せず、10代の若さで演歌を歌うことの難しさも感じていたそうです。
「演歌っていうのは時代背景は盛り場、そして恋愛物でも幸せではない方向…そういう歌を歌って、大人の方たちが聞いてくださるわけだから、なかなか14才や15才では説得力にかけますし、表現力もありませんし。ただ声を綺麗に出してるだけでは響かないですよね」
「自分では超えられないことを10代で知ることになりましたね」「やめたろかな…もうムリ…って思っても、なかなか言葉に出せない。頑張ってね!って言われる度に、もう私やめるんですよ…やめたいんですって言えずに笑顔で返す…その背中合わせが辛かったです。期待されればされるほど」
地道に全国を回り、キャバレーなどで歌うことも多かったという天堂さんですが、ヒット曲がないうちはなかなか歌を聞いてもらえないこともあったとか。
「キャバレーに出演するっていうことがステータスだったんですよ。看板も凄いし、こんなスターになりたい!って一瞬思ったこともあるんですよね。キャバレーにボンっと顔写真が出たりすると、あ、ここで歌いたい!とか思うんですけど、中に入ってみると、お客さんはショーを楽しむというよりもお酒に酔って…」
「(でもヒット曲があると)集中するんですよね。水を打ったみたいになるっていうか。絶対にヒット曲を持つぞ!って思いました(笑)」
そんな中、天童さんが出会った曲が『道頓堀人情』。デビューから約13年後の1985年に発売されたこの曲は見事に大ヒットし、2000年の紅白歌合戦では紅組のトリ曲になりました。
「長かった!って感じですかね。紅白のトリは初めて出場した時(1993年)よりも嬉しかったです。しかも『道頓堀人情』って言われた時はもうホントに嬉しかったですね」
さらに、1997年には『珍島物語』(ちんどものがたり)が大ヒットし、ミリオンセラーを達成します。
「新幹線に乗ってたら車掌さんが、いやーいい歌うたってらっしゃいますね!って。こういう方たちも聞いてくれてるんだ!今度の歌は大きくヒットしたんだ!って凄く思うようになりました」
演歌以外にもチャレンジしている天童さん。2004年にはディズニーのアニメーション映画『ブラザー・ベア』の劇中歌『グレイト・スピリット』を歌って話題となりました。
「なんていうんでしょう…このお話があった時は、私ちょっと声が震えましたね。ディズニーの映画っていうのは夢の…歌手にとっての憧れでもあります」
「すでにアメリカでは上映されていて、ティナ・ターナーさんが歌われているから、同じキーの人でなきゃ困ると。で、作曲とプロデュースのフィル・コリンズさん、その方が私のCDを聞かれて、私にお声を頂いたんですね」
「でも、そこで困ったことは、同じキーっていうのはありえないんですよ。もの凄く高いんです」「それも裏を行っちゃいけない。真正面に出さなきゃならないという。ファルセット(裏声)を使っちゃダメなんですよ。バーンっと突っ走らなきゃいけない」
「で、頑張りました。このキーが合わなければもうこのお話はないと思います、って言われた時に、なにがなんでもこの声、レコーディングの時までなんとか出てくれ!ってすっごい思って。思いっきり喉に気をつけて、緊張の…で、最後の最後に出たんですよ」
「今でも忘れられないですね。みなさんに拍手を頂いて…。一人でお手洗いに行って泣きました(笑)。チャレンジして良かったなって凄く思います」
また、天童さんは昨年発表したアルバム『VOICE(ヴォイス)』で日本の名曲をカバー。やしきたかじん さんの「やっぱ好きやねん」、クレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」、中島みゆき さんの「糸」、一青窈さんの「ハナミズキ」、松任谷由実さんの「真夏の夜の夢」、安全地帯の「ワインレッドの心」など、全12曲を歌っています。
「思いっきり楽しんでます。この12曲は、実は私の大好きな歌ばっかりなんです。思いっきり贅沢させて頂きました」
そして、天童さんは名曲をカバーする時の心境をこんなふうに語ってくれました。
「自分の個性を全面に出すっていうのも大事ですけど、聞いてくださったみなさんのことを凄く思うわけです。私もその一人ですけど、あ、こんなふうに歌われるとちょっと違うかな?と思われたりするから…」
2012年にデビュー50周年を迎える天童さん。今後チャレンジしてみたいことについて伺うと「私、ホントに今までお話したことがないんですけど…」と前置きしながらこんなふうに話してくれました。
「自分自身のチャレンジってずっと考えてたんですけど、ミュージカルをやりたいですね。声を生かしてやりたいです」「『美女と野獣』の映画が好きで(笑)。やりたいです。ホントにマジメに」
「ミュージカルが好きでよく観に行ったりするんです。井上芳雄さんともお話したりするんですけど、ちょっとやってみたいな〜って言ったら、おいでおいで!って言ってましたけどね(笑)」「一から勉強したいですね」「それが今後のチャレンジ」
そして、天童さんにとっての挑戦とは、ズバリ「一から始める事」なんだそうです。
「常に自分自身を新しい気持ちにさせる。“一から”ということを必ず…」
「中途半端に知っていて、ぼんっと入るのは嫌なんですよね。みんな教わりたいっていうのがあります。そういうことが自分自身のチャレンジに繋がっていくんじゃないですかね」
番組では、そんな天童さんの挑戦に関するメッセージを色紙に書いて頂きました!こちらを1名様にプレゼントします。このホームページのメッセージフォームから「天童よしみさんの色紙希望」と書いてご応募ください!